台湾出張レポート、消費財バブル!?台湾のコスメ市場のイマ2019/11/12
はじめに
スターフィールド株式会社台湾支店設立のため、台湾へ4泊5日の台湾出張に行って来ました。私自身今回の出張が初めての台湾だったので、台湾初心者の目線で気付きをこちらにまとめました。
台湾を訪れてみての感想
・コスメバブル!
・予想を超える親日度
・数多くのECモール
コスメバブル
台北桃園空港をから台北中心地に向かうためMRTに乗ると、あの硬いプラスチックシートが待ち構えていました。
そのMRTのつり革にはいきなり「森田製薬」と書かれた健康食品の広告がズラッと並んでいました。
来る前に耳にはしていたものの、到着30分でいきなり日本語混じりのコスメ健康食品類の広告を目にしました。
掲載されているQRコードをスキャンすると各モールへの商品ページへ飛ぶ仕組みになっていました。
COSMED, POYA, PChome, SHOPEE, MOMOへリンクするようになっていました。
電車を降りると駅郊内には贅沢にもコスメの広告がデカデカと掲載されていました。日本では、特有な保険やローンの広告、美術展の広告やWi-fi, 近隣の歯医者や接骨院、テーマパーク、キュレーションメディアの広告とジャンルが多岐にわたりますが、台湾の場合広告枠の大部分がコスメや健康食品等で占められていました。その次にスマホゲームの広告が多い印象でした。
お金を使うところがサービスではなく消費財ということがよくわかります。東京からディズニーランド等の大型レジャー施設を抜いた感じと現地のパートナー企業の方が説明してました。
日本だとここまで大きく広告を出す場合どのくらいの出稿費がかかるのだろうと足を震えるくらいイマの台湾はコスメがブームのようです。
駅を出て10台に1台のレア度の非常に高いクレジットカード利用可能なタクシーを捕まえて乗車すると、日本では会計ツールやモチベーションを改善するクラウドシステム等のビジネスマン向けの広告が流れているのに反して、ここでもまた健康食品の広告が. . .
ホテルに到着しコンビニ向かうと日本では見られない光景を目にしました。
すぐ必要になるものが定価で置かれるコンビニエンスストアでカラコンが販売されていました。また、日本では目にしないフェイス数で棚に置かれるフェイスマスク達も多くありました。
一日目の台湾出張はコスメ広告の洪水にのまれて一日が終わりました。
そこまで親日??
親日で有名な台湾だが予想以上に親日でびっくりしました。そこまで親日じゃなくても. . .
例えば支店設立のためお手伝いいただいた会計事務所の方々のイングリッシュネームがAyaさん、Satoshiさんとイングリッシュネームなのに日本の名前という. . .
その他に上記のコスメブームに付随して、薬局の名前が日薬本舗博物館。
101の地下にあるちょっと高級なスーパーには多くの日本製品が有りました。
例えばこちらの生鮮飲料である牛乳です。台湾の牛乳が80元で売られているのに対し、北海道十勝「よつ葉牛乳」が215元(日本円にして約795円!!)で売られていました。
極め付きはこちらの水コーナーです。750mlの水が20元(74円)で売られているのに対し、なんと「いろはす」が79元(292円)で販売されていました。
ドラッグストアで売られているコスメはほぼ全て日本製だったりと…
個人的には度が過ぎているかと思いましたが、本当に日本製品が愛されているというのを肌で感じることができました。
モールの広告も多く見た
タクシーの内の広告には台湾進出を備えているTaobao,
YoutubeやTVではロナウドがイメージキャラクターのShopeeの広告をよく目にしました。どうやら多くのモールが札束の殴り合いをしているようです。
(楽天台湾は5位)
自社サイトでの販売だけではなく今後モールへの出品も多くなることが予想されています。
今後も台湾のEC動向に大注目です!
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スターフィールド編集部
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