2022/02/24
【越境ECセミナーレポート】
東南アジア越境ECセミナー!今注目の“タイEC市場”の攻略法とは?
2022年2月17日、株式会社電通デジタル様、アジアンブリッジ株式会社様と共に、タイ越境ECセミナーを開催いたしました。今回は、そのダイジェスト版を実際にセミナーで用いられたスライド(一部抜粋)を使ってご説明いたします。
- 東南アジアにおける市場概況と越境EC参入時に注意すべきポイントを解説!
- タイEC市場の攻略法~最新のタイEC市場のマーケティング・販売戦略~
- サイト・決済・物流、東南アジア越境ECはどうやって行うのがベスト?
はじめに
まず初めに、越境EC業界における、登壇各社の主な支援内容と、セミナーでお話しするトピックについて簡単にご紹介いたしました。
単に「越境EC」といえども、様々な業務が必要です。そのため、得意分野の異なる企業が協力をして、越境ECビジネスを構築&推進しています。
1.東南アジアにおける市場概況と越境EC参入時に注意すべきポイントを解説!
第1部では、電通デジタル株式会社の沖野様より、東南アジア市場概況や、越境ECのスキームについてお話しいただきました。
まず初めに、東南アジア諸国と日本との関係について、様々なデータを用いてご紹介いただきました。例えば、上記画像は訪日旅行での消費額の推移です。コロナの影響で、現在の消費額は激減しているものの、コロナ前、東南アジアからの訪日旅行客の消費額は、増加傾向にありました。特にタイの消費額は大きく、日本の製品に対するニーズが非常に高いことが伺えます。
そして、いざ越境ECを初めてみようとなった際に、気を付けるべきことについてもまとめていただきました。全ての業務を社内で行わずとも、一連の業務フローをしっかり把握していなければ、事業計画の構築ができません。また、越境ECを開始することがゴールではなく、持続可能な体制を整えた上でのローンチが大切だ、とお話しいただきました。
2.タイEC市場の攻略法~最新のタイEC市場のマーケティング・販売戦略~
第2部では、アジアンブリッジ株式会社の嶋様より、タイ越境ECのマーケティング手法や運営方法についてお話しいただきました。
まず最初に、タイ市場でのマーケティング手法について。
タイ向けへのマーケティングは、SNSが非常に効果的とされています。大きな理由として、日本に比べSNSの利用時間が長いことが挙げられます。この他にも、アルファベットや漢字と大きく異なるタイ文字と検索広告の相性などについても詳しく教えていただきました。
また、SNSはマーケティングだけでなく、運営部分でも大きく関わってくるということで、チャットコマースについてもお話しいただきました。
日本ではなかなか馴染みのないチャットコマースですが、タイでは非常に発達しています。パーソナライズしたプロモーションを案内したり、丁寧に顧客対応をすることによって、CVRを上げていく施策が効果的です。
3.サイト・決済・物流、東南アジア越境ECはどうやって行うのがベスト?
第3部では、弊社スターフィールドの綛谷より、越境ECを始める前の準備について、どういったことを用意するべきか、まとめさせていただきました。
こちらの地図と数字、何を表しているかお分かりになるでしょうか?
こちらは、クレジットカードの保有率です。日本に比べ、アジア諸国ではクレジットカードを持っている方が非常に少ないことが分かります。そのため、ECにおいてもクレジットカード以外の決済手段で支払いたいというニーズがあります。各国ごとに利用率の高い決済手段を導入することを検討した方が良いでしょう。
また、物流についても、越境EC物流をどのように行っているのか、物流サービスの選び方などについて、ご紹介いたしました。
最後に、越境ECでよく利用されるサービスの1つ、日本郵政のEMSの料金が6月1日に改定されるとのことです。今後越境ECをご検討される場合は、改定後の料金をご確認することをオススメいたします。
詳しくはこちらにもまとめています。
まとめ
非常に多くの方にご参加いただき、かつ時間ギリギリまでご質問をいただき、とても盛り上がるセミナーとなりました。今後も沢山の情報をセミナーでご紹介できるよう、努めて参ります。
今回のセミナー内容や、各社サービスに関してご質問がございましたら、各社にお問い合わせください。
Author Profile
MINGFAN
自称東南アジアオタク。SNSの中の人、メルマガの人です。アジアのマーケット事情やShopeeの運営系を中心に書いてます。
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