今日からできるアジア越境EC市場調査!
各国の人気商品を調べる簡単なポイント紹介
はじめに
越境ECを始める前に、「自社の商品は売れるだろうか…」「競合の商品は何だろうか…」気になる方、多いと思います。
市場調査をするほど、検討が進んでいる訳でもないし、コストもかけたくない。現地視察も行けないし、言語も分からない、どうしよう…
大丈夫です。
「何が」「どれくらいの価格で」「どのくらい」販売されているか、ネット上で調べることができます!
今回は、現地のECモールを検索して、簡易に市場調査を行う方法をお伝えいたします。越境ECをやってみたくて、ウズウズしている方のご参考になれば幸いです。
どのECモールが良い?
現地に行かず、現地の販売価格を知るには、「ネット上の販売価格」を見ることが最も手っ取り早い方法です。
その時に、一番役に立つのはECモール。日本の楽天やAmazonのようなサイトの事です。
日本で「Amazon」「楽天」がメジャーなように、各国ごとでメジャーなECモールが異なります。一般的には、最もよく利用されている2つのECモールで調査を行うと良いでしょう。
アジア各国でよく利用されているECモールに関しては、本サイトでも色々ご紹介しているので、見てみてください。
また、ドラッグストア系であれば、「Watsons」が東南アジア圏では有名です。日本らしさを出したい場合、国によって異なるものの、ドン・キホーテやマツモトキヨシが現地展開している場合もあるので、直接現地ホームページを覗いてみるのも良いかもしれません。
販売数が見えちゃうアジア越境ECモール「Shopee」
その中でも特にオススメなのが、Shopeeです。
台湾+東南アジア圏の国で展開している巨大ECモールです。
市場調査の際に、Shopeeが特に優れている点が、「販売個数」が見える事。一般的には「価格」や「レビュー数」を見ることができますが、「販売個数」が見えるのは稀です。
Shopeeでの見え方、並び順は全ての国で共通で、「評価数(☆)」「レビュー数」「販売個数」です。
例えば、こちらでは、評価が4.8/5、レビュー数は132件、販売個数は2705個、
こちらでは、評価が4.9/5、レビュー数は11件、販売個数は20個、
といった具合です。
Shopee以外のECモールは、販売数を見ることはできません。しかし、日本と同じようにレビュー数から相対的に人気商品なのか、人気でないのかを見極めることができません。
検索する時のポイント
では、次に「何と検索したら」自社商品、或いは類似の競合商品が出てくるのでしょうか?
カテゴリーで検索
一番手っ取り早い方法は、「カテゴリー名」で検索をすることです。
化粧品、キャンプ用品、ペットグッズ、メガネ、等のカテゴリー名をGoogle翻訳で現地語で検索をかけ、そのままECモールの検索画面に打ち込みます。
価格順や評価順で並べ替えてみることで、売れ筋の価格帯や、傾向を読み取ることは出来ると思います。
しかし、あまりにも幅が広すぎる点がデメリットです。
日本の有名競合商品名(or自社商品名)で検索
まだ越境ECを始めたばかりで、現地の類似商品をベンチマークにすることは、少しハードルが高いかもしれません。
その場合、現地で展開をしている、日本の競合商品名で検索してみると良いでしょう。
現地語での商品名が分からない場合、中華圏向けであれば、漢字の商品名や企業名で、その他の言語圏であれば、商品名のローマ字表記で検索してみてください。
現地で展開していなくても、海外旅行のお土産品として人気だった品物は、Shopee内で販売されているケースがあります。
1つ検索して出てこなくても、漢字をローマ字にしてみたり、少し検索方法を工夫するだけで、色々な情報が出てきます。
まとめ
今回は、越境EC展開前の企業様向けに、現地ECモールを見て、簡単な市場調査をする方法をご紹介しました。
海外事業となると、途端に「どうすれば良いか分からない…」と迷ってしまわれる方もいらっしゃいますが、基本的には日本のEC展開とするべきことは同じです。
100%理解できない言語を見ることは、最初ストレスになってしまうかもしれませんが、徐々に慣れてきます。
ぜひ、ネットから手に入れられる現地情報をキャッチして、越境EC展開にチャレンジしてみてください。
Author Profile
MINGFAN
自称東南アジアオタク。SNSの中の人、メルマガの人です。アジアのマーケット事情やShopeeの運営系を中心に書いてます。
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