【2021年】越境ECに使える補助金、事業再構築補助金とIT導入補助金どっちが良い?比べてみた
はじめに
新型コロナウイルスの影響を受け、今まで行っていた海外ビジネスが行えない、訪日観光客に人気だった商品なのに売れない、といった事情から、越境ECが注目を集めています。越境ECは、コロナ渦であっても海外顧客へ販売することができ、昨今の巣ごもり需要で非常に成長しています。
弊社では、そんな越境ECをより負担を軽減した形で始めていただけないかと思い、補助金と組み合わせた越境ECプランをご提案させていただいております。今回は、2021年非常に注目を集めていて、越境ECでも使える2つの補助金について比較してみました。
※各補助金について詳細は別記事で紹介しています。詳しくは、ページ下関連記事からご覧ください。
事業再構築補助金とIT導入補助金の違い
以下に、主な補助金の概要をまとめました。 その他細かい対象企業の分類分けや、募集期間等、異なる部分は多々ありますが、まずは下記項目で簡単に比較される方が多いのではないかと思います。
事業再構築補助金 | IT導入補助金 | |
対象企業 | 中小企業・中堅企業 |
中小企業・小規模事業者 |
補助金額 |
中小企業:100万~6000万円 中堅企業:100万~8000万円 |
A類型:30万~150万円未満 B類型:150万~450万円以下 C類型:30万~450万円以下 D類型:30万~150万円以下 |
補助率 |
中小企業:2/3 中堅企業:1/2(4000万超は1/3) |
A・B類型:1/2以内 C・D類型:2/3以内 |
補助金申請要件 |
コロナにより売り上げが減っている 事業再構築に取り組むこと | ITツールを導入すること |
補助対象経費 |
機械装置・システム構築費・外注費・広告宣伝費etc.. |
全類型:ソフトウェア費、導入関連費C・D類型:ハードウェアレンタル費等 ※登録済みのITツールに限る |
ズバリ越境ECで使うにはどちらがオススメ?
ズバリ越境ECで補助金を使うには、、、 事業者様にとっての越境ECビジネスの立ち位置や、今後の展望によって狙う補助金を分けていただくことが適切かと思います。
IT導入補助金は、ITツールを導入するために利用することのできる補助金です。(※弊社LaunchCartはITツールに登録しており、C-1類型で申請可能です。)そのため、越境ECで必要な、広告やフルフィルメント、カスタマーサポートといった部分に関しては自社で負担していただくことになります。なので、海外の方から問い合わせがあるから、とにかく海外向けの売り場を用意しておきたいだとか、広告は自社で回せる、又は別途広告代理店さんにお願いできる、といった事業者様にとっては非常に利用しやすい補助金でしょう。越境ECの場合、初期投資としてサイト構築が必須となるため、その部分を補助金である程度カバーできる、といったイメージです。
一方、事業再構築補助金では、補助の対象経費がシステム構築費だけでなく、広告宣伝費や外注費など、越境EC事業にまつわる様々な費用を補助金でカバーすることができます。しかし、補助金の申請要件として、「コロナで売り上げが下がっている」や「事業再構築に取り組む」があり、コロナによる影響をあまり受けていらっしゃらない事業者様や、越境EC事業が事業者様にとって事業再構築の定義に当てはまらなければ、申請することができません。なので、今までとは異なる事業として、越境ECをご検討中であり、この事業再構築を機に、越境ECでの売り上げをどんどん上げていきたいという事業者様にとってピッタリな補助金だと考えられます。
まとめ
補助金は、申し込んだ全ての事業者様が受給できるものではなく、申請時に提出する事業計画書等の書類によって審査されます。補助金の趣旨と、自社で補助金を活用する目的を擦り合わせて、ベストマッチする補助金に申請されることをオススメいたします。
弊社では、本ページでご紹介した両方の補助金の申請サポートを行っております。補助金を使って、新たな海外展開の道を広げたい、なかなか回復できないインバウンド需要を越境ECで補いたいという方、ぜひ一度お問い合わせください。
Author Profile
MINGFAN
自称東南アジアオタク。SNSの中の人、メルマガの人です。アジアのマーケット事情やShopeeの運営系を中心に書いてます。
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