東南アジアのECの8つのトレンド(ecommerceiqより)
8 trends ecommerce in asia 2019
およそ12兆2400億円。
これは2025年までに超すだろうと推定される東南アジアECの価値の大きさである。
GoogleとTemasek による最新の東南アジアレポートによると投資家の間では投資に自信が高まっていることを確認した。スタートアップは2017年通してに調達された約1兆円を2018年上半期で調達した。
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Brands Shift Their Focus from Data Gathering to Data Utilization
焦点をデータ取得から活用へ
オンライン小売とオフライン小売の最大の違いは、情報をすべてリアルタイムで追跡、収集、監視、および管理できること。
現在東南アジアでは取得したデータを上手く活用しきれていなようだ。
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Social Commerce Channels are Brands’ New Sales Outlets
ソーシャルコマースチャネルはブランドにとって新しい販売口
SNS上での公式販売を始めているブランドも多々。
Pinterestやinstagramにもショッピング機能は整備済み。
インターネットの定義がある地域の間ではFacebookであるということも。
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E-Marketplaces Launch New Services to Differentiate
各国のマーケットプレースが差別化のために新しいサービスをローンチ
各マーケットプレースが東南アジアの満足とは言えないインフラ(主に物流)ネックを解消しようと取り組み始めているようだ。
また、満足度を上げる為ブロックチェーンやAIを使ったサービスがモールでローンチされているよう。
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Brands to Reinforce Reviews and Fund User-Generated Content to Win Ecommerce Consumers
ブランドは顧客満足度を高めるために投資をし、レビューを強める
東南アジアのマーケットプレースは顧客に最大の利便性を提供するためのアドオンの強化を行う。更なるテクノロジーやサポートの探求は永続的である。
LazadaのAIによる写真検索。
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Brands Employ Direct-to-Consumer strategies to Acquire Direct Consumer Data
ブランドは顧客データを取得するために、直接顧客戦略を採用する。
現在、89%の企業が主に顧客の経験分野で競争をしており、消費者の行動、洞察を得てニーズを予測するために、Direct-to-Consumer(DTC)アプローチがブランドにとって益々重要になっている。
DTCを促進するために今はやり出した傾向は「定期購入。」消費者の観点から見ると、便利で、個別化され、より安価に必要なものを購入できる為、ブランドはデジタル環境の中で顧客ロイヤルティを生み出すための方法の自突である。
一例をあげると、Nescafeはコーヒーマシーンを無料でプレゼントする代わりに、12カ月の定期購入を販売している。定期購入プランから退会するにも拘らず、Nescafeの商品を購入するようになった。
また、顧客情報を取得するweb上サンプル配布も近頃のトレンドの様だ。
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2019 Will Finally see Regulation of Ecommerce across the Region
2019年終盤に越境ECの制約が登場する。
シンガポールでは、海外からの電子商取引商品およびサービスに対する商品サービス税(GST)の導入に伴って価格が上昇する。そのため、越境ECも減少する可能性があります。現在、アジア太平洋地域におけるクロスボーダー取引の89%がシンガポール人によって行われています。
その他の国でも越境ECに高い税が課せられる可能性もあるようだ。
LaunchCartは勿論、越境の更に先の各国現地ECに対応している。
ブランドは、今の地域の好みのニュアンスやトレンドに対応していく必要があるという。
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Grab and Go-Jek Challenge Logistics Providers to Capture Ecommerce and Online Food Delivery
GrabとGo-jek はオンラインフードデリバリーだけではなく、イーコマースの物流にも挑戦する。
この二つの会社は一番の乗車プロバイダーになるために競い合っているのではなく、彼らはさらに大きな凄いアプリになろうとしている。
2019年には、これら2社の競合他社が、食品と電子商取引の提供という同じ目標に向かって進むことになる。
GrabとGo-Jekが市場の雰囲気に与える影響は、確かに物流と配送の分野の水準を引き上げるでしょう。
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Brands and Retailers will Double Down on Omnichannel is Southeast Asia’s Preference over Pure-Play Ecommerce
単なるオンライン販売だけよりもオムニチャネル戦略にお金をかけている。
終わりに
DTCや定期購入などアジアのトレンドをキャッチアップしている越境ECに特化したLaunchCartの活躍できる場が広がりそうだ。
ここ数年、台湾で定期購入の文化が浸透してきたのに、東南アジアのECの発展を見てみると予想以上である。
ひょっとして、気づいたら日本がEC後進国になっていそうだ。
このとてつもなく速い流れに引き続きキャッチアップしていき、先進的なECを日本に逆輸入するのもいいかもしれない。
参考文献
Author Profile
スターフィールド編集部
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