チャットAIを搭載した新しいBingがすごい!
前回の記事から一か月たちますが、chatGTPへの言及はとどまることなくむしろ、勢いが増している感さえあります。
続々とこのGTP技術を既存サービスに組み込んだリリースも出されています。
https://japan.cnet.com/article/35199990/
https://japan.cnet.com/article/35199752/
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000094.000036236.html
そんな中でも大本命となる検索エンジン「Bing」にAIチャットが搭載を発表した。
https://forest.watch.impress.co.jp/docs/news/1476766.html
現在は、ウェイティングリストに登録して待つ必要があるが、即日登録して待っていたところ数日で使えるようになったので、試してみました。
検索エンジンに統合されたAIチャット
まず、ChatGPTはGPT-3.5という世代だが、このBingに搭載されるのは単純にGPT-4ではない次世代バージョンをベースにしているということで、より流暢で自然な会話が出来るようになっているとされています。
早速見てみましょう。
前回と同じように「シンガポールの関税教えて」で検索してみました。
確実に精度は上がっていますね。
ChatGPTの弱点を克服
Chat GTPとは直接競い合ってるわけではないと本人は言っておりますが、Chat GTPでは、最初の質問ではフワッとした答えしか返って来ず、「詳細を教えて」と深掘りをすることで、前の文脈を読み取り、より具体例を出してくれました。前回はこの時点ですごいと感動したものですが、深掘りの必要がない点でそれを上回りますね。
また、前回の記事でChat GTPを使うコツとして、エビデンスを聞く必要があったが、今回搭載されたBingでは、最初から根拠を提示した上で、答えてくれます。3往復程度必要だった工程が一回で済むようになりました。
さらに次の質問に対するサジェストまであります。
同じキーワードで検索結果と行ったり来たり
検索エンジンに統合されていることがミソで「検索」と「チャット」行ったり来たりができます。
検索エンジンの役割の変化
今まで
- キーワード入力
- 検索結果
- サイトへ遷移
- 2~3を繰り返し目的の情報へ辿り着く
これから
- キーワード入力
- 対話
- エビデンスの確認のためにサイト遷移
になります。
今までのWebマーケティングの大半は、2の検索結果に掲載されるために、SEOだったりリスティング広告へコスト投下し、表示回数を競っておりましたが、これからの対話による検索は、いかにGPTエンジンに引用されるかのChat Engine Optimisation(CEO)という分野が開拓されることも想像に難くありません。現状では、上位表示されたサイトの要約という要素が強いかと思われますので、SEO自体は引き続き重要な要素に変わりはありません。
まとめ
早速、デフォルトの検索エンジンをBingに固定して数日過ごしています。検索の方は、、、ですが、チャットとの併用が吉です。
調べるから尋ねる時代へ検索エンジンは新たなフェーズ入りを予期させるものでした。
ググれが死語になるのかなぁ。
余談
ショッピング広告をもう組み込みんでいるようです。
Author Profile
YUJI MEZAKI(代表取締役副社長)
代表取締役副社長をやっています。 越境ECとWebマーケの営業担当しています。 なんでもカリカリにチューニングして生産性あげるのが好きで勉強したビジネスフレームワークの記事多め。 趣味はPC自作で会社のWindowsデスクトップはほぼ自分が組みました。 1985年生/2008年早大卒/
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