2021/03/16
駆け上がれ!海外進出への道 ~各企業様に合わせたフェーズごとのEC販売環境をご提案~セミナーレポート
2021年3月10日、BeeCruise株式会社様とぺイオニア・ジャパン株式会社様をお招きし、越境ECセミナーを開催しました。今回は、そのダイジェスト版を実際にセミナーで用いられたスライド(一部抜粋)を使ってご説明いたします。
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目次
- コロナによる変化など越境ECの最新トレンドの紹介
- 越境ECに必要なステップ
- パネルディスカッション
1.コロナによる変化など越境ECの最新トレンドの紹介
第一部では、BeeCruise株式会社(以下、BeeCruise社)の岩本様より、コロナによる変化など越境ECの最新トレンドについてご紹介いただきました。
越境ECを始めるにあたり、どんな商品が売れやすいのかは、どの事業者様も気にされている事柄だと思います。今回は、先日発表された世界ヒットランキングを用いて、国ごとの傾向をお話してくださいました。どこの国でも共通して挙げられるのは、クールジャパンと呼ばれるような、アニメやゲームといった領域の商材です。
この他にも、コロナの流行により訪日旅行客が減ったことによる反動から、ECで日本商品を購入する「日本ロス消費」についてや、多くの企業様がこの「日本ロス消費」に対して、機会を逃さないように対応されている例が数多くあるということもお話いただきました。
2.越境ECに必要なステップ
第二部では、越境ECに必要なステップとして、BeeCruise社の岩本様より、越境ECを開始する際に必要な、販売国の決める際のポイントや、現地の競合の探し方についてお話しいただきました。
まずは、越境ECにおける販売先国を決めるにあたり、どういった指標から何が分かるのか、台湾を例にご説明いただきました。
日本では、なかなか見られないことかと思いますが、台湾のネットユーザーの3人に1人以上が越境ECを利用したことがあるそうです。その他にも、台湾の方々は、日常的に日本商品に触れる機会が多くあることや、台湾のEC市場が非常に大きいことなど、台湾には越境ECを始めやすい環境が整っています。
また、越境ECを始めるにあたり、自社商品のポテンシャルについても考える必要があります。自社商品のポテンシャルを見極めるにあたり、上記の2点が重要です。
国内向けのECサイトや、SNSへ海外の方々からの流入があるか、現地の方々が既に類似商品を使っているのか等、越境での販売を開始した際に、自社の商品がどれだけ売れるのか、ある程度想像しておくことも大切です。
その他にも、マーケットプレイスへの出店等、越境ECを始める際に必要なステップとして様々なトピックをお話しいただきました。
そして、自社での越境ECサイト構築については、弊社の綛谷がお話させていただきました。
まずは、マーケットプレイス(ECモール)への出店と、自社越境ECサイトだと、何が違うのか、どのようなことができて、どのようなことが難しくなるのか、といった事についてお話させていただきました。
自社ECサイトのメリットとしては、自社で複数商品を扱うECモールの運営が可能になったり、定期購入がしやすかったりすることです。マーケットプレイスへの出店は、現地の商品との価格競争が発生しやすいですが、自社ECサイトの場合は、価格競争等が起こりづらく、リピーターの獲得がしやすいというメリットもございます。
一方で、自社ECサイトを運営する際に、気を付けなければいけないこともございます。
販売先国ごとの習慣や事情を理解し、ローカライズを行うことです。マーケットプレイスへの出店の場合、決済手段や物流手段等が整っていることが多いですが、自社ECサイトの場合は、「決済手段は何を揃えるのか」といったことから考えなくてはいけないという難しさもございます。
3.パネルディスカッション
第3部は、パネルディスカッションということで、BeeCruise社の岩本様、Payoneer社の岡本様、弊社の星野がそれぞれの立場や知見から、越境ECに関するトピックについてディスカッションをさせていただきました。
主なディスカッショントピックはこちらです。
- 越境ECお勧め国は?
- 越境ECで売れる商品は?
- 越境EC成功企業の特徴は?
- 日本の一点物は海外で人気?
- 越境ECで高額商品を扱う際の注意点
- 始めてみないと分からない、現地の意外なニーズ
まとめ
セミナー直前や開催中にお申込みいただき、途中から参加してくださった方もいらっしゃり、非常に盛り上がった越境ECセミナーとなりました。ご参加いただいた皆様にとっても、少しでも収穫のある時間になりましたら幸いです。
今回のセミナー内容や、各社サービスに関してご質問がございましたら、各社にお問い合わせください。
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スターフィールド編集部
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