2022/01/22
Node.jsがベースのオープンソースのヘッドレスEコマースについて調べてみました
Node.jsでは有志たちによって非常に多くの便利な機能を提供してくれるモジュールを利用して様々なことができますが、
そういったサービスの中にはヘッドレスEコマースも存在していることを個人的に最近知ったので、そちらについて調べてみました。
今回は、以下のサイトで紹介されていたサービスの中から、Node.js ではじめられるものを2つピックアップして調べてみました。
17 Best Open-source Headless eCommerce Solutions
ちなみにヘッドレスEコマースとは、ECのシステムにあたるバックエンドとECのサイトにあたるフロントを切り離し、バックエンド部分のみを提供し、APIを経由してフロントと連動するEC構築のサービスです。
ヘッドレスEコマースのメリットは、バックエンドがフロントエンドの出力を省略できるため、本来の役割に専念でき高いパフォーマンスを提供できることと、フロントエンドがバックエンドの制限を受けないため、幅広い方法でフロントエンドの開発を行えることです。
vendure
インストールを以下のコマンド一発、5分で作れてしまうのが驚異的です。
1 | npx @vendure/create my-shop |
GraphQLで通信を行います。
商品管理、注文管理、多言語・多通貨・複数の税率設定などのグローバル対応、画像のCloudストレージ、様々な決済プロバイダーやフルフィルメントへの接続方法の提供などに対応しています。
インストール自体は簡単ですが、実際に決済や配送などできる状態にするには、利用する開発者がそれなりに構築作業をする必要があり、誰でも簡単に始められるという感じではなさそうですが、
0からECを構築するよりは便利で、拡張性もあるため、自由にECを作りたい、でもすべて開発は…という層に人気が出るかもしれません。
Medusa
REST APIで通信を行います。
商品管理、顧客管理、決済プロバイダーやフルフィルメントへの接続方法の提供などに対応しています。
vendure と異なり、フロントエンドのためのスターターの提供や、プラグインでstripe、paypalなどの支払い方法を追加できるので、
導入のハードルはこちらの方が低くなりそうです。
調べてみた感想
いずれもインストールは簡単ですが、実際に動くECを作るためにはかなり専門的な開発の知識が必須と言えそうです。
専門知識がなくても越境ECを始めたい方には、様々な機能がはじめから内包されているLaunchCartをおすすめしたいと思います。
Author Profile
NINOMIYA
Webデザイナー兼コーダー出身のフロントエンド開発者です。 UXデザインやチーム開発の効率化など、勉強中です。
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