cinema4d と vrayで360°の世界を作る 物珍しいうちにhero動画として活用
マーケティングに動画を活用する動きは今年になってさらに活発になっています。
数年前まではとりあえず動画を作成するという段階にありましたが、去年あたりから何のためにどんな動画を作成するのかを重要視するべきとの声が強くなっているように感じます。この流れは必然であり、当たり前の事とも言えます。
最近よく出てくる3Hって何?
合わせて3Hという動画のカテゴリに対する呼ばれ方を良く聞くようになってきています(おそらくgoogleあたりが提唱しているのだと思いますが)。
この3Hとは「HERO」「HUB」「HELP」の頭文字で、簡単にいうと「HERO」はいわゆるバズる事を目指す動画でまずは多くの人にリーチして製品や企業、または試みなどを知ってもらう事を目的にした動画、「HUB」は製品や企業の良さを知ってもらい好きになってもらう為のイメージ戦略的な動画、「HELP」は製品の操作方法や詳細を説明する為の動画という事になります。
HEROに分類される動画は決して費用をかけたからと言ってウケるわけではなく、多くの人が興味を引く動画でなくてはいけません。「なんだこれは?」という感じで斬新である必要があります。
具体的には「物珍しい」「おどろき(ギャップ)」「心地よさ」など、本能的な部分に訴える動画を作る必要があるのです。
そこでHERO動画として、近頃増えてきた360°の動画は、少なからず「物珍しい」という点はクリアできているのではと思い、最近作成方法を色々と調べていました。
360度撮影可能なカメラがそこそこの値段で買えるようになったので、実写動画はかなり増えてきています。
しかし、物珍しさを求めるからには、まだアップされている数が少ない360°動画が適していると思いますのでCGを利用した動画の作成方法を調べてみました。
実写と違ってある程度、仕掛けを作りこみやすそうなところもCGで作成する魅力です。既にあるものとしては以下の様な動画が上がっています。
CINEMA4Dで360°動画を作成するには
CG作成のソフトはCINEMA4Dを使用しているので、その方法をご紹介します。CINEMA4Dはafter effectsとの連携がしやすいので実写とCGを合成した360°動画も作りやすいかもしれません。
(上は通常のカメラ)
プラグインでVRAY for C4Dを利用すると3D空間の中にRICOH THETAのような360°撮影可能なカメラを設置する事ができます。
これを利用してレンダリングすれば360°動画を書き出すことができます。
実際にCINEMA4Dで作られた動画がこちらです。
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スターフィールド編集部
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