STERFIELD

2020/07/03

RPAについてその2

RPAについてその2

RPAについてその2


RPAとはRobotic Process Automationの略


事務作業を担うホワイトワーカーがPCなどを用いて行っている一連の作業を自動化できる「ソフトウェアロボット」のこと。簡単にいうとPC作業の自動化のこと。
これにより主に人間が行う作業の工数削減ができる。
3年前は流行り出した程度だったが、現在は多くの企業が導入しているようである。

RPAといっても何を指すかは様々


海外のメジャーな製品でいうとUiPathというツールだったり、国産だとWinActorというツールがある。VBAをRPAということもある。
PythonのライブラリでPyAutoGuiというライブラリを使ってキーボード、マウス操作をさせることをRPAということもある。

ライセンス料金


UiPath:「UiPath Studio」(開発が可能):年間約60万円
WinActor:フル機能版(開発と実行が可能):年間約90万円

RPAの長所と短所


【長所】
・導入するにあたりシステム改修する必要がない
・一度学習させてしまえば正確に作業を実施できる
・人間に比べ、作業スピードが圧倒的に速い
・ヒューマンエラーがない
・24時間365日、休まず働き続けることができる


【短所】
・アクシデントや例外処理に弱い。遭遇した際には、作業が止まる
・あらかじめ命令されたことしかできない(判断できない)
・複雑なことを実施させるためには、タスク分解された多工程の命令を与えなければならない

導入事例


・三菱UFJファイナンシャルグループ(MUFG):約20業務で合計2万時間の作業を自動化
・楽天カード:RPA活用で従来の1/4に業務時間を短縮。
・サッポロビール:年間約5700時間の労働時間削減。

最後に自動化(エクセルファイルから管理システムへのコピー)の例


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著者近影

スターフィールド編集部

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