2022/12/28
【越境ECセミナーレポート】2022年を振り返る越境ECの「今」と「これから」
2022年12月14日、株式会社ジグザグと共に、座談会形式のセミナーを開催いたしました。
越境EC事業の「はじめの一歩」を踏み出してもらうことを目的として、2022年の越境ECに関するトピックや2023年の展望・動向などをお話しいたしました。
今回は、そのダイジェスト版を実際にセミナーで用いられたスライド(一部抜粋)を使ってご説明いたします。
- スターフィールド株式会社のご紹介
- 株式会社ジグザグのご紹介
- 座談会
スターフィールド株式会社のご紹介
まず、弊社の橋本より、弊社の事業について簡単にお話いたしました。
弊社は「世界をもっと身近に」をミッションに、アジア向け自社サイト制作や東南アジア・台湾のNo.1モールであるshopeeへの出店支援を行っております。
今回は「はじめの一歩」がテーマということで、手軽に始められるshopeeを中心にお話いたしました。
株式会社ジグザグのご紹介
続いて、株式会社ジグザグの鈴木様より、Worldshoping BIZのサービスについてお話いただきました。
Worldshoping BIZは、非常に手軽に「はじめの一歩」を踏み出せるサービスです。今ある日本向けのECサイトに、javascriptタグを一行入れるだけで、全世界に向けてEC販売ができるようになります。注文受付から海外配送・カスタマーサポートまで、全てをジグザグにお任せできるので、簡単に越境ECを始められるのが魅力です。
座談会
今回のセミナーのメインである座談会パートで、特に盛り上がった内容を抜粋してお伝えします。
越境ECを始める上で大事なこと
【橋本】まずはやってみること、手を動かすことが大切です。まずは自分たちでやってみる、やってみないことには何も始まらないと思っています。
弊社は、shopee台湾に自社店舗を持っています。これは4ヶ月前から始めたものですが、すでにレビューは314件と結構好調です。実際スタートしてみると、予想外のものが売れることもあり、やってみないと分からないなと思っています。
また、shopeeを始めると、現地の消費者からチャットでの問い合わせがたくさん来ます。それを通して、海外のお客さんと直接コミュニケーションを取り、自社商品の評判や需要を知ることもできます。
2022年のグッドニュース
【橋本】Worldshoping BIZのサービスも、日本サービス大賞にて「JETRO理事長賞」を受賞されたり、越境ECに関する本が出版されたりと、越境EC業界全体が日の目を見た一年でしたね。
あとは、円安も越境EC業界にとってはグッドニュースだったと思います。
【鈴木様】コロナが落ち着いてきて、旅行需要が復活してきているのもグッドニュースです。以前からタビマエ・タビナカ・タビアトという言葉がありました。タビナカ(旅行中)にたくさん買い物をして、タビアト(旅行後)にECで買い物をしてもらうという考え方です。ただこれまでは、幻想と言っていいほど全然行われてなかった印象があります。
ただ、ここ3年間でタビアトを実現させるくらい、ECをちゃんと越境化している事業者が増えてきました。実際コロナの時期、よく売れていたのは、旅行の際によく購入されるような日本らしい商品でした。コロナ前に日本で商品を知ってくれて、ECでも見つけて買い続けてくれたということです。コロナが終わってリアルに戻るのではなく、ECでも買い続けられると思っています。
2023年の展望について
【橋本】円安傾向が続いて、越境EC全体が盛り上がっていくと思います。それを後押しするように、国からも越境ECに活用できる補助金が出ています。少ない資本で試せるようになってきて、より中小企業もトライしやすくなっていくでしょう。
【鈴木様】コロナ流行が終わり、日本への旅行者が増えるのは、2023年の越境ECにも追い風になるのではないかと思います。
一方、近年、国ごとに越境ECに関する独自のルールが作られています。なるべく各国、共通のルールで越境ECができるようになってほしいと思います。各国の法令遵守には気を使っています。
まとめ
越境EC「はじめの一歩」を踏み出してもらうことを目的として、2022年の越境ECに関するトピックや2023年の展望・動向をお話いたしました。
今回のセミナーが越境ECを始める後押しになれば幸いです。セミナー内容や、各社サービスに関してご質問がございましたら、各社にお問い合わせください。
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スターフィールド編集部
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