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君はどこにでもいけるレビュー

2016.04.26Cat:アジア 役員

普段書籍は、あまり購入せず図書館で予約して気長に待って読むスタイルでしたが、堀江さんは本当に好きで、この本は他の人のレビューやコメントなどから今読むべき本だなと感じて、購入し一気に読みました。

我々が今何故、越境ECを取り組むのか、この本を通じて自分自身が確信を持つことが出来たし、多くの人に今の日本の現状として是非広く知って頂きたい内容でした。

特に第1章「日本がどのくらい安くなってしまったのか」は頭のなかに入れておいて損はないです。

2章〜3章では各国をより詳細に紹介し、4章ではそれでも東京は世界最高レベルの都市であると解説して5章でまとめとその後対談という構成になっています。

本書の冒頭でも

別に日本にいても不自由はしない。 「若者よ外へ出ろ!」などと思わない。行きたければ行けばいいし、行きたくなければ行かなくていいのだ。 この本では、日本にいようが、海外にいようが、やれることなんて、いくらでもあると伝えたい。まずはその一歩が、日本の現状を知ることだ。

と書かれており、やみくもに日本を悲観し、海外を礼賛するようなものでは決してなく、思考のサポートになればとされています。

1億人のまだ世界的には富裕層がいるマーケットというのは非常に大きく、日本国内のドメスティックな関わり方だけでも今の世代は生き抜くことは出来るだろうと思いますし、そのような方が大半です。

しかしながら、現状維持をしているようなつもりになっていても周りが大きく成長していく中で徐々に徐々に認識出来ないくらい相対的に周りから取り残され、ジリ貧になっていくことは目に見えています。

もっと端的にいうと、仕事の単価は徐々に下がっていき、時間や生産量でカバーをしなければならない、はたまた同じ技術を持った周りの国にその仕事が流れていき、仕事がなくなる。これは、ITの技術革新も後押しをしていくものです。

日本が嫌いだからそうするのではなく、むしろ日本が好きだからこの後の世代のことも考え、未来を明るいものにしていきたいと強く思っています。

バブルを経験したこともない我々世代がお隣の経済力を取り入れるべく動く越境ECに取り組む必然性が理解出来るはずで、私は今取り組んでいることが当たり前だと胸を張っていえるそんな気持ちになりました。

我々は2012年世界をもっと身近にという理念を掲げ、ECシステムの開発と自社通販サイトに着手し、2014年にオフショア開発拠点として、ミャンマー法人を立ち上げ、2016年に中国越境ECに舵を切ったECシステムにバージョンアップし、自社通販サイトで培ったノウハウをもって、別サイトの越境ECを開始。

日本で考え、ミャンマーで作り、中国(グローバル)に売るというボーダーレスな流れがようやく出来ました。

まだまだ規模は小さく時間も想定していた何倍も掛かってしまい課題は山積みですが、ようやく5年前に思い描いて決めた法人としての志を実現するためのピースが揃ってきたと感じた2016年にこの本に出会えてよかったです。

抜粋

  • 私たちはおそらく、いま、先を急ぐのではなく、ここに踏みとどまって、三つの種類の寂しさを、がっきと受け止め、受け入れなければならないのだと私は思っています。一つは、日本は、もはや工業立国ではないということ。もう一つは、もはや、この国は、成長はせず、長い後退戦を戦っていかなければならないのだということ。そして最後の一つは、日本という国は、もはやアジア唯一の先進国ではないということ。
  • 確かに経済の衰退は痛みを伴うことだろう。しかし、少子高齢化を迎えた国家が、経済力を失うのは、必然と言っていい。
  • まだなにかを諦めるほど、日本は貧しくない。過去に築いたインフラや文化資本の蓄積もある。日本の経済力は衰えても、世界規模で見ても珍しいほど好条件が揃っている。
  • 2015年の末、メディアアーティストの落合陽一さんはツイッターで次のようなコメントを書いた。
    日本人のセルフイメージって2010年のGDPのままな気がする。中国に抜かれたって大きく報じられたから今でも僅差だと思ってる人多すぎる。   今日本のGDPはアメリカの約1/4だし、中国の半分以下だし、一人あたりは世界27位の貧しさだ。 (Twitter 2015/12/16)
  • 思想家の東浩紀さんは、次のように反応している。
    日本のGDPがいまやアメリカの4分の1中国の半分以下で、一人当たりGDPは世界27位というのは、90年代に20歳代だったぼくの世代にとってまさに屈辱的な数字だけど、より屈辱的なのは、にもかかわらず日本最高とか言い募る若者がいっこうに減らないことだ
  • 日本は観光立国としてアジアで一番、稼ぎまくれるポジションを取っているのだ。またアジアの中で最も早く近代化がうまくいき、現在は成熟期へ移行しつつある。そのおかげで治安はよく、インフラも整い、文化資本も豊かで、サービス業も発達している。これは本当にすごいことだ。
  • 〝ウィンブルドン現象〟というものがある。テニスの全英オープンで自由競争による地元勢の淘汰の末、海外の選手ばかりになり、イギリス人選手がほとんど活躍できなくなったという、皮肉な現象のことだ。  サッカーでもマンチェスター・ユナイテッドやリバプールなど、古くからある強豪チームのトップでは、自国の選手が極端に少なくなっている。でもそれでいいのだ。
  • 日本でウィンブルドン現象を受け入れて大成功したのは、意外にも国技の大相撲だ。  数十年前に大相撲は不祥事や、人気力士の相次ぐ引退などで興業の成績が急落、協会存続の絶体絶命の危機にあった。窮余の策として、門戸を閉じていた外国籍の力士のスカウトを解放
  • ポーランドやオーストリアなど海外マネーや外国人の流入を厳しく制限して、自国の伝統を守ろうとしたヨーロッパの国は、周辺地域からやや取り残されている。北朝鮮などは、取り残された最たる例だろう。  逆に、大局的な流れをうまく利用できた国は、生き残っている。入ってこようとするものを拒む方法を考えるより、いかに外からの流れを利用するかを、考えていかないとダメだ。

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mezaki
スターフィールド株式会社/代表取締役/副社長/EC/レスポンシブWebデザイン/Web制作/システム開発/lamp/.net/1985年生/2008年早大卒/西東京市/ひばりが丘/新宿区/高田馬場/江戸川区/瑞江/B級グルメ/料理/自作PC/熱帯魚/MBA11/ipad3rd/iphone4
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