オンラインショッピングの情報収集トレンド
はじめに
皆さんは、商品を買うときにどうやって情報を得ますか?昔はお店に行ったり、テレビや雑誌、新聞などのマスメディアでチェックしていたものです(おそらく)。今はネットで調べる人が多くなってきたのではないでしょうか。 特にオンラインショッピングの場合、お店で実物をチェックできないことがほとんどです。 現代の人々はどうやって情報を収集しているか、リサーチした記事を見つけたので紹介したいと思います。
ヨーロッパ人の98%が使うのは…
オンライン決済サービス等を提供するMollie社(オランダ)が行った「The European Ecommerce Report 2023」によると、この1年でオンラインショッピングの方法が変わったと実感している人は、なんと99%に上るそうです。 この調査はドイツ、イギリス、フランス、オランダ、ベルギーの5,000人の消費者を対象に行われたものですが、消費行動が去年と変わらなかったと答えたのは、たった41人でした。
さらに約98%の人が、商品を探すのにソーシャルメディアを利用すると回答しました。多くの買い物客が好んで利用するのは、YouTube(47%)、次いでFacebook(43%)、Instagram(40%)、という結果になったとのことです。
日本人がよく使うのは…
ファッションのECサイトで購入する日本人がどのように情報収集しているのかを調べたアンケートも見つけたのでご紹介します。
「通販サイト以外でファッションに関する情報収集する方法は何がありますか?(複数回答)」という質問に対して、「TwitterやInstagramなどのSNS」が22.8%で一番多く、次いでYoutubeなどの動画が13.6%という結果になったとのことです。数字的にはヨーロッパよりは低いものの、ソーシャルメディアから一番情報を得ているという点は共通しています。
3位が「友人・知人から」で、「雑誌や書籍」は9.5%とSNSの半分以下の数字に。雑誌などの公式SNSを見ている人もいるでしょうから、厳密に区別するのは難しいかもしれませんが、オフライン情報をメインにしている人は、多くはないと言えそうです。
ちなみに、同調査では「ファッション通販サイトの商品ページで、最もじっくり見るところはどこですか?(複数回答)」という質問もしています。「商品の特徴や詳細」と「商品写真」という回答は、どちらも36~38%とほぼ同じ割合で上位を占めています。
その一方で、「他の人のレビュー、口コミ数など」が10.2%と、思いのほか少ない数字に。 先日ドイツのZalandoがレビュー機能を削除したことを驚きをもって紹介しましたが、レビューが参考になる期待値が減っているのかもしれません。
その代わりに、YouTuberやインスタグラマー、その投稿につくコメントなど、SNSでレビューに類した情報を得ているとも考えられるので、まだレビュー機能が不要とは判断できませんが。
参考:https://ecommercenews.eu/98-of-shoppers-use-social-media-to-find-products/
Author Profile
TOMI
制作ディレクターとか進行管理とかリソース管理してます。 欧米もアジアも好きですが次は南米あたりに住みたい。
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