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日本の「新型肺炎」支援に中国人が感動の理由

2020.02.12Cat:アジア グローバル

日本の「新型肺炎」支援に中国人が感動の理由

最近日本のニュースでは、新型肺炎に関連する報道があふれている。今中国では、地域全体の交通遮断、自宅隔離、休日延長などの措置が次々と打ち出されています。この中国の深刻な事態について、日本の報道の多くは、中国国内での感染拡大やインバウンド観光客減少、経済への悪影響を指摘している。また、実際世界各地からの「差別的言動・投稿」も多く、「悪いのは〇〇人」という反応も見られます。

しかし、中国国内のメディア、とくに若者がよく使うSNSを見ると、日本を絶賛する声が非常に多いのです。
その1つの理由は、異国の災害に対し、「共感」を持ち、黙々とできる支援をしていることです。「自国民を迎えに来る飛行機なのに、来るときにマスク、防護服などの支援物資をいっぱい詰めて来てくれることに感激した」といった投稿が、微博や微信にあふれていました。日本から武漢滞在の日本人をチャーター便で迎えに行くとき、武漢への支援物資も一緒に持っていったことは多くの中国人の心を打った。自国民のことだけでなく、緊急状態に入った武漢にも救いの手を差し伸べる日本人も日本企業も多く、しかも大げさに宣伝するのでもなく支援を行った。
例えば、新型肺炎の情報が公開されて間もなく、イトーヨーカドーは四川省成都市に80万枚のマスクを寄付しました。武漢市の友好都市である大分市もマスク3万個と防護服を急遽送りました。大分市だけでなく、中国にある友好都市に支援物資を寄付する行動が絶えない。

そごう・西武が微博に投稿したメッセージ。武漢頑張れ、中国頑張れという写真が投稿されている。また、インバウンドにも影響が及び、しばらくは大変と思われる日本企業からも声援や寄付がなされている。「小さな街/一社一社がわれわれのことを心がけてくれている」と中国人が感動し、中国外務省も「心から感謝して心に深く刻む」と発言しました。

最近の注目された投稿は、日本青少年育成協会が支援物資を送った際、段ボールに「山川異域、風月同天」という漢詩が書かれていたことがありました。「違う地域だが、吹く風と見る月は一緒」という意味で、まさに日本の「共感」をそのまま表していると言えるだろう。この「共感」に感動する理由に、一市民としてこのような災害にできることが非常に限られているのにに対し、日本は不可欠な物品を直接に届けており、自分たち以上に応援ができていること、それへ感動・感謝の気持ちを表していると思われます。

もうひとつの原因は、「差別をしない人権教育がすばらしい」ということであり、今回最も高く評価されています。現在、アメリカで猛威をふるっているインフルエンザより死亡率も感染人口も低い新型肺炎がなぜ大騒ぎになったかというと、治療法がわからないという「恐怖」にあると思われる。
その反応として、人々を不安にさせ、発生地域をできるだけ遠ざけようとし、その延長線上に「〇〇人来るな」という差別言動になるのはよくある話です。よくよく考えると、このような知らないウイルスへの恐怖を持つ心は世界共通です。

恐怖と不信が広まる中、2つの日本に関する投稿が注目された。
1つは、厚生労働省の職員が、記者会見の際、(デマの拡散、人種差別に対し)「人が悪いのではなく、ウイルスが悪い」と発言した動画。もう1つは、Twitterで拡散された小学校から保護者への「新型コロナウイルスに関連した人権問題の配慮について(お願い)」のプリントの写真でした。
この「お願い」の中で、「……一方で、ニュースやネットでの情報が広がるに従い、中国や武漢市という地域、そこに関わりのある人々へのいわれなき差別発言が懸念されます。ご家庭におかれましては、お子さんとの語らいの中で、正しい人権意識が育つようご配慮願います。」と書いており、中国のネット上では、「隣国のこの教育のすばらしさに本当に感動した」と盛り上がっている。

今回の事態は、極めて悲惨であり、不安・心配・怒り・悲しみ・悔しさが中国を覆っています。一中国人として、このたびの日本から中国へのご支援に対して心よりお礼を申し上げたい。今後、中国・日本・アジアだけではなく、世界で地域間の移動も交流も相互作用もますます深化されると、どこでも緊急事態は起こりうる。緊急事態のときにおける、日本の価値観と言動のすばらしさは賞賛されていることを心にとめておきたいです。

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