2016/09/07
サーバー監視ツールの導入
目的
サーバーの各種設定やアプリケーションの不具合などで
予期しない挙動(フリーズ、シャットダウン等)が発生することがあります。
予期しないとは言え、常時監視は物理的に無理。
そんなときのためにサーバーを監視し、自動検出・報告・復帰してくれるツールの手順と具体例を記します。
監視ツール自体は多種ありますが
今回はUI・機能ともに充実している Zabbix を使用してます。
準備
Zabbixにも幾つか種類があります。
現在は3.0.xというバージョンが色々と優れているのですが
既存のシステム(PHPのバージョン)との互換性のため2.4.xを入れます。
・監視サーバー及びデータベースをインストール
・監視エージェントのインストール
後者は監視したい各サーバーに必ず必要なもの。
前者は各サーバーから情報を収集して貯蓄する管理サーバーに必要なものです。
Zabbixインストール手順
1 | rpm -ivh http://repo.zabbix.com/zabbix/2.4/rhel/6/x86_64/zabbix-release-2.4-1.el6.noarch.rpm |
※ CentOS 6.x系を前提
関連する各種機能のインストール
1 2 3 | yum -y install zabbix-server-mysql zabbix-web-mysql zabbix-web-japanese yum -y install zabbix-agent yum -y install zabbix-get |
zabbixのyumリポジトリの無効化
/etc/yum.repos.d/zabbix.repo 内の enabled=1 を 0 へ置き換え
Zabbix用のデータベース作成
1 2 | mysql -u root -p # パスワード入力 |
1 2 | CREATE DATABASE zabbix CHARACTER SET UTF8; GRANT ALL PRIVILEGES ON zabbix.* TO zabbix@localhost IDENTIFIED BY '<パスワード>'; |
Zabbix用のDB設定を反映
1 2 3 | mysql -uroot -p zabbix < /usr/share/doc/zabbix-server-mysql-2.4.2/create/schema.sql mysql -uroot -p zabbix < /usr/share/doc/zabbix-server-mysql-2.4.2/create/images.sql mysql -uroot -p zabbix < /usr/share/doc/zabbix-server-mysql-2.4.2/create/data.sql |
※ “2.4.2”部分はその時の最新版のバージョンによって変動
/etc/zabbix/zabbix_server.conf の “DBPassword=” 部分をコメントイン、設定したパスワードを記述
Zabbixサーバー起動
1 | service zabbix-server start |
Apacheも再起動
1 | service httpd restart |
その後のインストール画面
各種インストールするためのステータス結果表示
admin / zabbix 初期ID・パスワードで管理画面へログイン
Zabbix管理画面
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スターフィールド編集部
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