2021/09/30
中国最大級モバイル決済「Alipay」が語る、中国越境ECの人気商材・最新トレンド・攻略法徹底解説セミナーレポート
2021年9月9日、アリペイジャパン株式会社様(以下、アリペイジャパン)をお招きして、中国越境ECセミナーを開催しました。今回は、そのダイジェスト版を実際にセミナーで用いられたスライド(一部抜粋)を使ってご説明いたします。
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目次
- 第1部(アリペイジャパン):中国最大級のモバイル決済「Alipay」を活用した越境EC売上拡大について
- 第2部(スターフィールド):中国では日本のサイトは見れない?中国ネット規制を飛び越える越境ECサイトの制作・運営方法
中国最大級のモバイル決済「Alipay」を活用した越境EC売上拡大について
第1部では、アリペイジャパンの藤堂様より、アリペイとはどんなサービスなのか、そして中国越境EC市場の概況についてお話しいただきました。
アリペイは、アリババグループの関連企業アントグループが提供しているデジタル決済とデジタルライフのプラットフォームです。モバイル決済、QRコード決済と呼ばれる形態の決済であり、アリペイアプリをダウンロードして利用します。
中国では、既に10億人以上のユーザーが日々の生活で利用しているそうです。
「中国向け越境ECをするには、アリペイを導入するべき。」という情報は一般的になりつつありますが、なぜアリペイが中国の方々がお買い物をする際に選ばれているのか、ご存じでしょうか。
まず、アリペイはサービスの幅が広いことが特徴的です。アリペイは電子ウォレットとしての役割を超えて、アリペイアプリ内で投資運用を行ったり、チケットの予約・購入したりすることができます。お金や生活にまつわることの多くがアリペイ内のサービスで解決できる、といった部分が特徴です。投資運用等で得た残高を、アリペイでの支払いにも利用することまでできます。
また、アリペイ内でクレジットカードのような信用払い(後払い、分割払い等)が提供されています。そのため、小さい金額はもちろん、大きい金額のお買い物でも、中国の方にとってアリペイが利用しやすいサービスとなっています。
アリペイの詳しいサービスについてはこちらも併せてご覧ください
最後に、今回のトピックとなっている、中国向け越境ECにおける戦略の違いについて、簡単にご説明いただきました。大きく自社ECサイト、プラットフォームがありますが、それぞれ特徴がございます。
自社ECサイトの方が、投資やブランディング等、制約を受けることなく柔軟に行うことができます。プラットフォームの方は、大きな初期投資が必要ですが、大きなリターンを期待することができます。各社の戦略にあった手段をぜひご検討ください。
中国では日本のサイトは見れない?中国ネット規制を飛び越える越境ECサイトの制作・運営方法
第2部では、中国向け越境ECの運営方法や、注意点について、弊社の綛谷よりお話させていただきました。
上記、中国越境ECの全体像を簡単な図にまとめました。海外ビジネスとはいえど、越境EC運営において、ほとんどの作業を国内で行うことができることが分かるかと思います。手軽に海外市場へとターゲットを広げることができる点が、越境ECの魅力です。
そんな中、既に多くの方がご存じの通り、中国にはネット検閲システムがあり、ネット検閲の規制に従ったサイト制作をしないと、中国で表示がされない場合があります。
中国向けにオンラインでのビジネスを行う際には、自社のサイトが中国の規制に引っかからない形で制作できているかどうか、入念に確認する必要があります。
本ページでは、中国含むアジア圏への越境ECの事例を掲載させていただいています。
ぜひ一度ご覧いただけますと幸いです。
最後に
最後のQ&Aセッションにも、多くの質問をお寄せいただき、大変盛り上がるセミナーとなりました。少しでも、中国越境ECをご検討中の企業様のお役に立つ情報が提供できましたら幸いです。
今回のセミナー内容や、各社サービスに関してご質問がございましたら、各社にお問い合わせください。
Author Profile
スターフィールド編集部
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