STERFIELD

2012/11/08

経営者の右脳の使い方 ~ロジカルシンキングだけでは経営できない~

経営者の右脳の使い方 ~ロジカルシンキングだけでは経営できない~

弊社が入居している、早稲田大学インキュベーション推進室の講演を聞いて来ました。

インキュベーションセンター特別講演会

日時:2012年11月5日(月)17:00~19:00

講師:早稲田大学 商学学術院ビジネススクール 内田和成教授

内田教授 講演

「経営者の右脳の使い方 ~ロジカルシンキングだけでは経営できない~」

早稲田大学ビジネススクール 内田和成研究室 Webページ

http://www.waseda.jp/sem-uchida/

今回、講演頂いた内田教授は、世界的なコンサルティングファームであるボストン コンサルティング グループの日本法人代表を務められ、また、2006年度には世界の有力コンサルタント、トップ25人に選出されるという輝かしい経歴のお方。普段、なかなか聞くことも出来ない貴重な機会でした。

その中で、講演内容の抜粋をシェアします。

基本的に、レジュメなどは用意せずに、喋るだけのスタイルだそうで、私も発せられた言葉をその場で書き留めているだけですので、ご了承下さい。

経営は勘

まず、はじめに右脳の使い方ということで結論を仰っていました。

経営は勘

であると。

冒頭にそのように仰られていたので、初めはポカンとしてしまいましたが、様々な大企業の経営者を見てきたなかで、行き着いた結論を一言で表すと「勘」につきると。

ギャンブラーと勝負師

勘とはいえ、ギャンブラーと勝負師は異なる。ギャンブラーは文字通り運まかせ。勝負師は、運を手繰りよせるべく、常に手を打って勝負をする。経営者は勝負師にならなければならない。

経営者の一番大事な仕事

  1. 問題に気づく
  2. 意思決定
  3. 実行

要は、問題設定と実行の能力

仕事が出来る人間になる。

定義は何?

どういう上司の元で働きたいのか?

作業が早い人間と仕事が出来るは違う。

作業が早い

問題に気づく

人間になること。

 

問題設定と優先順位をつけて課題解決

出来る人が一番大事な仕事。優秀な経営者

救急医療センター(er)

トリアージュ(仕分け)

瀕死の人を一人助けるよりは、

確実に助かる人を五人助ける。

倫理観を除くと医者としては優秀

 事象と過程

・泥棒が入りました。(事象)

泥棒が入った事自体は事象に過ぎない。

解決すべきはその事象に至る過程

→防犯体制

→報告体制

少子高齢化

どれを解くべきかは分からない。

視点が必要

グローバルに見ると、いいこと?悪いこと?

生産年齢人口が減る→社会保障費がまかなえなくなる。

歳入と歳出が合わなくなる。

政治家には悪いやつがならないといけない。

変革=ルールを変えること、破ること。

問題設定

  1. 候補を拾いだす
  2. 絞り込む
  3. 実行
  4. 確認

 

筋がいい課題を洗い出す。

  1. 答えが出そうな問題
  2. インパクトが出せるかどうか
  3. やりきれるかどうか

解くべき問題が違う?

 

勝負師になるためには

  • 経験値をあげる。
  • 課題意識をもつ。
  • 自分のテリトリーを広げる。
  • 視点、視座を変える。
  • 引き出しを増やす。

Author Profile

著者近影

YUJI MEZAKI代表取締役副社長

代表取締役副社長をやっています。 越境ECとWebマーケの営業担当しています。 なんでもカリカリにチューニングして生産性あげるのが好きで勉強したビジネスフレームワークの記事多め。 趣味はPC自作で会社のWindowsデスクトップはほぼ自分が組みました。 1985年生/2008年早大卒/

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