## はじめに
前回の私のブログでは訪日台湾人旅行客の動向を旅行客数、国内消費額、購入したい品目の３つの切り口でご紹介いたしました。今回は別の観点でも日本を訪れる台湾人旅行客について紹介していきます。

参考）https://sterfield.co.jp/blog/taiwanese-tourists/

## 台湾人が日本に行ってみたい理由とは？
台湾人向けに実施した日本を訪れた理由調査では、日本食の堪能やショッピングが上位を占めていますが自然景観や名城旧跡といった観光地巡りと行ったコト消費も台湾人には人気であることが伺えます。
 ![](https://cont.sterfield.co.jp/uploads/2023_e07342e4b0.webp) 

## 台湾人に人気の観光スポットランキング
次に台湾人に人気の観光スポットをご紹介いたします。1位「富士山」2位「東京ディズニーランド」3位「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」と日本人にも大人気スポットがランクインしています。4位と5位は意外にも「立山黒部アルペンルート」「白川郷合掌造り集落」といった地方の観光スポットがランクインしており、日本ならではの壮大な風景や伝統的な集落も台湾人には人気なのですね。
 ![](https://cont.sterfield.co.jp/uploads/2023_7a2cebcbc9.jpg) 

## 台湾人が日本旅行時に直面した問題とは？
台湾人が日本を旅行する際に感じたいちばんの問題はコミュニケーションの問題です。最近では翻訳ツールの発達により徐々に解消されつつあるものの、やはりまだまだ言語の壁は大きな課題のようです。日本ではまだまだ日本語以外の言語が使えない店舗も多くあり、特にレストランのメニューについては、翻訳ツールを使って注文しても、別の料理が出てくる場面もあるようです。
 ![](https://cont.sterfield.co.jp/uploads/2023_c903f49d12.webp) 

## まとめ
いかがだったでしょうか。海外からの観光客と言えば爆買いのイメージでしたが、台湾からの訪日客には日本ならではの大パノラマや由緒ある観光名所が人気なようです。そしてコミュニケーションの問題からも分かるようにインバウンド需要が増えている今、観光地において外国語対応、特に訪日数の増えている台湾人の言語である台湾語は必須な状況です。日本にはたくさんの素敵な観光地があるので、訪日観光客により満足していただけるようなサービス向上を期待したいですね。

富士山.avif

台湾人旅行客から見た日本旅

## はじめに
コロナ禍も終わり全国各地の観光地は海外からの旅行客で賑わい活気に溢れています。その中でも台湾からの旅行客は昨今急増しており、台湾人の日本人気は急拡大しています。そこで今回は新たな海外販路としても注目されている「台湾」からの訪日旅行客の最新動向について考察していきましょう。

## 訪日台湾人旅行客数の推移
ここでは実際にどのくらいの台湾人が日本を訪れているか2024年1〜6月とコロナ前の2019年1〜6月を比較していきます。2024年1~6月に日本を訪れた台湾人旅行客はいずれの月も2019年を上回り、半年間で約297万人もの方々が日本を訪れました。なんと台湾の全人口（約2,360万人）の約13％（およそ8人に1人）が日本を訪れていることになります。

 ![](https://cont.sterfield.co.jp/uploads/1_000a10e2f0.png) 

（データ参考元）
日本政府観光局 国籍/月別 訪日外客数 （2003年 ~ 2024年）

## 訪日台湾人の日本国内消費額
次に日本を訪れた台湾人の日本国内消費について見ていきましょう。観光庁が発表している最新（2024年7月19日現在）のデータによると2024年4-6月期の訪日台湾人の日本国内消費額は2,639億円でした。これはコロナ前の同時期（2019年4-6月期）の1,414億円に対して2倍近く増加しています。

また下の図から台湾からお越しの観光・レジャー目的の一般客1人1泊あたりの旅行支出は約35,000円と大国アメリカからの旅行客の支出に匹敵する金額となっており、買物代ではアメリカ人の2倍以上の金額を消費している事が分かります。

 ![](https://cont.sterfield.co.jp/uploads/2_bddb9bda68.png) 

（参考）
国土交通省 観光庁 【インバウンド消費動向調査】
https://www.mlit.go.jp/kankocho/content/001754885.pdf

## 台湾人が日本で買いたいものとは？
2024年1月にジーリーメディアグループ社が実施した台湾に住む「樂吃購（ラーチーゴー）！日本」ユーザー向けのアンケート結果によると次回訪日時に購入したい物の1位はお菓子（83.1%）、2位は食品（75.0%）と日本の食への興味関心が伺えます。

 ![](https://cont.sterfield.co.jp/uploads/3_1ed5cc0d26.png) 

また日本で買いたい食品・お菓子の調査結果では1位「ニューヨークパーフェクトチーズ」、2位「じゃがポックル」、3位「明治チョコレート」と日本人にも馴染みのある人気スイーツがランクインする結果となりました。

 ![](https://cont.sterfield.co.jp/uploads/4_b65f838e3d.png) 

（参考）
「ジーリーメディアグループ」2024年1月実施アンケート結果より
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000031.000046085.html

## まとめ
今回は訪日台湾人旅行客の動向についてご紹介いたしました。予想以上に多くの台湾人旅行客が日本を訪れ、消費している結果に驚くばかりです。今後も台湾での日本人気はますます高まりそうな予感です。

770201_1_org_Gepaeck_Flughafen.jpg

急増中 訪日台湾人旅行客の最新動向

## はじめに
2023年、高知県内の外国人延べ宿泊者数は12万9千人泊に達しました。これは、コロナ前の2019年と比べると35.8%の増加となり、全国で2位の伸び率を記録しました。

一方で、依然として回復途上にある県も少なくない中、なぜ多くの人々が高知県を訪れているのでしょうか。その理由を探ってみました。



## 詳しい数値を見てみると、、？
<head>
    <meta charset="UTF-8">
    <meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1.0">
    <title>2019年比で増加率が高い5県</title>
    <style>
        table {
            width: 50%;
            border-collapse: collapse;
            margin: 20px 0;
        }
        th, td {
            border: 1px solid #ddd;
            padding: 8px;
            text-align: center;
        }
        th {
            background-color: #f2f2f2;
        }
    </style>
</head>
<body>
    <h3>2019年比で増加率が高い5県</h3>
    <table>
        <tr>
            <th>施設所在地</th>
            <th>延べ宿泊者数</th>
            <th>2019年比</th>
            <th>前年比</th>
        </tr>
        <tr>
            <td>東京都</td>
            <td>42,727,680</td>
            <td>45.6%</td>
            <td>530.6%</td>
        </tr>
        <tr>
            <td>高知県</td>
            <td>129,480</td>
            <td>35.8%</td>
            <td>1209.2%</td>
        </tr>
        <tr>
            <td>栃木県</td>
            <td>452,750</td>
            <td>27.6%</td>
            <td>592.7%</td>
        </tr>
        <tr>
            <td>福岡県</td>
            <td>4,737,990</td>
            <td>11.2%</td>
            <td>681.3%</td>
        </tr>
        <tr>
            <td>大分県</td>
            <td>1,281,000</td>
            <td>6.2%</td>
            <td>655.2%</td>
        </tr>
    </table>

参考：[宿泊旅行統計調査（観光庁）](https://www.mlit.go.jp/kankocho/tokei_hakusyo/shukuhakutokei.html#cp1)


この表をみると東京に次いで高知県がコロナ後の増加率で2位になっていることが分かります。他の県と比べ母数ではまだまだ少ないですが、注目を集めていることが伺えます。

### 外国人の高知県内宿泊者数の推移
 ![](https://cont.sterfield.co.jp/uploads/_1378df70a0.png) 

<br>参考：[宿泊旅行統計調査（観光庁）](https://www.mlit.go.jp/kankocho/tokei_hakusyo/shukuhakutokei.html#cp1)

また2023年の宿泊者数の国別人数では台湾が多いようです。

### 2023年の高知県宿泊者　国別の人数
 ![](https://cont.sterfield.co.jp/uploads/_743d10f1d0.png) 

<br>参考：[宿泊旅行統計調査（観光庁）](https://www.mlit.go.jp/kankocho/tokei_hakusyo/shukuhakutokei.html#cp1)

## その要因は？
高知空港に台湾からのチャーター便が好調であることが大きな要因と考えられます。

> 高知龍馬空港（高知県南国市）と台北・桃園国際空港を結ぶ国際定期チャーター便が、運航期間を新たに約7カ月間延長すると県が発表した。延長は2度目で、運航期間は計約1年半となる。
> 
> 同便は、高知龍馬空港で初めての国際チャーター便の定期運航で、昨年5月10日から週2回（水、土曜）運航。

引用：朝日新聞https://www.asahi.com/articles/ASS2W6QYNS2WPTLC01P.html

平均搭乗率は9割を超えており、再度の延長が決まったようです。来年度、国際線に対応した新たなターミナルビルを完成させる方針としているそうです。

さらに観光客の増加という意味では、クルーズ船の入港が増えていることも挙げられるでしょう。
ただ、県内で宿泊はしないはずですので、宿泊者数にはカウントされないと考えられます。やはりチャーター便がいちばんの要因でしょう。

### クルーズ船の入港数の推移
 ![](https://cont.sterfield.co.jp/uploads/_fc3400e3e0.png) 
<br>
引用：クルーズ客船等の入港予定等について
https://www.pref.kochi.lg.jp/doc/cruise7/

## まとめ
高知県はコロナ禍からの回復を遂げ、外国人宿泊者数の大幅な増加を実現しました。高知県の観光施策は今後も注目されることでしょう。

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全国２位の伸び率！高知県のインバウンドについて

## はじめに
前回の買い物編は皆さん見たでしょうか？
買い物を利用できるアプリやクーポンがたくさんあり、税込や税抜にも外国人が混乱しています。色々なおもしろいカルチャーショックですよね。

今回は遊び編です。この話題は海外観光客もビックリすることですね。今回は皆さんに紹介しましょう！

## 遊びに関するカルチャーショック！？

> 1．クレーンゲーム店舗が多い！種類が多い！外国人観光客が必ず行く！

> 2．複合レジャー施設がすごい！様々な施設があるなんてビックリ！

## ①クレーンゲーム
 ![](https://cont.sterfield.co.jp/uploads/3_bff28aee23.png) 
台湾にもクレーンゲームがあって、一時的にはすごいスピードであちこちにどこでもクレーンゲーム店が見られていて、すごく人気がありました。しかしこの1年、2年ぐらいだんだん店が衰退してきています。それは恐らく「難しくて取れない、偽物が多い…等」の原因で、だんだん人気になれなくなりました。

日本のクレーンゲームセンターはとても多いし、ほとんど会社経営しています。例えば：「GIGO、TAITO、ナムコ、Round1…等」のクレーンゲームです。会社経営しているクレーンゲームはほとんどアプリがあり、会員登録をしてから1日1回遊び無料とかあるので、すごく良いと思います。また台湾では個人経営しているので、コストも考えないといけないです。そして景品の偽物は日本に絶対にないです。

それに加えて様々な景品の種類があり、毎週新商品も入荷するので、飽きないですよね。そのため外国人観光客は日本に来る時、必ず遊びに行きたいところです。今年3月に『10万円でできるかな』というテレビ朝日の番組で、「外国人観光客が日本で爆買い高額商品ベスト5」というテーマとして、外国人観光客のスーツケースを調査し、その中に第5位は「クレーンゲームで取った大量のクマのぬいぐるみ」です。

※出典：https://encount.press/archives/595495/

さらに日本にもネットクレーンゲームもあって、それはすごいし、海外にも運送できるし、世界のどこでもクレーンゲームが遊べることになり、きっと喜んでいるでしょう。


## ②複合レジャー施設
 ![](https://cont.sterfield.co.jp/uploads/F994_D527_EC_37_4_B44_ACA_1_8_D9036096361_fbbe30be0d.jpg) 
日本には複合レジャー施設がたくさんありますね。例えば：「動物系、体験系、遊び系…等」の様々な種類があります。特に遊び系の複合レジャー施設はそこに行ったら、ほぼ一日中ずっとそこにいるでしょう。

訪日ラボから調査した「インバウンド人気観光地ランキング TOP10」の中で、第一位のレジャー施設「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」があって、このような遊園地は一日では絶対足りないと思います。第一位〜第四位はほぼ人気ある遊園地ですよね。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　

##### **＜インバウンド人気観光地ランキング TOP10＞**
1. ユニバーサル・スタジオ・ジャパン
2. ワーナー ブラザース スタジオツアー東京 - メイキング・オブ・ハリー・ポッター
3. 東京ディズニーランド
4. 東京ディズニーシー
5. HEP FIVE観覧車
6. 白い恋人パーク
7. 富士急ハイランド
8. 天保山大観覧車
9. ハウステンボス
10. よこはまコスモワールド

※出典：https://honichi.com/news/2024/02/09/202402_inboundranking-amusementpark/

また複合レジャー施設の中でもっとも親しみのあるのは「Round1」だと思います。それは何というと「Round1」はクレーンゲームがあって、さらにガチャガチャ、カラオケ、ボーリング、卓球、ビリヤード等様々な施設があります。一部の店舗では駅から遠くならば、無料シャトルバスにも利用できるなんてすごく良いことです。

もし台湾にももっとそういう複合レジャー施設があれば、きっと良いことでしょう。

## まとめ
日本には遊ぶことがたくさんありますよね。外国人観光客が日本に来たら、必ず行きたいところがたくさんあります。外国人観光客としてはそれもすごい魅力だと思いますよ。今後はもしまた機会がありましたら、また紹介しましょう。楽しみにしておいてくださいね。

今後も引き続き面白い文化の違いや台湾人観点、台湾情報などを紹介したいと思いますので、もし興味がありましたら、次回はまた見てくださいね。

未命名設計 (1).png

台湾人視点、日本のあるある！？：遊び編

## はじめに
パンデミックが徐々に収束し、海外旅行に行けるようになってきました。街を歩けば訪日観光客を見かける機会が増えています。そこで、昨年一年における訪日観光客について調べてみました。


## 訪日観光客の状況

### 2023年の訪日観光客：	2,506万人

日本政府観光局（JNTO）によると、2023年に日本に訪れた海外の観光客は2,506万人となり、年間累計では2019年比で約8割程度まで回復しています。12月の訪日外客数は273万人を超えて、新型コロナウイルス感染症拡大後で単月過去最多となりました。


## 国別の訪日観光客数ランキング

 ![](https://cont.sterfield.co.jp/uploads/_13908a86c9.png) 
（参考）日本政府観光局のデータを元に作成

　訪日観光客数のトップ10の内、米国と豪州を除く8か国（地域）がアジアの国々でした。弊社が行う海外販路拡大支援では台湾向けの実績が多いのですが、台湾から来日する観光客数が第2位となっており、それぞれ関連性が高いと感じました。


## 訪日観光客の旅行消費額

　観光庁によると、2023年における訪日客の旅行消費額は、5兆3千億円近くにのぼり、過去最高を記録しました。一人当たりの旅行支出額は、21万2千円で、2019年に比べて宿泊費の構成比が増加し、買物代の構成比が減少しています。

 ![](https://cont.sterfield.co.jp/uploads/7_21430a2642.png) 
（出所：　国土交通省観光庁「年間の訪日旅行消費額推移 【図表7】」）




 ![](https://cont.sterfield.co.jp/uploads/2_25f17ac8c7.png) 
（出所：　国土交通省観光庁「訪日外国人旅行消費額の費目別構成比【図表2】」）


ちなみに1人当たりの旅行支出額が一番多かったのはスペインの34万1千円、次いで豪州34万円、イタリア33万5千円の順となっています。

 ![](https://cont.sterfield.co.jp/uploads/_ef3d13c224.png) 
（参考）日本政府観光局のデータを元に作成


訪日観光客数で一番多かった韓国は、1人当たりの旅行支出額が10万7千円、2番目に訪日客数が多かった台湾は18万7千円となっていました。日本から近距離で、いつでも来日できる安心感から短期日数も影響しているのかもしれません。


## まとめ
　観光客の往来が活発になり、街がにぎやかになってきました。円安の今、お得に日本へ旅行できるタイミングでインバウンド客が増えています。日本の文化や食事を大いに楽しんで、帰国後も日本とのつながりを大切にしていただけたら嬉しいなと思っています。


（参考）
・日本政府観光局, 訪日外客統計, 
https://view.officeapps.live.com/op/view.aspx?src=https%3A%2F%2Fwww.jnto.go.jp%2Fstatistics%2Fdata%2Fsince2003_visitor_arrivals_December_2023.xlsx&wdOrigin=BROWSELINK（参照：2024-02-11）

・国土交通省観光庁, 訪日外国人消費動向調査, https://www.mlit.go.jp/kankocho/siryou/toukei/content/001718104.pdf（参照：2024-02-11）



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