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アジアのEC事情

2016.04.19Cat:EC アジア グローバル

2015年の全世界のEC市場規模の割合は、アジア:38%、北米:30%、西ヨーロッパ:22%となっており、
中国を筆頭にアジアは世界で最もECを使っているエリアということになっている。

更にこの動きは更に加速し、2017年に44%まで成長すると予想する機関もあるほどだ。

 

中国や日本に関する統計やEC事情はよく目にするのだが、それ以外の国の情報は意識しないと触れる機会が少ないため
今回はアジアでGDP1〜5位の国のEC事情を調べて見た。

 

中国

市場規模は4262.6億UDドルで世界1位

主要ECサイトは

1. 淘宝網:35兆1,117億円

2. Tmall 22兆2,723億円

3. JD.com 9兆319億円

となっており、依然としてアリババの1人勝ちの

 

日本

市場規模は708.3億USドル

1. 楽天市場 2兆6,748億円

2. Amazon 1兆円

3. ヤフオク 8,546億円

楽天は2015年から楽天トラベルを合算した数値を公開している。

Amazonの1兆円は、自社での販売のみ。実際にはこれに第三者の売上が合算されるが公表されていない。

合算すると1.6兆円程度ではないかと予想されている

 

インド

市場規模は130億UDドル

流通総額は明確に比較できるデータを見つけることはできなかったが
Flipkartが2014年にインドのECとしては初めて年間売上10億ドルを超え、
2016年3月末日までに年間50億ドルの売上を見込んでいることから、インド最大と考えられる。

 

2番目はSnapdealで、2014年にソフトバンクから6億7200万米ドルの出資を受けたことで有名になった会社だ。

こちらは2016年3月末日までの目標を30億としているとのこと。

 

3番目はAmazon.inで、2016年3月末日までに年間20億ドルを達成できる見込とのことだ。

 

韓国

市場規模は331.1億UDドル

こちらも明確な比較データを見つけることはできなかったが、
GmarketがNo.1、クーパンが猛追、次いでInterpark、LOTTEなど、といった構図のようだ。

Gmarketは2009年にeBayに買収されている。

クーパンは2015年にソフトバンクが10億米ドルを出資したことで有名。
2014年の売上は3485億ウォンとのこと。

あとは明確な数値は見つかっていないのだが、チケット販売のInterparkやLOTTEが展開するECサイトなどが大きいようだ。

 

インドネシア

市場規模は7.5億UDドル

インドネシアのECは、未だ統計情報も完全には整っていないという状況のようだが
Kaskus、olx、Lazadaあたりが有名どころのようだ。

Kaskusはインドネシア最大規模のポータルサイトで、CtoCのマーケットプレイスも併設しているとのこと。

olxはアメリカ資本で世界的にサービス展開しており、TokoBagusというインドネシアのCtoCのサービスを買収した。

LazadaはドイツのRocket Internetのサービスで、アリババが先日10億ドルの出資をしたことで有名。

 

まとめ

日本国内のEC事業者にとっては、中国以外だと現時点では絶対的なメリットがある進出先は特に無いように思える。

しかし、2006年のタオバオの流通総額は2400億円程度であり、ここからTmallができ、現在では出店困難になっているという例もあることから、
早めに出店しておいた方が先行者メリットを享受できる可能性も高いと思われる。

現時点では、中国の次に来ると言われているインドと、アジア各国で展開しているLazadaのようなサービスをウォッチしていく必要がありそうだ。

 

※中国、日本の市場規模、流通総額は2015年のデータ、その他は2014年のデータ

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hoshino
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