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2016年6月9日公開のjQuery3.0で主に変わったこと

2016年6月9日公開のjQuery3.0で主に変わったこと

先月(2016年6月)の9日にjQueryの3.0が公開されました。

3.0では、2.0で非推奨になっていたAPIが削除されたり、
特殊なAPIの使いかたが非推奨になったりと、
APIの整理・整頓が大きく進められています。

また、アニメーションにrequestAnimationFrameが使われたり、SVGの一部の制御が追加されたりと、
今の時代のブラウザに合わせた大きな修正もあり、
新規にサイトを制作する場合には、3.0を利用することに、大きなメリットがあります。

ただ、既存のサイトのjQueryを3.0に移行する場合には、かなり注意が必要です。

移行プラグインも公式に用意されているので、そちらを利用すれば、エラーをある程度回避することはできますが、
3.0での新機能を利用する目的でない場合は、あまりメリットがないかもしれません。

【翻訳まとめ】jQuery 3.0 アップグレードガイド – Qiita

↑こちらのサイトで、jQuery3.0の変更点を翻訳して公開いただいていたので、
その中でも利用が多く、影響が大きそうなものをまとめてみました。

全般

  • デフォルトで”use strict”が適用される
  • $(function(){・・・})以外のdocument-readyの指定方法が非推奨に
  • 2.0で非推奨だったAPI(size()、live()、error()など)が廃止に
  • bind()、delegate()が非推奨に(on()、off()でまかなえるため)

HTML5関連

  • SVGのaddClass()、removeClass()対応
  • アニメーションにrequestAnimationFrameを適用

Ajax関連

  • ハッシュ(#以降)がURLとして渡されるように
  • success()、error()、complete()が廃止に(done()、fail()、always()、then()、catch()を使う)
  • $.get()、$.post()の引数にObjectが指定できるように

DOM操作関連

  • width()、height()で少数点を返すように対応

 

その他にも変更が多くありますが、すぐに影響が出てきそうなのは以上でしょうか。

最新のブラウザの仕様に合わせて、無駄な機能が削られ、
表示・非表示の挙動なども、クラスの付け外しが推奨されるなどされています。

昔のjQueryで当たり前のように使えていたAPIが削除されているので、
以降のときは十分に気をつける必要がありそうです。

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著者近影

NINOMIYA

Webデザイナー兼コーダー出身のフロントエンド開発者です。 UXデザインやチーム開発の効率化など、勉強中です。

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