WebGLの動作環境まとめ
ブラウザ上でFlashを使わずに3Dのグラフィック描画を可能にするHTML5での新技術のWebGLですが、
動作環境が限定されているのが現状です。
とはいえど、今後利用範囲が拡大していくことは確実ですので、
まずは利用できる環境を知りたいと思ったので、まとめてみました。
WebGLの動作環境として特徴的なのは、
他のHTML5技術ではブラウザ環境だけが制限の要因となることが多いですが、
WebGLではグラフィックボードを利用しているため、
グラフィックボードのOpenGLへの対応状況が制限の要因となってきます。
つまり、ブラウザが最新でもPCが古い場合は利用できないこともあるということです。
※追記→最新のChromeでは、グラフィックボードが対応していなくても、ブラウザ側で再現してしまうので、
問題なく使えるようです。
OpenGLの対応状況
OpenGL 1.x | OpenGL 2.x | OpenGL 3.x | OpenGl ES 2.0 | OpenGl ES 3.0 |
---|---|---|---|---|
× | △ | ○ | ○ | ○ |
○:対応 △:ブラウザの設定変更が必要 ×:非対応
PCブラウザの対応状況
Firefox 4 以降 | Chrome 9 以降 | Safari 5.1以降 | Opera 12以降 | IE 11以降 |
---|---|---|---|---|
○ | ○ | △ | △ | ○になりそう |
○:対応 △:ブラウザの設定変更が必要 ×:非対応
スマホのブラウザの対応状況
Android | iOS | |||
---|---|---|---|---|
Firefox for Mobile 以降 | Opera Mobile 12 以降 | Google Chrome for Android 25 以降 | Android ブラウザ 以降 | |
○(android 4以降) | ○ | ○ | △ | △(iAdのみ) |
○:対応 △:ブラウザの設定変更が必要 ×:非対応
スマホの場合、「Enable WebGL」というアプリをスマホに導入することで、
非対応のブラウザでもWebGLを利用可能になるようです。
ユーザーがWebGLを有効にすれば利用可能になるブラウザも多くあるので、
クッキーの説明のように、WebGLについての設定を載せるなどして、
作る側が利用拡大を模索していくことも、WebGLの普及には重要かもしれません。
Author Profile
NINOMIYA
Webデザイナー兼コーダー出身のフロントエンド開発者です。 UXデザインやチーム開発の効率化など、勉強中です。
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