2020/03/29
6か月のカラコン販売まとめ
はじめに
前回、こちらの記事でインターン全体の総括を行いましたが、今回はカラコンの販売に関しての振り返りを行いたいと思います。
前回の記事も併せてご覧ください。
カラコン販売に至るまで
7月からインターンをスタートし、セールスチームとして様々な業務を行っていましたが、それらに加えてカラコン販売の研修も行っていました。
目的はLaunchCartのクライアントとなるEC事業者目線を養うというものでした。実際に注文が入ってから発送をするまでの流れはもちろん、モールの仕組みやECの取り組み方など概念的な部分も研修させてもらいました。
ですが、カラコン事業が近年では利益があまり出ていなかったこと、LaunchCartの事業に注力をすることを目的に2019年9月末をもってEC事業の撤退が決まっていました。そこで私が10月からEC事業者としてカラコン販売を販売することになりました。
目的としては「在庫処分を通してEC事業者としての商売を経験すること」としてインターン生店長が誕生しました。
6か月間の振り返り
10月~11月
実際にカラコン販売を始めていくには、(1)出店場所の選定(2)商品登録が必要になります。
(1)出店場所に関しては監督者からのアドバイスにより「出店手数料がかからない」「他モールに比べ露出が容易」といった理由からQoo10での出店が決定しました。
(2)商品登録にかなり手こずりました。ヤフー店など、他店舗からベースとなる商品データを引っ張ってきてアップロード、修正というのが今考えると一番良かったのですが、まだ知識が足りず1件1件手入力を行っていました。
在庫処分の対象が648箱あったので、これを人力で登録していったのは今考えるとぞっとします。
カラコン販売の前提として定められたルールは
- 売上を上げて、仕入れを抑えて利益を最大化する。
- 期間は2019年10月から2020年3月末(インターン中)
だったので登録に時間をかけてしまったのはかなりの失敗だったと痛感しています。
最終的に登録だけで2週間かかり、10月3週目から販売をしていく事になりました。そこから販売をしていくのですが、なかなか売れないまま月日が経っていきました。
売れなかった原因としては、プロモーションをしておらず店舗が認知されていなかったことが一番に挙げられました。最初の施策が行われたのは11月の中旬でした。6か月で600箱以上売る必要があったのにも関わらず、全ての行動が遅かったです。原因としては現状把握能力の低さと思考回路の少なさ、報連相の不足が挙げられると思います。
10月~11月の注文件数はわずか22件でした。
12月~1月
12月に入ってからはメルマガや、オマケ同封、などあらゆる施策を打つようになります。年末年始には福袋セットを登録し、商品力の弱さをカバーしながら販売をしました。
販売を進めながら年末年始は帰省をさせてもらっていたので、2020年最初の出勤日には93箱を発送という今までにはない量の発想を行い事件が発生しました。作業ミスを起こしそれを隠そうとまた別の大きなミスをしてしまいました。
社内での進捗報告の際にそのことを隠していたのをご指摘を受け事の重大さに気付くことになります。自分の怒られたくないという思いがより大きなミスを生み出し結果として人生で一番強く怒られる結果となりました。
お客様に迷惑をかけてまで守ろうとした自分は何だったのだろうかと今になっては思います。ここから自分の判断基準を捨て、会社の人間として、社会人としての判断基準を持つようになりました。ここが学生からの切り替え期になったと思います。
12月~1月の注文件数は129件と大きく増加しました。
2月~3月
2月は粛々と販売していきましたが、2月末時点で残り箱数が472箱とかなり危機的な状況となっていました。そこで監督者の方から最終手段の利益無し福袋セット(今までも人件費等を考慮出来ていなかったのですが)が許可されました。
、
3月の注文の9割以上がこの福袋セットとなり在庫をどんどん減らしていく事が出来ました。使用期限を迎えた商品も一部ありましたがこの記事を書いている時点で(3月27日時点)156箱まで減らせました。
2月~3月27日の注文件数は98件でした。
学んだこと
カラコン販売を行って学んだことは大小さまざまありますが、ここでは3つを上げたいと思います。
本質を考える
インターンのまとめでも書きましたが本質を考えることはクセになっていっています。「ゴールを考える」も同様だと言えるかもしれません。なぜそれを行っているのか、そのために何をすべきなのか、を考えられるようになりました。
これによって完璧ではないですが、無駄を省きながら目的達成が出来るようになっていると思います。
提案の仕方
カラコン販売の報告は毎日行っていました。何をどう伝えればいいのか、どういう反応をしてもらいたいのかを考えることでアイデアをもらえるようになりました。施策を提案する際に工数などを含むコスト面や全体像も考えることはカラコン販売に関わらずLaunchCartのセールスチームとしても活きています。
会社の人間としての自覚を持つ
インターンを始めた当初からは社会人としての自覚はあるつもりでした。ですが具体的にどういうことがそれに該当するのかは考えてもいませんでした。途中で起こした事件のおかげで社会人としての自覚とは判断基準を社会人基準に合わせることではないのか、と考えるようになりました。
会社の一員としても同じことが言えると思います。「基準を変える」ということはかなり衝撃的なことでしたが、今では当たり前となっています。
まとめ
カラコン販売は非常に大変なことです。消費者として自分が享受していた当たり前に感謝をするようになりました。さらに、監督を担当してくれた上司は2人とも本質的な指導をなさってくれる方なので汎用的なことを多く学べています。
販売期間は残り在庫が少なく、終わっても処分をするだけなので続行することになりました。
今後も学びを無駄にしないように、同じ過ちを繰り返さないように積極的に学びを得ていこうと思います。
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スターフィールド編集部
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