はじめに

今回は、インドのECモールであるmeeshoをとりあげます。meeshoというモールを聞いたことがない人がほとんどだと思います。しかし、このモールのアプリは実は2022年世界で2番目にダウンロードされたショッピングアプリなのです。ではmeeshoについて見ていきましょう。

画像引用：https://blog.apptopia.com/worldwide-and-us-download-leaders-2022

meeshoとは

Meeshoはインド初のECプラットフォームです。2015年にVidit Aatrey 氏と Sanjeev Barnwal 氏が立ち上げました。

現在では、月間9000万件もの注文がある巨大ECモールに成長しました。Google playとi OS appでの合計アプリダウンロード数は5億回を超えています。5億回まで約6年間で到達し、その速さは世界最速です。

最大の特徴は、銀行口座とインドの納税者番号さえあれば、誰でも販売者になれることです。法人も出店していますが、小規模事業者や個人での出店も多いようです。なんと販売手数料は0とのことです。どこから利益を取っているのでしょうか、、。

公式HPサイトでは、創業者の二人がビジネスを始めた目的は、女性のエンパワーメントだと紹介しています。投資ゼロでオンライン販売ビジネスを始める個人を支援し、自営業者となった多くの個人がチャンスを掴んで欲しいのだと。

サイト内の記事でも機織り職人から陶芸家、竹細工職人など地方田舎で伝統工芸品を製作している女性が、EC販売を始めるストーリーが掲載されています。

ブランディングとしての意味合いもあるかもしれませんが、インドの全ての人にチャンスを提供するという思想で設計されたECモールと言えるでしょう。

まとめ

日本で暮らしていると知らないECモールがたくさんあります。またECモールによって思想も様々です。今後もウォッチしていきたいと思います。