XAMPPでルート相対パスを使うためにバーチャルホストを設定する
私のパソコンはmacですが、いろいろあってXAMPPを使っています。
案件によって、パスをルート相対パスで記述してほしいという要望があります。
納品の時に一括でパスを変更するっていうのもありかもしれませんが、
どうせなら制作時にルート相対パスで記述出来た方がいいのでなにか良い方法はないかと思っていたら、
タイトル通りのことが出来るということを知りましたので設定してみました。
XAMPPを既にインストールしてある状態を想定しておりますので、
無い方は別のサイトになりますが、XAMPPのインストールをご覧ください。
httpd.confの修正
まずは、/Applications/XAMPP/xamppfiles/etc/httpd.conf
のファイルを変更します。
開くと、
1 2 | # Virtual hosts # Include etc/extra/httpd-vhosts.conf |
と書かれている箇所があるので、
以下のようにコメントアウトを外します。
1 2 | # Virtual hosts Include etc/extra/httpd-vhosts.conf |
コメントアウトを外したことにより、バーチャルホストが使用可能になりました。
httpd-vhosts.confの修正
次は、/Applications/XAMPP/xamppfiles/etc/extra/httpd-vhosts.conf
のファイルを修正します。
開くと、元々(私の環境の場合)
1 2 3 4 5 6 7 8 | <VirtualHost *:80> ServerAdmin webmaster@dummy-host.example.com DocumentRoot "/Applications/XAMPP/xamppfiles/docs/dummy-host.example.com" ServerName dummy-host.example.com ServerAlias www.dummy-host.example.com ErrorLog "logs/dummy-host.example.com-error_log" CustomLog "logs/dummy-host.example.com-access_log" common </VirtualHost> |
と書いてありましたので、
これをコピーして、
1 2 3 4 5 6 7 | <VirtualHost *:80> ServerAdmin webmaster@dummy-host2.example.com DocumentRoot "/Applications/XAMPP/xamppfiles/htdocs" ServerName localhost ErrorLog "logs/dummy-host2.example.com-error_log" CustomLog "logs/dummy-host2.example.com-access_log" common </VirtualHost> |
3,4行目を上記のように変更し、記述します。
バーチャルホストを使用する前にデフォルトであるlocalhostの設定もする必要があるみたいです。
そして次は、作りたいフォルダ、パスを設定します。
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 | <VirtualHost *:80> ServerAdmin webmaster@dummy-host2.example.com DocumentRoot "/Applications/XAMPP/xamppfiles/htdocs/test" ServerName test ErrorLog "logs/dummy-host2.example.com-error_log" CustomLog "logs/dummy-host2.example.com-access_log" common <Directory "/Applications/XAMPP/xamppfiles/htdocs/test"> Options Indexes AllowOverride All Require all granted </Directory> </VirtualHost> |
先ほど同じく3,4行目を変更します。
例としてtestとしましたがここは任意の文字にできます。
7-11行目は、そのフォルダ内にファイルを入れた時権限がなく閲覧出来なってしまうので、
権限を与える文になります。
hostsの修正
最後に、/etc/ (HDもしくはSSDの中)にあるhostsのファイルを変更します。
これは先ほどまで違いXAMPPの中のファイルではないです。
このファイルを開き、
1 | 127.0.0.1 test |
上記の文を追記します。(一番下等で大丈夫かと思います。)
これで完成です。
あとは、XAMPPを再起動させて、
http://test/で確認することができます。
どんどん追加したい場合は、最初以外の工程を繰り返すだけで良いので簡単ですね!
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スターフィールド編集部
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