STERFIELD

2012/10/10

モチベーション3.0

モチベーション3.0

こちらも、ベストセラー。前作のハイ・コンセプトも読んでいました。

改めて考える事が、働き方って変わったと。 今まで私自身が教育及び、見聞きしてきたことよりも本書に書いてあることのほうが共感出来る。 働き方がこの10年で変わっても、全体の雰囲気が変わるのは20年後だろうかはたまた30年後だろうか。

いち早く新しい働き方を体系化したものが本書です。

抜粋

モチベーション1.0

→生存を目的とする、飢餓動因、渇動因、性的動因などの生物学的な動機づけ。

モチベーション2.0

→外的な報酬と罰を中心に構築された周囲からの報酬や罰に対して反応するもう一つの動機づけ

20世紀のルーチンワークには有効だった。

モチベーション3.0

自律性(オートノミー)、熟達(マスタリー)、目的(ゴール)を達成したいという内発的な動機づけ

非ルーチンワークにおいて「交換条件つき(こうしたら、これをあげる)」が機能しないため、モチベーション3.0をビジネスに導入すること。

創造性が必要で右脳を使うクリエイティブワーク、知識労働者の働きと認識する。

タイプIとタイプX

モチベーション2.0はタイプXの行動を前提にし、活動によって得られる外的な報酬と結びついている。

モチベーション3.0はタイプIの行動を前提にし、タイプXのアップグレード版で活動自体からもたらされる内的な満足感と結びついている。後天的に培うことができる。

自律性(オートノミー)

人類は初期設定では、自律的であり、自己決定的である。教育や組織的なマネジメントにおいて、自然とこの自律性は影を潜める。

熟達(マスタリー)

モチベーション2.0では従順な姿勢が求められたのに対し、モチベーション3.0ではエンゲージメントが必要とされる。エンゲージメントを強めて初めて、価値あることの上達、熟達が出来る。

熟達には、向上が可能だという心の持ち方、苦痛が伴う、漸近線で完全に実現することは不可能だということを理解すること。

目的(ゴール)

人間は、本質的に人生の意義や目的を探すもの。

目的の最大化が、利益の最大化

まとめ

モチベーション3.0というものを理解し、経営に反映していきたいと思います。

マズローの5段階欲求でいうと、

モチベーション1.0生理的欲求、安全欲求

モチベーション2.0所属欲求、承認欲求

モチベーション3.0自己実現欲求

に分類出来るのではないだろうか?

Author Profile

著者近影

YUJI MEZAKI代表取締役副社長

代表取締役副社長をやっています。 越境ECとWebマーケの営業担当しています。 なんでもカリカリにチューニングして生産性あげるのが好きで勉強したビジネスフレームワークの記事多め。 趣味はPC自作で会社のWindowsデスクトップはほぼ自分が組みました。 1985年生/2008年早大卒/

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