STERFIELD

2019/01/09

2019年の越境EC業界予想

2019年の越境EC業界予想

〜 越境ECは多様化のフェーズに 〜

 

2018年の振り返り

先ずは2018年を振り返るとざっくりこのような流れであったと個人的には思う。

1〜3月(1Q):
2017年からの好調が続き、台湾を中心にアカウント数は増加傾向

2Q:
徐々に鈍化。越境ECからの撤退が出始めた

3Q:
鈍化が継続するものの、新たな動きとして台湾以外の国での利用が増え始める

4Q:
日系の現地支援会社が本格的に誘致を開始、利用者も増え始める

 

2019年

その上で2019年としては、基本的には2018年4Qの流れが継続すると予想。
各国での支援業者や支援範囲が増え、EC事業者としては国、売り方の選択肢が増える = 越境ECの多様化が始まる。
そうなると複数の国での越境でのテスト販売 → 現地在庫という流れが王道となる。
並行して国によっては現地ECをライトに始められるスキームを提供する現地支援業者も増え、小ロットでの現地テスト販売の動きも加速する。
また、既に海外での活動を開始している会社にとっては現地からの越境の動きも増えるかと思う。
現に台湾からの香港への越境販売は増加傾向にある。
同じように、シンガポールからのマレーシア、更にはオーストラリア、ニュージーランド等への展開ということも増えるのではと思う。
この現地からの越境の動きは別の切り口として、米国など商品開発において有利な国に拠点を設け、日本を含めた市場に対して販売をするという動きも増えると予想している。
並行して現地ECが安定期に入っているEC事業者は現地製造の動きも増えてくるかと思われる。

 

まとめ

越境/現地ECは多様化のフェーズに入る。
そこで私達支援業者が意識しなければならないことは
1. 汎用性
2. 徹底的なローカライズ
3. メーカー x プロモーション x システム の切磋琢磨
であると思う。

これは日本にとって重要な流れなので加速できるよう全力で挑まなければと改めて思う。

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著者近影

スターフィールド編集部

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