最新AndroidOSをインストール出来るカスタムROMのススメ
昨日はGoogleの開発者向けカンファレンス「Google I/O 2018」が開催されましたね。
毎年このタイミングでGoogleは次期AndroidOSを発表しており、今年も「Android P」が発表されました。
番号表記だといわゆる「Android 9」です。
今回の大きな特徴は進化したマテリアルデザイン2やAIが大規模に組み込まれていて、機械学習によってユーザーごとに使い勝手を改善していくようです。
そのあたりの内容はEngadgetさんを参照下さい。
Android PはホームボタンがiPhone X似に。β版は8社製品に本日公開、AI活用の新機能も多数
今回は、GoogleがAndroidのバージョンを毎年ガンガン上げていくなかで、スマートフォンメーカーはその都度バージョンアップに対応するコストと得られるリターンが見合わないために、置いてけぼりにされるOSを救う手段をのでご紹介します。
ちなみにiphoneにおいては、ハードもソフトもアップルが1社で作っているので、数年は最新OSをサポートを担保しているので関係ありません。
最新OSにするメリット
ハードウェアが個人的に好きだという前提があるのですが、そもそも新しいテクノロジーにワクワクします。
Android7であればVRが強化されたり、次期のAndroid9はAIによる機械学習がOSレベルに組み込まれるということで、さらに、一歩未来に近づく感じが堪りません。
メリットとしては、機能改善における生産性の向上という言葉に尽きると思います。
また、テクノロジーがどんどん進化する中で、IT業界に身を置く人間としては常にキャッチアップを続けなければなりません。
Webがメインになっているのでブラウザの動向だけ追っていればいいと判断しがちですが、言わずもがな、最近ではウェブからネイティブの垣根はどんどんなくなりますし、デザインレイヤーにおいてもOSレベルのマテリアルデザインがトレンドを形成するのは間違いないですから、マテリアルデザイン2を知っておかないわけにはいきません。
AOSP
アンドロイドを理解する上でまずこの単語が書かせません。
Android Open Source Projectの頭文字で「AOSP」
Googleが開発しているアンドロイドですが、Googleはオープンソースとして、アンドロイドのソースコードを無償公開しています。そのアンドロイド開発プロジェクトそのもののエコシステムがAOSPと呼ばれており、このAOSPによって公開されたOSを各スマートフォンメーカーさんが各々のソフトウェアなどを搭載して販売しています。
https://source.android.com/setup/build/downloading
有名なカスタムROM
そんなAOSPからソースコードを扱って開発するのは何もスマートフォンメーカーさんだけではありません。
有志がAOSPのソースに独自機能を付け加えて公開してくれているのがカスタムROMといわれるものです。
前置きが長くなりましたが、最新OSを扱える救世主となるのがこのカスタムROMです。
カスタムROMを導入することで例えば5年近く前の端末でも最新のOSを入れられる可能性があります。もちろんカスタムROM自体がその端末をサポートしている必要があります。
その中でも有名なカスタムROMプロジェクトの紹介です。
LineageOS
最も有名なカスタムROMの一つです。
プロジェクトの規模が大きく、サポート端末も幅広いです。
こちらは以前書いた記事です。
Resurrection Remix
LineageOSをベースにさらに独自機能を追加し、かゆいところまで手が届く高度な設定が特徴
http://www.resurrectionremix.com/
Mokee
こちらもLineageOSベース。
https://download.mokeedev.com/
Remix OS
PCにもインストール出来るタイプ。
インストールの仕方など
以前に書いたこの辺りの記事を参照ください。
まとめ
あなたのAndroidはバージョンいくつですか?
メーカー品ですとそもそもロックされていてカスタムROMを焼けないということがしばしばなんですけどね。
こう見るとカスタムROMの記事結構書いているな(笑)
Author Profile
YUJI MEZAKI(代表取締役副社長)
代表取締役副社長をやっています。 越境ECとWebマーケの営業担当しています。 なんでもカリカリにチューニングして生産性あげるのが好きで勉強したビジネスフレームワークの記事多め。 趣味はPC自作で会社のWindowsデスクトップはほぼ自分が組みました。 1985年生/2008年早大卒/
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