越境EC放浪記!アイルランド発!志の高いお菓子サブスクボックスを注文
はじめに
前回の記事では、海外から日本に発送可能なお菓子のサブスクボックスを探していましたが、意外と日本への発送というのはできるところが少ないらしく、結局注文できないまま終わってしまいました。
今回さらに調査をしたところ、日本に発送できるサービスを見つけたので、無事注文しました。
どこの国かというとアイルランド!
IRISH TASTE CLUB というサービスについて今回はレポートしてみました!
ちなみに、前回の記事はこちら
どんなサービス?
一回の発送で終わりの「ギフトボックス」と、複数回配送のサブスクリプションボックスの2つの選択肢があります。サイトを見る限りは、内容の違いはないようです。
このサービスの想いが書かれているページがありました。少し長いですが引用します。
近年、アイルランドではより多くの人々が、自らの価値を再認識しています。その結果、アイルランドでは、技術を持った優秀な生産者たちが増えてきたのです。しかし、アイルランドのような小さな経済圏では、多くの生産者が苦戦しています。
これらの家内工業は、莫大な予算と人材がなければ、市場で存在感を示すことはできませんでした。そのため、多くの素晴らしい製品は、小さなファーマーズマーケットや地元の小さな店の棚に並ぶ以外は、ほとんど発見されず、評価されることもなかったのです。
(中略)
私はアイルランドのそうした小さな家内工業的生産者の裾野を広げる手助けをすることを仕事にすることに決めました。アイルランドの小規模な職人的生産者が、中間業者を排除して、米国とアイルランドの消費者に直接販売するためのプラットフォームであるIrish Taste Clubの原動力は、ここにあります。まるで、アイルランドのファーマーズ・マーケットがあなたの家のドアに直接やってくるようなものです。
最後の一文が特にいいですね!
チャットで質問!
このサイトはTOPページにNo matter where you live と書いているので、多分日本への発送も大丈夫だろうとは思いつつも、購入フォームの最後の最後で「やっぱり送れない」となるのが嫌だったので、サイトの右下に出てくるチャットフォームから質問しました。
答えてくれたのは、車がアイコンのAustinさん。世界中に送れる!と即レスしてくれました。
やはり海外サイトから購入する場合、このような有人のチャットサービスはありがたいですし、サイトの信頼度が大きく増します。
嬉しくてつい他のことも聞いてしまいました。
日本からの注文は多いの? と聞くと、
そんなになくてやはりアイルランド国内やUK、アメリカなどが多いようです。
日本に送ってくれるヨーロッパのお菓子ECってあんまりないんだというと、驚いていました。
もしかしたら、他の会社のサービスでも、FAQ上は配送国として日本が入っていなくても、
こんな感じで個別に問い合わせたらOKということもあるのかもしれません。
購入してみた
日本に送れることがわかったので実際に購入に進みます。
ボックスの選択肢は、ギフト用(1回のみ)か、サブスクかの2択で、サブスクの場合は何ヶ月間隔かを選択します。今回はギフト用にしました。
カートインした画面です。この時点でログイン等なにもしていないのに、shipping to Japanとなっています。IPアドレスで判別しているのでしょうか。
ばりばり海外配送ですが送料が含まれているのが、感覚的にうれしいですね。
次の配送先の住所を入れる欄には、日本の都道府県がプルダウンで選択できるようになっていました。このあたり芸が細かいですね。システムはなにを使っているのか気になるところです。
決済はクレジットカードのVISA,Master、アメリカンエクスプレスのみです。
最後に
念願の海外スイーツを注文できました。1月に2回しか発送しないとのことで、いつ到着するかわからないですが楽しみです。
このサイトは、ヨーロッパスイーツの類似サイトに比べても手作り感が溢れていて、個人的にはとても好感をもちました。このような想いを伝えるには、モールでは難しく、自社サイトならではの強みがあると思います。
ただ、このサイトが行っているように、有人のチャットボットや、送料無料の仕組みなど、顧客の心理的ハードルを下げる施策がマストであることも、同時に痛感します。実際に購入者となって5,000円以上の買い物をする立場になると余計に。
ボックスが届いたら、あらためてレポートします!
《参考・画像出典》
Author Profile
HASHIMOTOHIROKI
1984年香川県生まれ。 早稲田大学第一文学部哲学専修卒。 三味線奏者、豆腐屋、八百屋を経て、現在はスターフィールド株式会社で、あらゆる日本企業を世界進出させるべく越境ECの普及に力を注ぐ。 特に中国、台湾向けECカート導入がメイン業務。
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