WEB上での3D表現について、2Dと比較した強みと弱みを考えてみました
2018年は3Dの表現を使ったサイトが増えると予想されています(参考:PHOTOSHOPVIP)。実際、パララックスやWEBGLなど使ったウェブサイトを見かける機会が少しずつ増えています。
しかしながら、いざ3Dの表現を取り入れてみようと思っても、これまでずっとWEBは2Dでデザインを行ってきたこともあり、3Dの表現がどのような場面に向いていて、どのような使い方をすれば効果的なのか、なかなか思いつかなかったため、自分なりにメリットとデメリットを考えてみることにしました。
メリット
リアル(現実の見た目に近い)
- 臨場感、シズル感が求められるものに効果的
- 状態を想像しやすい
空間が広い ⇔ 奥行きがある
- 多くの情報を取り扱える可能性(重なる箇所への案内がネックになる)
現実との連続的表現がしやすい(AR)
- 現実に近い状態で、大きさなどの確認ができる
- 非常に高い臨場感を表現できる可能性
表現の幅が広がる
- 立体ならではの表現が直接的にできる
- アート的表現の選択肢として
- 立体ならではの UI の可能性
デメリット
デバイスへ要求するパフォーマンスが大きくなる
- 軽量化の努力が必要
- パフォーマンスの犠牲に似合った効果があるか、十分な検証が必要
操作が煩雑化しがち
- 扱う軸が増えるので、その軸をどう扱うか、明確に定義する必要がある
- 現実と同じ操作はできない。あくまでも 2D への擬似的な表現なので、現実とのギャップがある
- 現実と操作が違うので、共通化された操作を用いるか、慣れるまでの練習の機会が許されるか、操作説明がなければ、ユーザーは操作できない
設置の難易度が高い
- 3D の知識
- デバイス、ブラウザに求められる最低パフォーマンスの高さ
- 利用できる空間の制限 ⇔ ある程度面積がなければ、2D の場合より複雑がゆえに視認性が下がりメリットが薄くなりがち
Author Profile
NINOMIYA
Webデザイナー兼コーダー出身のフロントエンド開発者です。 UXデザインやチーム開発の効率化など、勉強中です。
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