各国の決済事情シリーズ
「インドの決済事情を網羅」
はじめに
東南アジア、ASEANを中心に連載してきた決済事情シリーズは、今回少し範囲を広げてインド編をお送りしたいと思います。
インドは、南アジアに位置しますが、当社のお客様からもインドをターゲットにしたいと2019年以降で声が増えてきておりますので、確認しておきましょう。
インドの魅力はなんといっても人口13億人を超えるマーケット規模です。そして、人口ピラミッドも綺麗な山型となっており、目先では経済の減速も指摘されていますが中長期では減速こそすれど、これから先も当面は伸び代しかない状況です。
2020年には、フランス、イギリスをGDPを上回り世界5位になることが予想されますが、平均年収では世界69位まだまだ個の経済規模は大きくないという特徴があります。
主な決済手段
対面式の主な決済手段
ここは東南アジア諸国でも見た現象で基本現金主義です。しかしながら、デビットカードとクレジットカードのいわゆるキャッシュレス決済が合わせて20%を超えており、東南アジアの諸国とは一線を画す決済事情であることが伺えます。
《出典》Worldpay
Eコマースを含む通販全般の決済手段
ここでも電子決済が1位を獲得しており、現地ECとの相性は良いと判断出来ます。
ただ、他の物流やプロモーション、日本のプロダクトが受け入れられるかといった面は他記事で検証予定です。
《出典》Worldpay
モバイル決済
- PayTM
- Phoneme
- PayUMoney
- Paypal
- AmazonPay
- GooglePay
有力なモバイル決済サービスは上記になります。
最もシェアを持つPaytmは3億を超えるユーザーと800万の加盟店を持つインド最大のモバイル決済で、親会社はモバイルインターネット企業であるOne97 Communicationsというところで珍しく非携帯キャリアの企業です。
ソフトバンクは2017年に14億ドルを出資しており、Paypayの事業立ち上げではこのPaytmの技術を活用したとのことです。
《出典》Counter point
まとめ
インドではキャッシュレス、モバイル決済が普及しつつあることが分かりました。
ECとして進出する際には、モバイル決済での現地通貨決済が必須で現地ECであれば可能性を見出せる状況です。
弊社のサービスLaunch Cartにおいても、2020年は50以上ある現地金融機関とのネットバンキング接続を予定しています。
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スターフィールド編集部
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