大企業の国際競争力が弱まっています。
これは必然的な流れです。
成熟国である日本の労働賃金は上がり、新興国の技術向上により付加価値が下がる、従来の産業構造では商品に価値を産みづらくなっています。
しかし幸いなことに、日本は中小企業大国です。
全企業の99.7%が中小企業であり雇用の70%を創出しています。
創業200年以上の企業は1位(日本):3146社、2位(ドイツ):837社、3位(オランダ):222社、4位(フランス):196社と世界でも突出しており、そこにはそれぞれの技術やノウハウ、伝統が脈々と受け継がれています。
今後は多数の中小企業が大企業に替わり、輸出を担っていきます。
培った技術やノウハウに付加価値を加え海外に進出していくのです。
アジア圏の新興国の発展は目覚しく、インターネット環境及びeコマースの利用は急速に伸びています。
例えば中国のeコマース利用者は2億人弱、2011年の取引総額は73.5兆円に上り、GDPの12.5%を占める産業にまで発展しています。
これら巨大マーケットに対し、日本は地理的に優位なだけでなく新興国からの日本製品へのニーズは年々増加しています。
これからの日本経済が進むべく道は、「小さな経営、大きな価値」だと私は思っています。
要は価格競争に陥った産業構造から脱却し、細分化された強みを追求した大きな価値を高価格で輸出する、成熟国としての戦略です。
日本のeコマースはこれからもっともっと発展します。
それらの円滑な取引を実現するため、私たちはeコマースのプラットフォームを軸に、グローバルな流通や決済を可能にするシステムとノウハウを追求して参ります。
それが日本を救う一番の近道であると信じています。
代表取締役 星野翔太