Railsの開発環境を作る(1)
先日、Vagrantを利用し、Ruby on Railsの環境を作ったので、その作成ログを記事にしてみました。
今回の記事ではApacheを使用せずに、WEBRickを使用しています。
また、VagrantはMac上で利用しています。
追記:2015年12月15日
後日サーバー上(さくらVPS)でもRailsの環境を作ったところ、下記のVagrantの設定を抜かして環境をつくることができました。
構成
Vagrant
CentOS 6.6
Ruby 2.2.3
Rails
Vagrantインストール
https://www.virtualbox.org/
VagrantBoxインストール
https://www.vagrantup.com/
Boxのインストール
下記サイトにアクセス。
http://www.vagrantbox.es/
今回は上記にも書いた通りCentOS 6.6 x64 (Minimal, VirtualBox Guest Additions, Puppet 3.7.5 – see here for more infos)を利用しました。
今回はのように
1 | mkdir ~/image |
imageフォルダを作成し、そこに保存しました。
Vagrant設定
Vagrantフォルダの作成。
1 | mkdir ~/Vagrant |
Vagrantフォルダに移動し、boxの追加
1 2 3 4 | cd ~/Vagrant vagrant box add 任意の名前(以下boxの名前) boxのpath //例 vagrant box add rails ~/image/centos-6.6-x86_64.box |
そして、Vagrantフォルダに移動し、
1 | vagrant init |
と打つと、Vagrantfileが作成されるので、vim等で編集。config.vm.box = “box”となっている部分を
1 2 3 | config.vm.box = "boxの名前" //例 config.vm.box = "rails" |
と編集。
また、今回はApacheを使用しないので、# config.vm.network “forwarded_port”, guest: 80, host: 8080となっている部分を
1 | config.vm.network "forwarded_port", guest: 3000, host: 3000 |
と編集。
Vagrantの立ち上げ、及び接続
1 | vagrant up |
1 | vagrant ssh |
ここで接続が完了。この後、色々インストールするので、suでログインする。
1 | su |
と打ったあと、パスワードが聞かれるのでvagrant(vagrantのsuの初期パスワード)と入力する。
gitのインストール
1 | yum -y install git |
rbenvのインストール
1 | git clone git://github.com/sstephenson/rbenv.git .rbenv |
今回はzshを使用したいので、ここでzshをインストール。
1 2 3 | yum -y install zsh chsh /bin/zsh |
rbenvの設定
1 2 | echo 'export PATH="$HOME/.rbenv/bin:$PATH"' >> ./.zshenv echo 'eval "$(rbenv init -)"' >> ./.zshenv |
ruby-buildのインストール
1 2 | git clone git://github.com/sstephenson/ruby-build.git ~/.rbenv/plugins/ruby-build exec $SHELL |
rubyのインストール
1 2 | yum install zlib zlib-devel openssl-devel sqlite-devel gcc-c++ glibc-headers libyaml-devel readline readline-devel zlib-devel libffi-devel rbenv install 2.2.3 |
下記コマンドでインストールできているか確認。
1 | rbenv versions |
* system (set by /root/.rbenv/version)
2.2.3
と表示されていれば、インストールできている。
1 2 | rbenv global 2.2.3 rbenv rehash |
でrubyのversionを変更する。
rbenv versions、ruby -vで確認する。
rails関連のインストール
1 2 3 4 5 6 | gem update --system yum -y install libxml2 libxslt libxml2-devel libxslt-devel gem install nokogiri -- --use-system-libraries gem install --no-ri --no-rdoc rails gem install bundler gem install execjs |
インストール完了後
1 | rails --version |
と入力し、railsがインストールできていることを確認。
railsのプロジェクトを作成してみる
任意の場所で、
1 | rails new projectName --skip-bundle |
でプロジェクトを作成。
Gemfileが作成されるので、15行目あたりでコメントアウトになっている
gem ‘therubyracer’, platforms: :ruby
のコメントアウトを外す。その後保存し、
1 | bundle install |
を実行。その後、下記でWEBRickを立ち上げる。
1 | rails s -b 0.0.0.0 |
うまく行けば、ブラウザで
http://localhost:3000
によりRailsアプリにアクセスできる。
Author Profile
スターフィールド編集部
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