新しい決済「atone」
NP後払いを提供しているネットプロテクションズが2017年の6月から提供している新しい決済「atone」が良さそうなので考察してみた。
メリット
1. 後払いの良いところを継承
クレカをもっていない、代引きが利用できない等、ある一定のユーザーのニーズに応えられる
2. 安い
購入者 → 初期、固定費不要。購入月だけ90円が発生
店舗 → クレカ決済よりも安め (1.9%+30円~)
3. まとめて請求
既存の後払いは注文ごとに払込用紙が発行されていたが、atoneは1ヶ月分の注文を合算して支払える。
店舗としては注文毎にかかっていた請求書の費用が軽減される。
4. ポイントが溜まる、使える
これは後述のデメリットの要素も含まれるが、会員登録が必須となったことでポイントが溜まる。そして使うこともできる。
デメリット
1. 会員登録が必須
唯一のデメリットとも言えるのが会員登録の必須化。
逆にメリットも多いのだがサービスが浸透するまではデメリットになる可能性もある。
越境EC、現地ECで高メリット?
現時点で正式に実施されるというアナウンスは無いが、勝手に越境、現地での利用を想定してみると、メリットがとても高い気が。
まず、クレカ保有率が少ない国がまだ多く、店舗側からの非クレカ決済のニーズは高い。
更に国によってはローカルの特殊な決済のシェアが高いことが多々あり、atoneはこれに対応できる可能性が高い。
なぜならばatoneは購入者の買う意志を受け付ける箱であり、実際のお金のやりとりはatoneと購入者間でなんでも良いからだ。
atoneが各国のローカルで資金回収ができるようになればこれが可能になる。
あとはかなり先の話になるかもしれないが、後払いという信用情報ありきの決済において、国外のECユーザーの情報が多数集まっているというのはそれだけでとても高い価値になる。
店舗側は国外に販売する際にリスクを下げることができる。
今後越境・現地EC対応、更には他国展開をしていくようであれば連携が必須となってくるかもしれない
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スターフィールド編集部
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