経営者の右脳の使い方 ~ロジカルシンキングだけでは経営できない~
弊社が入居している、早稲田大学インキュベーション推進室の講演を聞いて来ました。
インキュベーションセンター特別講演会
日時:2012年11月5日(月)17:00~19:00
講師:早稲田大学 商学学術院ビジネススクール 内田和成教授
内田教授 講演
「経営者の右脳の使い方 ~ロジカルシンキングだけでは経営できない~」
早稲田大学ビジネススクール 内田和成研究室 Webページ
今回、講演頂いた内田教授は、世界的なコンサルティングファームであるボストン コンサルティング グループの日本法人代表を務められ、また、2006年度には世界の有力コンサルタント、トップ25人に選出されるという輝かしい経歴のお方。普段、なかなか聞くことも出来ない貴重な機会でした。
その中で、講演内容の抜粋をシェアします。
基本的に、レジュメなどは用意せずに、喋るだけのスタイルだそうで、私も発せられた言葉をその場で書き留めているだけですので、ご了承下さい。
経営は勘
まず、はじめに右脳の使い方ということで結論を仰っていました。
経営は勘
であると。
冒頭にそのように仰られていたので、初めはポカンとしてしまいましたが、様々な大企業の経営者を見てきたなかで、行き着いた結論を一言で表すと「勘」につきると。
ギャンブラーと勝負師
勘とはいえ、ギャンブラーと勝負師は異なる。ギャンブラーは文字通り運まかせ。勝負師は、運を手繰りよせるべく、常に手を打って勝負をする。経営者は勝負師にならなければならない。
経営者の一番大事な仕事
- 問題に気づく
- 意思決定
- 実行
要は、問題設定と実行の能力
仕事が出来る人間になる。
定義は何?
どういう上司の元で働きたいのか?
作業が早い人間と仕事が出来るは違う。
作業が早い
↓
問題に気づく
人間になること。
問題設定と優先順位をつけて課題解決
出来る人が一番大事な仕事。優秀な経営者
救急医療センター(er)
トリアージュ(仕分け)
瀕死の人を一人助けるよりは、
確実に助かる人を五人助ける。
倫理観を除くと医者としては優秀
事象と過程
・泥棒が入りました。(事象)
泥棒が入った事自体は事象に過ぎない。
解決すべきはその事象に至る過程
→防犯体制
→報告体制
少子高齢化
どれを解くべきかは分からない。
視点が必要
グローバルに見ると、いいこと?悪いこと?
生産年齢人口が減る→社会保障費がまかなえなくなる。
歳入と歳出が合わなくなる。
政治家には悪いやつがならないといけない。
変革=ルールを変えること、破ること。
問題設定
- 候補を拾いだす
- 絞り込む
- 実行
- 確認
筋がいい課題を洗い出す。
- 答えが出そうな問題
- インパクトが出せるかどうか
- やりきれるかどうか
解くべき問題が違う?
勝負師になるためには
- 経験値をあげる。
- 課題意識をもつ。
- 自分のテリトリーを広げる。
- 視点、視座を変える。
- 引き出しを増やす。
Author Profile
YUJI MEZAKI(代表取締役副社長)
代表取締役副社長をやっています。 越境ECとWebマーケの営業担当しています。 なんでもカリカリにチューニングして生産性あげるのが好きで勉強したビジネスフレームワークの記事多め。 趣味はPC自作で会社のWindowsデスクトップはほぼ自分が組みました。 1985年生/2008年早大卒/
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