日本から台湾にどのような食品・農産物が輸出されてる?
はじめに
日本と地理的にも近く、特に親日と言われている国、台湾。弊社でもグローバルECなどで、ご支援することが圧倒的に多い国です。
日本から台湾にどのような食品・農産物が輸出されてるのか改めて調べてみました。
輸出統計を見てみると?
では実際に統計を見てみましょう。 【画像引用】台湾への農林水産物・食品の輸出に関するレポート
全体を見てみると、りんご、アルコール飲料、ホタテ貝が輸出金額として多いことが分かりました。
輸出量トップのりんごについて
りんごは、ここ10年でトップ4に常に入っており、金額が伸び続けていることが分かります。
りんごといえば青森県ですが、青森県で年間に生産されるりんご50万トンのうち、4万トンが海外に輸出され、その70%は台湾向けとされています。
りんごは贈答用として好まれるほか、スーパーにも並ぶそうです。
ホタテ貝について
ホタテ貝については、年々輸出金額を伸ばし、順位を上げていることが分かります。 JETROとしてもホタテ貝は輸出の重点品目にしており、積極的なプロモーションが行われています。
台湾の日本食料理店の協力を得て、ホタテの特別メニューを現地の人気インフルエンサーが取材、発信するなどの取り組みがなされています。
【参考】JETRO 日本産水産物プロモーションを台湾にて開始
そのほかの項目について
アルコール飲料についても安定して輸出金額が伸びており、特に2021年から22年で1.4倍もの金額になっています。
台湾人は晩酌の習慣がないと言われており、レストラン向けのビールやウイスキーが輸出品目として多いようです。確かに台湾では日本料理店以外では日本酒を見かけることはあまりない印象です。
牛肉に関しては、2015年に輸出が解禁されました。その後、4位以内にランクインし続けています。 台湾最大級の食品展示会であるFood Taipeiでも和牛を取り扱う日本の業者が多く出展をしており、高い需要があることが分かります。
まとめ
台湾向けの輸出金額を改めて調べ見ましたが、りんごが1番金額が多いとは予想外でしたが、確かに熱帯気候の台湾ではりんごの栽培は難しく、輸出量が多いのも頷けるなと感じました。
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IKUTA
最近、よくセミナーにも登場します。
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