SIMフリー端末にカスタムROMを焼いてみた
とあるSIMフリーのAndroid端末を既存の標準ROMから有志によって公開されているカスタムROMに書き換えるということをやってみました。
自分でも不思議なのですが、その上に乗っかるソフトウェアというのは興味が薄くて、ハードウェアが大好きです。
この感覚何が近いのかと考えていたのですが、小さいころに周りの人よりも異様にプラモデルが好きで100個くらいは持っていました。
そういう何かを自分の手で組み立てるというのが好きなんだと思います。
ここで、SIMフリー端末と書かせて頂いたのは、昨今のキャリアで販売されている端末はほとんどが多重の防止機構が施されており、今回紹介するようなことが出来ないからです。
さてさて軽く前提から紹介して行きます。
カスタムROMのメリット・デメリット
メリット
- メーカーがROMの提供を停止しているような古い端末でも有志によって作られていれば最新OSを利用できる。
- Androidピュアな状態であるため、余計なアプリが入っていなかったり、動作を軽快にするようチューニングされている。
デメリット
- 開発者やバージョンによっては不安定。最悪起動しなくなるリスクも。
- 全てのメーカー保証から外れる。
全て自己責任ということで、日本のメーカーはこういったことが起こらないし、させないようにロックを掛けているものだと思います。
カスタムROMを焼くまでのステップ
最初に上図を理解しておくと分かりやすいです。
Androidの仕組みが最初にBootLoaderという領域が立ち上がりROMを読み込ます。
通常、一番左のBootLoaderという領域がロックされており、一方通行でROMの読み込みまで行きますが、まず、このBootLoaderをアンロックし、Recovery領域に入り、Recovery領域からROMを書き換えるというのが基本的な手順になります。
アプリ経由だったり、PCと接続する専用ツールだったりさまざまなやり方があるのですが、メジャーなやり方を一通り駆使やりました。
androidlover.netさんの記事を参考にさせて頂きましたが、Nexus5ではなくてもコマンドなどは一緒です。
ブートローダーをアンロック
http://androidlover.net/smartphone/nexus-five/nexus-5-bootloader-unlock.html-
カスタムリカバリ TWRPを導入
http://androidlover.net/smartphone/nexus-five/nexus-5-twrp-custom-recovery.html - カスタムROMを焼く
http://andmem.blogspot.jp/2014/08/romwrite-twrp.html
まとめ
理解をするまでに右往左往して、途中起動が異様に遅く壊してしまったかなど、不安になりましたが、一度全工程を終えて理解をしたら、このROMの書き換えの工程は全部で10〜20分くらいで終わるのではと思える内容でした。
そして、情報の収集は2chのスレッドを全部読みすることが一番の参考になりました。
掲示板の意義はすごいと初めて実感した瞬間かもしれません。定期的に私のような初心者の方が分からないことを聞いて、煽る人と既出の内容も丁寧に教えてくれる人が入り混じり、情報が蓄積されていき、自分にとっても一番有用な情報、リンクを精査してなんとか目的まで辿りつくことが出来ました。
Author Profile
YUJI MEZAKI(代表取締役副社長)
代表取締役副社長をやっています。 越境ECとWebマーケの営業担当しています。 なんでもカリカリにチューニングして生産性あげるのが好きで勉強したビジネスフレームワークの記事多め。 趣味はPC自作で会社のWindowsデスクトップはほぼ自分が組みました。 1985年生/2008年早大卒/
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