2021/11/08
越境EC in 東南アジア!複数の販路を活用し、効果的に売り上げを伸ばす戦略&費用大公開!セミナーレポート
2021年10月28日、Lazada Japan様(以下、Lazada)、アジアンブリッジ株式会社様(以下、アジアンブリッジ)をお招きして、東南アジア越境ECセミナーを開催しました。今回は、そのダイジェスト版を実際にセミナーで用いられたスライド(一部抜粋)を使ってご説明いたします。
- 目次
- 東南アジアを縦横無尽 – Lazadaがお手伝いします。
- ブランドの「顔」となるECサイトを作ろう!自社で行うアジア越境ECの戦略と注意点
- 越境ECを開始する際の進出形態とその注意点
- 事業黒字化は戦略次第!海外販売計画の作り方
1.東南アジアを縦横無尽 – Lazadaがお手伝いします。
第1部では、Lazadaのアナン様より、東南アジアの市場について、そして東南アジアで1億人が利用しているLazadaのサービスについてお話しいただきました。
Lazadaは、アリババグループ傘下の東南アジア各国で展開をされているECマーケットプレイスです。アリババグループのノウハウを駆使して、購入者にとってもセラーにとっても使いやすいサービスを提供されています。
例えば、購入者1人1人に合わせたおすすめ商品が表示されたり、ECの買い物以外にも航空券の予約や、タクシーの配車等もLazadaアプリ上で行うことができます。
また、Lazadaは初めて越境ECを行うセラー様にとっても使いやすいサービスです。日本の倉庫から東南アジアの各購入者へ輸送することのできる、自社物流を展開しています。東南アジアでメジャーな代引決済にも対応可能です。
2.ブランドの「顔」となるECサイトを作ろう!自社で行うアジア越境ECの戦略と注意点
第2部では、弊社の綛谷より、越境ECをECモールと自社サイトで併用するメリットや、初期コストを抑える補助金のご提案などをさせていただきました。
今回のセミナーのタイトルにもありますが、「ECモール」 or 「自社サイト」ではなく、どちらも併用して、複数チャネルを活用することで、中長期的な越境EC事業の成功を見込みましょうというご提案をさせていただきました。ECモールと自社サイトは強み、弱みが大きく異なり、それぞれの強みを生かすという意味でも、併用することはメリットがあります。
また、ECモールに比べ、自社サイトの構築は初期投資が大きいですが、補助金や助成金を活用することで、負担を減らすことが可能です。上記、実際に2021年度にIT導入補助金を活用して、越境ECサイトを制作した事例です。
3.越境ECを開始する際の進出形態とその注意点
第3部では、アジアンブリッジの嶋様より、海外進出の形態と、越境ECの注意点についてお話しいただきました。
まず初めに、嶋様がタイ在住ということで、現地事情について簡単に教えていただきました。タイなど、東南アジア各国では、主要なショッピングモールにて日本の製品が多数販売されています。また、バンコクに新しくできたスシローは3時間待ちの列ができるなど、その人気の高さも伺えます。
そして、越境ECスタート前に事前調査・検討するべき事項についても、お話しいただきました。現地事情を把握した上で、どのような戦略を立てることができそうなのか、検討する必要があります。
4.事業黒字化は戦略次第!海外販売計画の作り方
最後には、アジアンブリッジの濱崎様より、越境ECの成功するポイント、販売計画の立て方や、実際の事例についてご紹介いただきました。
まず初めに、海外販売が成功されている企業様の特徴として、いくつかのポイントをご紹介いただきました。中長期的な目標の中で、現場の意思決定がはやい企業様の方が、成功されているそうです。
また、ECモールと自社サイトを併用したケースでの事例をお話しいただきました。自社ECへの誘導広告への露出を増やすと、自社ECでもECモールでも売上が上がる相関関係があることが分かります。このような複数チャネルでの販売施策を、越境ECを検討する段階で、検討事項に入れておいても良いでしょう。
最後に
終了時刻が過ぎても、たくさんの方が質問をお寄せくださり、大変盛り上がるセミナーとなりました。少しでも、東南アジア越境ECをご検討中の企業様のお役に立つ情報が提供できましたら幸いです。
今回のセミナー内容や、各社サービスに関してご質問がございましたら、各社にお問い合わせください。
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スターフィールド編集部
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