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テレビ業界でタレントより稼いでいる裏方がいる!?

2014.03.18Cat:デザイナー

テレビを見ている時にはそれほど気にはしないかもしれないが、ほぼ全ての映像には音楽やSE(効果音)がつけられている。もし今テレビの近くにいるなら少しだけ電源を入れて観てもらえれば、どのチャンネルでも映像のバックで何かしらの音楽が流れているはずだ。

このBGMやSEをつけているのが「音効さん」と呼ばれる仕事をしている人たちだ。音効とは音楽効果の略で、ほぼ全ての番組には専属の音効さんがいる。

音楽効果と聞くと時代劇の殺陣シーンに「カキン!」「グサッ!」といった音をおつけるような仕事をイメージするかもしれないが、そういったSE以外にもシーンごとのBGMをつけたり、バラエティ番組に笑い声を足したりと、音効さんの作業次第でVTRの最終的な印象は大きく変わる。

実はこの音効さん、そのへんのタレントやテレビ局のお偉いさんよりも稼いでいる人が何人もいる。音効さんの仕事はVTRにとってかなり重要なものだが、作業に対してのギャラがものすごく高いというわけではない。音効さんの中で稼いでいる人が存在するのには「からくり」がある。

その「からくり」は番組中に流れている曲に隠されている。

JASRAC(日本音楽著作権協会)という団体の名前を一度は聞いたことがあるのではないだろうか、知らない人はCDのケースやディスクを見てほしい。ほとんどのCDにはJASRACのマークがついているはずだ。

このJASRACは音楽の著作権を管理する団体で、JASRACに登録された曲の使用料を使用者からしっかり徴収し、作曲者や作詞者にきちんと配分するのが仕事だ。JASRACに登録された曲を使用する場合には、個人的に楽しむ場合を除いて音楽使用料が発生する。

この音楽使用料はカラオケでも発生しているし、もちろん、映画、CM、ラジオ、テレビでも発生している。YouTubeに動画をアップする際に著作権フリーの曲をわざわざつけたりするのも、この音楽使用料が発生してしまうためだ。

この音楽使用料は使用方法によって料金が違う、大きな媒体ほど1曲を1回使用する時の料金は高くなると言える。テレビ局の場合はルールが異なり、年間の放送事業収入の1.5%が音楽使用料となる。つまり年間で数億円の使用料をJASRACに支払っているのだ。JASRACはこの使用料を使われた曲が多い順に権利者へ配分する。テレビでよく使われた曲の権利者は、その分多くの使用料がもらえるという仕組みだ。

ここで音効さんに話を戻そう。テレビ番組の曲を決めているのは音効さんである、つまりどの権利者がテレビ局が払う巨額の使用料をどれだけもらえるのを決めるは音効さん次第なのだ。

そして音効さんが稼ぐ「からくり」とはこうだ。音効さん自らがBGMなどの曲を作りJASRACへ登録をする、その曲を自分が担当する番組の色んな場所で使用することで使用料が得るという事が出来てしまうのである。

これが平日の昼に毎日放送しているような帯番組といわれる情報バラエティやニュース番組の場合、担当している音効さんが毎回自分の曲を使用していれば相当な使用料になる。

音効さんではないが、過去に同じ番組を担当していた総合演出が自らオープニングテーマを作曲して使用していた。当時はテレビの演出も作曲もできるなんて凄いなと思っていたが、もしかしたら使用料狙いの行動だったのかもしれない。ちなみにその番組は平日に毎日やっていた帯番組だった。

正直テレビ業界で働いていても音楽使用料を抑えようという人はいない、人が気にせずに支払うお金をうまく得る事が成功の近道なのかもしれない。

 

 

 

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