2021/01/20
新春! グローバルな越境ECビジネス最前線 ~2021年に新たな販路を築くために~
セミナーレポート
2021年1月14日、ソフトバンク社、日本通運社をお招きし、2021年最初の越境ECセミナーを開催しました。今回は、そのダイジェスト版を実際にセミナーで用いられたスライド(一部抜粋)を使ってご説明いたします。
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目次
- 越境ECビジネスで新たな市場開拓へ
〜中国EC市場の最新動向や、越境ECビジネスで成功するためのサービスをご紹介〜 - 海外eコマース × 消費者インサイト
~デジタルで解き明かす購入に繋がる”真実の瞬間”とは?~ - アジア特化の越境ECカートシステム会社が語る、コロナ時代の越境ECの始め方
1.越境ECビジネスで新たな市場開拓へ
〜 中国EC市場の最新動向や、越境ECビジネスで成功するためのサービスをご紹介 〜
第1部では、ソフトバンク株式会社の松浦様よりお話しいただきました。ソフトバンク社は、中国の最大ECカンパニー、アリババグループが運営する天猫国際等、様々な事業をアリババグループと共にビジネスを行っています。
越境EC事業でまず必要なことは、日本商品が販売先国でも売れるのか、受け入れてもらえるのか、といった部分を確かめるテストマーケティングです。テストマーケティングにも様々な方法がありますが、中国向けの場合、天猫国際に出品することでテストマーケティングをすることが可能です。また、ソフトバンク社には天猫国際への出品におけるプロモーションからCS・配送までを一気通貫でサポートしていただけます。
2.海外eコマース × 消費者インサイト
~ デジタルで解き明かす購入に繋がる”真実の瞬間”とは? ~
まず第2部では、日本通運株式会社の石田様より、海外販売における企業と消費者の課題についてお話いただきました。
店舗販売、海外WEBモール、越境ECの3つのチャネルにおいて、日本企業様の感じられるハードルと、海外消費者様の感じられるハードルが様々ございます。どれも一長一短で、どのチャネルが最も良いということではなく、それぞれハードルを乗り越える必要があります。
また、ECでの販売におけるプロモーションの施策についてもお話しいただきました。
ECモールへ出店したとしても、独自ドメインでECサイトを立ち上げたとしても、それは販売の「場」であることには変わらず、お客様に来ていただけるようなプロモーション施策を行わなくてはいけません。その際にダイレクトレスポンスマーケティングと、ブランディングマーケティングをうまく組み合わせてプロモーション施策を効果的に行う必要があります。
ダイレクトレスポンスマーケティングは、いわゆる「池の中にいる餌に食いつきそうな魚を釣る」、顕在顧客を釣り上げるプロモーション施策です。ダイレクトレスポンスマーケティングだけ行っていると、そのうち池の中の魚がいなくなってしまうため、「魚を育てる」ブランディングマーケティングでの取り組みが必要になります。
3.アジア特化の越境ECカートシステム会社が語る、コロナ時代の越境ECの始め方
第3部では、弊社の綛谷がアジア向けの越境ECで大切なローカライズポイントについてクイズ形式でご説明させていただきました。
今回は日系企業様の進出事例が多い、台湾を用いてご説明させていただきましたが、他にもベトナムやマレーシア等、国によって購入フォームから工夫をすることで、現地の消費者様にとって違和感のないサイト制作をすることが可能になります。
また、ソフトバンク様、日本通運様とは異なり、弊社は独自サイトでの越境EC展開をメインにご支援させていただいているため、独自サイトでの越境EC展開についても事例を用いながら、メリットについてお話させていただきました。
独自サイト展開では、日本でご活用されているLPの翻訳をするだけで開始することができ、ECモールに比べ、価格競争が起こりにくい事も特徴です。ページのデザインを自由に変えられることから、ブランディングや世界観を海外の消費者様にアピールすることも比較的容易に行うことができます。
最後に
現地のECモール出店や、越境ECに特化したモールへの出店、独自ドメインでの展開など、様々な形態での越境EC事業についてお話させていただきました。少しでも収穫のある時間になりましたら幸いです。
今回のセミナー内容や、各社サービスに関してご質問がございましたら、各社にお問い合わせください。
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スターフィールド編集部
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