2014/02/13
vagrant
今日は、テストと相性よく、使い捨ての仮想OSが簡単に作られるソフトワーア「Vagrant」を紹介したいと思います。
今ごろ流行の仮想化技術で、使っている仮想OSをパッケージするだけで、次から同じ状態の仮想OSが簡単に作られます。
また、仮想OSのパッケージ(boxと呼ぶ)はネットでも配布しているので、他人が作ったものをダウンロードして使うことも可能です。
インストール
vagrantとVirtualbox(またvmwaveなどの仮想化用ソフトウェア)両方インストール必要になります。
仮想OSパッケージの追加
ネットで配布しているboxの一覧はこちらです。
ターミナルからコマンドを打ちます。
1 | vagrant box add centos64 http://developer.nrel.gov/downloads/vagrant-boxes/CentOS-6.4-x86_64-v20130427.box // centos64はvagrantでのboxの識別名で任意です。 |
1 2 3 | vagrant box list // box一覧 vagrant box -h // help ls ~/.vagrant.d/boxes // Finderでboxの一覧を確認 |
仮想マシンを立ち上げる
1 2 3 | mkdir myCentOSVM // 専用のフォルダを作る // もちろん命名が自由 cd myCentOSVM // フォルダに入る vagrant init centos64 // boxの初期化 |
1 | less Vagrantfile // この時点にもう設定ファイルを確認することができる |
1 | vagrant up // 仮想マシンを立ち上げる。コマンド実行後、仮想OSがVirtualboxの仮想OS一覧に出てくる |
仮想マシンの停止・再起動・削除
1 2 3 4 | vagrant status // 状態確認 vagrant suspend // 一時停止 vagrant resume // 一時停止から復帰 vagrant destroy // 仮想マシンを削除 |
仮想マシンに接続
1 | vagrant ssh // 仮想マシンにログイン(ユーザvagrantとして。pwdは/home/vagrant)。ちなみに、仮想マシンに/vagrantのフォルダがデフォルトで作られている。 |
ファイルの共有
myCentOSVMフォルダ下にファイルを上げたら、仮想マシンの/vagrantフォルダに出てくるから、一々sshでログインして作成しなくていいです。
プラグインのインストール
1 2 3 4 | vagrant plugin install sahara // saharaというプラグインのsandbox機能が有名 vagrant plugin -h // help vagrant plugin list // プラグインの一覧を出す vagrant plugin uninstall sahara // uninstall |
saharaをインストールしてからもうsandbox機能使えるようになります。
1 2 3 4 5 | vagrant sandbox on vagrant sandbox status vagrant sandbox rollback vagrant sandbox commit vagrant sandbox off |
IPの指定
Vagrantfileを弄ることで、仮想マシンのIPを指定することができます。
1 | config.vm.network :private_network, ip: "192.168.33.10" |
Provisioning
仮想マシンを立ち上げってから実行する操作も指定できますが、ここでは触らないことにします。
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スターフィールド編集部
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