海外EC支援企業を独自解説!東南アジアEC一元管理ツールBigSeller
はじめに
まだ見ぬ海外のEC関連事業を少しずつ調べてご紹介しています。
コマースの支援会社シリーズ第二弾で今回は東南アジアの様々なECプラットフォームと接続し、いわゆる一元管理ツールと言われるBigSellerというシステムをご紹介します。
運営会社について
Aboutusページに記載がありますが、親会社を中心に記載されており、その親会社は「店小秘(DIANXIOAMI)」という名称の中国企業で日本と馴染みがないわけではなく、日本ではソフトバンクのビジョンファンドが出資をしています。
ニュース記事のリンクにもある通り、半年で300億円という巨額な資金調達をしている非上場企業です。
記事の中ではさらに興味深い記述があり、傘下のプロダクトの中でも伸びているのが今回ご紹介する「BigSeller」と書かれております。
今年の上半期に比較的大きな成長を遂げた事業が東南アジア向けの「BigSeller」だったことは注目に値する。2019年9月のリリースから約3年、現在では現地企業43万社に利用されており、今年6月には有料化の試みも成功した。有料モデルリリース当日の売り上げは100万元(約2000万円)規模に達し、グローバル戦略の大きな転換点となった。
https://36kr.jp/201249/
17TRACKなどは、ご利用の経験がある方も少なくないのではないのでしょうか?荷物の追跡番号を入れるだけで、配達業者を複数検索してくれます。筆者も個人輸入をする際は、相手国の追跡番号のお知らせとなるため、この17TRACKをよく利用していました。
BigSellerの接続先
Shopee、Lazadaといった東南アジアの巨大モールを筆頭に、インドネシア、ベトナム、マレーシア各国の有力マーケットプレイスとも接続し、TikTok Shopのトレンドを抑えていて、まさに東南アジアに特化といったところです。
BigSellerの機能
冒頭でもご説明した通り、いわゆる一元管理システムです。
- 店舗管理
- 商品管理
- 注文管理
- 在庫管理
- マーケティング機能
- レポート機能
が謳われています。
BigSellerの価格
英語表記で、なぜか価格はインドネシアルピア表記です。
フリープランからビジネスプラスプランまでラインナップされていますが、ちょうど真ん中のプロプランでIDR 1.125.000=約10,000円といった具合でリーズナブルな料金設定になっています。
BigSellerのChrome拡張機能
なんと、今見ている商品ページの情報をスクレイピングによって取り込めるという拡張機能がありました。
こんな感じで右下に表示されている拡張機能をクリックすると、
取り込まれる。特徴的な機能ですね。
まとめ
東南アジアの主要モール、マーケットプレイスには接続されており、すでに現地企業43万社への提供実績もある一元管理ツールでした。
ぜひ参考にしてみてください。
Author Profile
YUJI MEZAKI(代表取締役副社長)
代表取締役副社長をやっています。 越境ECとWebマーケの営業担当しています。 なんでもカリカリにチューニングして生産性あげるのが好きで勉強したビジネスフレームワークの記事多め。 趣味はPC自作で会社のWindowsデスクトップはほぼ自分が組みました。 1985年生/2008年早大卒/
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