STERFIELD

東アジア主要4カ国EC利用実態

東アジア主要4カ国EC利用実態

1週間前の記事ですが、GMOジャパンマーケットインテリジェンスさんが日本・中国・韓国・台湾のモニターおよび提携モニターを対象に「通信販売と共同購入クーポンに関する調査」というリリースを発表されていました。

日本国内の情報というのは、適宜入って来ますが、東アジア4カ国ということで、同じ時間軸、内容を比較できるのはとてもいいですね。共同購入クーポンのことも併記されていますが、通信販売(EC)のところだけウォッチしています。

原文はこちら(PDFです。)

まとめ

■オンラインショップの利用頻度と、利用する理由

・ 月に1回以上利用する人は日本と台湾では約 6 割、中国・韓国では8 割を超えていてる!

・ 日本と他の3 カ国との違いが目立つ。やはり日本は独特なのか?

「実際の店舗より選びやすい・見つけやすい」という理由が他の3 カ国で約3割~4割

「商品間の比較が簡単」なことも他の3 カ国で2~3 割

→日本はショップのほうもクオリティ高いということなのではないだろうか?

「配達してくれるので楽」という理由が日本では多く3 割を超えている。

→これは、国土の広い中国でそうならないのは何故なのだろう?

そもそも郊外には、ネットや配送のインフラが整っていないから?

理由はたくさんありそうだ。

■オンラインショップでの購入商品

・ 日本では書籍類の購入が約5 割と最も多く、他の 3 カ国・地域ではファッション関連商品の購入が最も多い。特に中国では 5 割以上、韓国では 6 割を超えている。日本ではファッション関連商品の購入が約 3 割という結果になった。

・ 中国や台湾では生活雑貨や日用品、韓国では食品や飲料品の購入が 2 番目に多い。

・ DVD や音楽ダウンロードは、日本では 3 割近くであるのに対して、他の 3 カ国・地域では 1 割にも満たない。

→それぞれの文化や価値観、ニーズが反映されている結果だと思います。

■オンラインショッピングで遭遇したトラブル・不満について

・ 日本に比べて他の3ヶ国では圧倒的に多く、利用者の 9 割以上が何らかのトラブル・不満を抱えている。

→ここでも日本との違いが目立っています。ここの課題解決を目指すのはとても有意義だと思います。

・ トラブルの内容では、調査対象国・地域すべてにおいて、「想像していたものより、商品・サービスの品質が劣って
いた」に回答が集まった。

→ここは、オンラインである以上、最も大きく長くなる課題ですね。それを解消すべく、さまざまなソリューションが

提供されているにも関わらず、未だ回答が集まるということはもっと余地を残しているということですね。

・ 日本では特筆するトラブルはなく、「特にトラブル・不満はない」と回答した人が 3 割以上という結果が出ている。

Author Profile

著者近影

YUJI MEZAKI代表取締役副社長

代表取締役副社長をやっています。 越境ECとWebマーケの営業担当しています。 なんでもカリカリにチューニングして生産性あげるのが好きで勉強したビジネスフレームワークの記事多め。 趣味はPC自作で会社のWindowsデスクトップはほぼ自分が組みました。 1985年生/2008年早大卒/

SHARE

合わせて読みたい