<h2>はじめに</h2>
<p>訪日中国人観光客向けサービス、中国向けの越境ECなどを行っている方は既にご存じであろうAliPay、WeChatPay、UnionPayといった中国独自の決済手段。「爆買い」ブームにより、一時期銀座に日本人より訪日観光客の方が多いといった現象が起きてからは、日本のドラッグストアやコンビニなどでも見かけるようになりました。</p>
<p>しかし、私たち日本人は中国向けの決済を日常ではあまり使用しないため、これら3つの特徴や使い分け方がよく分からないですよね。そこで今回は、中国3大決済について色々とまとめてみました。</p>
<h2>中国3大決済とは</h2>
<p>具体的な定義はありませんが、基本的に中国で最も利用されているモバイル決済、AliPay、WeChatPay、UnionPayのことを指します。弊社のアジア向け越境ECカート、LaunchCartも2016年にこれら全ての決済と接続を完了し、中国向けに販売されている多くの日系企業様にご利用いただいております。</p>
<p>以下のグラフは、中国ECにおける決済サービスプロバイダのマーケットシェアであり、Alipayがダントツの1位です。</p>
<p><img loading="lazy" class="aligncenter size-full wp-image-6301" src="/uploads-archive/lc/2021/02/13d87a789d952000b3e9e1f1da5791bf.png" alt="" width="300" height="300" srcset="/uploads-archive/lc/2021/02/13d87a789d952000b3e9e1f1da5791bf.png 500w, /uploads-archive/lc/2021/02/13d87a789d952000b3e9e1f1da5791bf-300x300.png 300w, /uploads-archive/lc/2021/02/13d87a789d952000b3e9e1f1da5791bf-150x150.png 150w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" /></p>
<p>では、各サービスの特徴や違いについて探ってみましょう。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h3>支付宝（Alipay）</h3>
<p><img loading="lazy" class="aligncenter size-medium wp-image-6288" src="/uploads-archive/lc/2021/02/Alipay_logo-300x105.png" alt="" width="300" height="105" srcset="/uploads-archive/lc/2021/02/Alipay_logo-300x105.png 300w, /uploads-archive/lc/2021/02/Alipay_logo.png 533w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" /></p>
<p>アリババグループが設立したCtoC型のECサイト、淘宝网（タオバオ）の決済手段として普及した、モバイル決済サービスです。現在では、タオバオでの買い物のみならず、他のECサイトでの買い物、公共料金の支払い、オフラインでの買い物など、生活のありとあらゆる所で利用されています。中国国内でのモバイル決済シェアは50%を占めるとも言われており、中国最大の第三者決済サービスです。</p>
<p>アリババグループが提供する決済サービスなため、淘宝网だけでなく、天猫（Tmall）での主要な決済手段として導入されています。</p>
<p>同じモバイル決済であるWeChatPayとの大きな違いは、Alipayの方が「ECでの決済」や「金融サービス」に特化している部分で、支払いや知人への送金だけでなく、保険、少額ローンや投資などの機能があります。</p>
<p>4億人のアクティブユーザーを抱えるとのデータもあり、中国向け越境ECでは欠かせない決済サービスです。</p>
<p>※ちなみに、支付宝は中国語では「ジーフーバォ」と読むそうです。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h3>微信支付（WeChatPay）</h3>
<p><img loading="lazy" class="aligncenter size-medium wp-image-6287" src="/uploads-archive/lc/2021/02/f10d5a67dfa008d502feed9a8cad4bd1-300x102.png" alt="" width="300" height="102" srcset="/uploads-archive/lc/2021/02/f10d5a67dfa008d502feed9a8cad4bd1-300x102.png 300w, /uploads-archive/lc/2021/02/f10d5a67dfa008d502feed9a8cad4bd1.png 442w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" /></p>
<p>Alipayに比べて「コミュニケーション」に特化した決済サービスである、WeChatPay。世界中に6億人のアクティブユーザー（WeChatユーザーは11億人以上）を抱えるとも言われています。</p>
<p>中国の「お年玉」や「ご祝儀」のような風習である「紅包（ホンバオ）」をWeChat経由で渡すなど、買い物以外のお金のやり取りでも頻繁に利用されているようです。Alipayにも友達同士や家族同士での送金機能はありますが、チャットしながらお金のやり取りをできるWeChatを使う人の方が多いと考えるのも自然かと思います。筆者の友達は、大学時代の仕送りは全てWeChat経由で両親からもらっていたらしいです。</p>
<p>ちなみに、WeChatPayはAlipayと同じように日常生活の決済手段として利用されていますが、中国最大のECモール天猫（Tmall）と淘宝网（タオバオ）では利用することができません。その代わり、京東（ジンドン）では利用することができます。Alipayがモバイル決済のシェアを取っているのも、サービスのコンセプトだけでなく、このようなECモールで利用できないという背景もあるからかと思いました。</p>
<p>ですが、越境ECを始める際には、ECの決済シェアをとっているAlipayだけ導入すれば良いのではないか？と考えられる方もいらっしゃるかと思います。まずは以下のグラフをご覧ください。</p>
<p><img loading="lazy" class="aligncenter size-full wp-image-6306" src="/uploads-archive/lc/2021/02/Tenpay-and-Alipay.jpg" alt="" width="1400" height="900" srcset="/uploads-archive/lc/2021/02/Tenpay-and-Alipay.jpg 1400w, /uploads-archive/lc/2021/02/Tenpay-and-Alipay-300x193.jpg 300w, /uploads-archive/lc/2021/02/Tenpay-and-Alipay-1024x658.jpg 1024w, /uploads-archive/lc/2021/02/Tenpay-and-Alipay-768x494.jpg 768w, /uploads-archive/lc/2021/02/Tenpay-and-Alipay-600x386.jpg 600w" sizes="(max-width: 1400px) 100vw, 1400px" /></p>
<p>2018年のデータにはなりますが、どのサービスにも「ロイヤルユーザー」「ヘビーユーザー」と呼ばれる層がある通り、Alipayしか使わない、WeChatPayしか使わない人が存在します。また、WeChatPayは、中国のコミュニケーションで必須となっているWeChatに付随している決済サービなため、Alipayに比べ導入の手間がかからずユーザー数が多いことも特徴として挙げられます。ユーザビリティ向上のためにも、越境ECサイトにてWeChatPayを導入したほうが良いでしょう。</p>
<p>※AlipayにもWeChatPayにもついている「支付」ですが、中国語で「支払う」という意味だそうです。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h3>銀聯（UnionPay）</h3>
<p><img loading="lazy" class="aligncenter size-full wp-image-6289" src="/uploads-archive/lc/2021/02/d099d886ed65ef765625779e628d2c5f.png" alt="" width="284" height="177" /></p>
<p>UnionPayは、中国政府主導で作られた国際クレジットカードブランドです。発行枚数80億枚以上（世界1位）176の国と地域で利用することができます。中国では、銀行のキャッシュカードを作ると、自動的に銀聯ブランドが付属されており、実店舗でデビットカードとして利用されること多いそうです。</p>
<p>AlipayやWeChatPayはモバイル端末での決済な一方で、UnionPayはカードなので、誰でも一枚は持っているといった感覚なのでしょうか。また、少し古めのデータですが、2015年にUnionPay全所有者のうち、5億人がECでの買い物に利用しているというデータもありました。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h2>ほかにもたくさんある！中国モバイル決済</h2>
<p>日本や他のアジア諸国でも、「キャッシュレス化」が叫ばれ、QRコード決済といった新たなモバイル決済が続々とサービス開始がされています。中国も同様で、上記3大決済のパワーは凄まじいものの、他の決済サービスも様々な工夫を凝らしています。</p>
<p>以下に、中国新興決済サービスについてまとめているので、ぜひご覧ください。</p>
<p>  <div class="lcLink">
    <a href="https://launchcart.jp/contents/ekkyo-ec_payment-series_china/">
      <figure class="lcLink__figure"><img src="/uploads-archive/lc/2019/09/ling-tang-yBroAF1cN3I-unsplash-300x200.jpg" alt="各国の決済事情シリーズ「中国の決済事情を網羅」今後伸びそうな中国決済について解説！"></figure>
      <div class="lcLink__text">
        <h3 class="lcLink__title">各国の決済事情シリーズ「中国の決済事情を網羅」今後伸びそうな中国決済について解説！</h3>
        <div class="lcLink__info">
          <p class="lcLink__category">決済</p>
          <p class="lcLink__date">2019.10.3</p>
        </div>
      </div>
    </a>
  </div></p>
<h2>まとめ</h2>
<p>今回は、中国3大決済のそれぞれの特徴について調べてみました。</p>
<p>3つとも中国人の生活には欠かせないサービスであり、大多数の人が3つを使い分けて生活を送っているようにも思いました。一方で、用途別に使い分ける人や、ある一つのサービスに利用を集中している人も、いらっしゃると思うので（ちなみに筆者はヘビーマイラーです）、どのような方にも心地よく購入していただけるECサイト作りという観点では、3大決済の導入が不可欠だとも感じました。</p>
<p><small></p>
<p>《参考》<a href="https://ltl-beijing.com/wechat-pay-vs-alipay/" rel="noopener noreferrer" target="_blank">LTL Mandarin School</a> , <a href="https://www.nihaopay.com/china-payments" rel="noopener noreferrer" target="_blank">nihaopay</a> , <a href="https://www.businessofapps.com/data/wechat-statistics/" rel="noopener noreferrer" target="_blank">BusinessofApps</a> , <a href="https://www.digima-japan.com/knowhow/world/8493.php" rel="noopener noreferrer" target="_blank">digima</a> , <a href="https://themindstudios.com/blog/china-payment-systems-guide/" rel="noopener noreferrer" target="_blank">MindStudios</a><br />
</small></p>

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中国3大決済、なんで3つもあるの？特徴の違い、使い分け方を解説！

<p>2021年2月9日、バイドゥ社、ECMSジャパン社をお招きし、中国越境ECセミナーを開催しました。今回は、そのダイジェスト版を実際にセミナーで用いられたスライド（一部抜粋）を使ってご説明いたします。</p>
<ol>
目次</p>
<li>百度（Baidu）の日本法人、バイドゥ株式会社が手掛ける越境ECプラットフォーム「百分百（Baifenbai　以下、バイフンバイ)」とは？</li>
<li>グレートファイアウォールを飛び越えよう！中国向けのWEBサイト・ECサイト制作時の注意点</li>
<li>越境ECのカギは物流にあり！？プロが語る中国配送と通関事情</li>
</ol>
<h2>１．百度（Baidu）の日本法人、バイドゥ株式会社（以下、バイドゥ）が手掛ける越境ECプラットフォーム「百分百（バイフンバイ)」とは？</h2>
<p>第１部では、まずバイドゥの高根様より、中国の越境ECブームについてお話しいただきました。</p>
<p> <img loading="lazy" src="/uploads-archive/lc/2021/02/deefde76844c83407c91c5bcab2ca034.jpg" alt="" width="2159" height="1217" class="aligncenter size-full wp-image-6429" srcset="/uploads-archive/lc/2021/02/deefde76844c83407c91c5bcab2ca034.jpg 2159w, /uploads-archive/lc/2021/02/deefde76844c83407c91c5bcab2ca034-300x169.jpg 300w, /uploads-archive/lc/2021/02/deefde76844c83407c91c5bcab2ca034-1024x577.jpg 1024w, /uploads-archive/lc/2021/02/deefde76844c83407c91c5bcab2ca034-768x433.jpg 768w, /uploads-archive/lc/2021/02/deefde76844c83407c91c5bcab2ca034-600x338.jpg 600w, /uploads-archive/lc/2021/02/deefde76844c83407c91c5bcab2ca034-1536x866.jpg 1536w, /uploads-archive/lc/2021/02/deefde76844c83407c91c5bcab2ca034-2048x1154.jpg 2048w" sizes="(max-width: 2159px) 100vw, 2159px" /></p>
<p>中国の粉ミルク事件にはじまり、インバウンド・爆買い需要、そしてコロナショックによるオンラインでの買い物需要です。たった10年余りの期間ではありますが、3回も波がきており、今後の越境ECの盛り上がりにも目が離せませんね。</p>
<p><img loading="lazy" src="/uploads-archive/lc/2021/02/dd6f2eb635b54bc0a9452c5ba0ae14cd.png" alt="" width="1564" height="882" class="aligncenter size-full wp-image-6430" srcset="/uploads-archive/lc/2021/02/dd6f2eb635b54bc0a9452c5ba0ae14cd.png 1564w, /uploads-archive/lc/2021/02/dd6f2eb635b54bc0a9452c5ba0ae14cd-300x169.png 300w, /uploads-archive/lc/2021/02/dd6f2eb635b54bc0a9452c5ba0ae14cd-1024x577.png 1024w, /uploads-archive/lc/2021/02/dd6f2eb635b54bc0a9452c5ba0ae14cd-768x433.png 768w, /uploads-archive/lc/2021/02/dd6f2eb635b54bc0a9452c5ba0ae14cd-600x338.png 600w, /uploads-archive/lc/2021/02/dd6f2eb635b54bc0a9452c5ba0ae14cd-1536x866.png 1536w" sizes="(max-width: 1564px) 100vw, 1564px" /></p>
<p>また、2020年8月にリリースした中国向け越境ECプラットフォーム、百分百（バイフンバイ）の特徴についてもお話しいただきました。</p>
<p>中国語で百分百（バイフンバイ）は100%という意味だそうです。100%安心してお買い物していただけるように、という想いを込めて名づけられたそうです。そんな百分百（バイフンバイ）の特徴は、大きく分けて３つございます。</p>
<ol>
<li>百度広告を利用できる：中国検索シェア1位の百度広告を利用することで、検索エンジンからの集客を期待することができます。</li>
<li>出店障壁が低い：中国の大手ECモールへの出店は、費用や審査等、かなりハードルが高く、限られた企業様のみ利用することができるサービスです。しかし、百分百（バイフンバイ）は中国進出の第一歩としての位置づけとして、低予算で開始できるというメリットがあります。</li>
<li>決済からアフターサービスまで安心：決済やお客様サポート等中国人消費者と直接関わる部分はバイドゥにて実施するため、初めての海外進出でも不安なく始めることができます。</li>
</ol>
<h2>２．グレートファイアウォールを飛び越えよう！中国向けのWEBサイト・ECサイト制作時の注意点</h2>
<p>第２部では、弊社綛谷より中国向けのWEBサイト制作と、中国向け越境ECサイト制作の2つについてお話させていただきました。</p>
<p><img loading="lazy" src="/uploads-archive/lc/2021/02/f157c5ac0fcf8ce6f68e32f97cdd96e1.png" alt="" width="1240" height="694" class="aligncenter size-full wp-image-6431" srcset="/uploads-archive/lc/2021/02/f157c5ac0fcf8ce6f68e32f97cdd96e1.png 1240w, /uploads-archive/lc/2021/02/f157c5ac0fcf8ce6f68e32f97cdd96e1-300x168.png 300w, /uploads-archive/lc/2021/02/f157c5ac0fcf8ce6f68e32f97cdd96e1-1024x573.png 1024w, /uploads-archive/lc/2021/02/f157c5ac0fcf8ce6f68e32f97cdd96e1-768x430.png 768w, /uploads-archive/lc/2021/02/f157c5ac0fcf8ce6f68e32f97cdd96e1-600x336.png 600w" sizes="(max-width: 1240px) 100vw, 1240px" /> </p>
<p>中国からは日本やその他海外のサイト、SNSにアクセスすることができない、というのは、かなり多くの方がご存じなのではないでしょうか。</p>
<p>それらは全て「グレートファイアウォール」＝中国のネット検閲システムが原因です。しかし、日本のサイトが「完全に見れない」というわけではありません。グレートファイアウォールの飛び越え方を熟知し、中国向けの対策を丁寧に行うことで、日本で制作したサイトでも、中国で日本と同じように閲覧することができます。</p>
<p> <img loading="lazy" src="/uploads-archive/lc/2021/02/50d4140e1063e72aef7a2206da2410ec.png" alt="" width="1134" height="639" class="aligncenter size-full wp-image-6432" srcset="/uploads-archive/lc/2021/02/50d4140e1063e72aef7a2206da2410ec.png 1134w, /uploads-archive/lc/2021/02/50d4140e1063e72aef7a2206da2410ec-300x169.png 300w, /uploads-archive/lc/2021/02/50d4140e1063e72aef7a2206da2410ec-1024x577.png 1024w, /uploads-archive/lc/2021/02/50d4140e1063e72aef7a2206da2410ec-768x433.png 768w, /uploads-archive/lc/2021/02/50d4140e1063e72aef7a2206da2410ec-600x338.png 600w" sizes="(max-width: 1134px) 100vw, 1134px" /></p>
<p>また、中国越境EC戦略として、ECモールと比較した独自ドメインでの自社ECサイトの魅力についてもお話させていただきました。</p>
<p>ECモールの方が集客の面でメリットを感じる事が多いですが、モール内の価格競争やトラフィック分析ができなかったりと、ECモール出店にもデメリットはございます。そういった点を解消できるのが、自社ECサイトです。まずはECモールに出店して認知度やファンを増やしたのち、自社ECサイトと併用、或いは自社サイトに移行することで、より効率的な越境ECビジネスの運営を可能にすることができます。</p>
<h2>３．越境ECのカギは物流にあり！？プロが語る中国配送と通関事情</h2>
<p>第３部では、株式会社ECMSジャパンの平野様より、越境ECに特化した中国向けの物流サービスについてお話しいただきました。</p>
<p> <img loading="lazy" src="/uploads-archive/lc/2021/02/b38e9e5e417ec245d70f12205e6df0e1.png" alt="" width="1292" height="910" class="aligncenter size-full wp-image-6433" srcset="/uploads-archive/lc/2021/02/b38e9e5e417ec245d70f12205e6df0e1.png 1292w, /uploads-archive/lc/2021/02/b38e9e5e417ec245d70f12205e6df0e1-300x211.png 300w, /uploads-archive/lc/2021/02/b38e9e5e417ec245d70f12205e6df0e1-1024x721.png 1024w, /uploads-archive/lc/2021/02/b38e9e5e417ec245d70f12205e6df0e1-768x541.png 768w, /uploads-archive/lc/2021/02/b38e9e5e417ec245d70f12205e6df0e1-600x423.png 600w" sizes="(max-width: 1292px) 100vw, 1292px" /></p>
<p>ECMS社のサービスは、B2Bや緊急輸送が得意なクーリエ業者に比べ、B2Cを得意としており、EC事業者様が利用しやすい価格という面において優位性を持たれています。特定の航空会社を利用するのではなく、自社のノウハウを活かしてリスクを分散しながら配達をしていただける点もECMS社の特徴です。</p>
<p><img loading="lazy" src="/uploads-archive/lc/2021/02/b146dfd3e0420ffcfd28f763628c3aca.png" alt="" width="1713" height="1209" class="aligncenter size-full wp-image-6434" srcset="/uploads-archive/lc/2021/02/b146dfd3e0420ffcfd28f763628c3aca.png 1713w, /uploads-archive/lc/2021/02/b146dfd3e0420ffcfd28f763628c3aca-300x212.png 300w, /uploads-archive/lc/2021/02/b146dfd3e0420ffcfd28f763628c3aca-1024x723.png 1024w, /uploads-archive/lc/2021/02/b146dfd3e0420ffcfd28f763628c3aca-768x542.png 768w, /uploads-archive/lc/2021/02/b146dfd3e0420ffcfd28f763628c3aca-600x423.png 600w, /uploads-archive/lc/2021/02/b146dfd3e0420ffcfd28f763628c3aca-1536x1084.png 1536w" sizes="(max-width: 1713px) 100vw, 1713px" /></p>
<p>また、中国越境ECに関しては、物流においても様々なリスクがあります。中国に母体があるECMS社の場合は、中国特有の事情にも精通しており、物流リスクを適切に回避して配達を行っていただくことが可能です。</p>
<h2>まとめ</h2>
<p><img loading="lazy" src="/uploads-archive/lc/2021/02/0fbb3f9d4a3151ee0def3b7fb9c88ccc.png" alt="" width="1708" height="1206" class="aligncenter size-full wp-image-6435" srcset="/uploads-archive/lc/2021/02/0fbb3f9d4a3151ee0def3b7fb9c88ccc.png 1708w, /uploads-archive/lc/2021/02/0fbb3f9d4a3151ee0def3b7fb9c88ccc-300x212.png 300w, /uploads-archive/lc/2021/02/0fbb3f9d4a3151ee0def3b7fb9c88ccc-1024x723.png 1024w, /uploads-archive/lc/2021/02/0fbb3f9d4a3151ee0def3b7fb9c88ccc-768x542.png 768w, /uploads-archive/lc/2021/02/0fbb3f9d4a3151ee0def3b7fb9c88ccc-600x424.png 600w, /uploads-archive/lc/2021/02/0fbb3f9d4a3151ee0def3b7fb9c88ccc-1536x1085.png 1536w" sizes="(max-width: 1708px) 100vw, 1708px" /></p>
<p>非常に沢山の方にご参加いただき、中国越境ECに注目が集まっているということを、主催者側も実感することができるセミナーとなりました。ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。少しでも収穫のある時間になりましたら幸いです。</p>
<p>今回のセミナー内容や、各社サービスに関してご質問がございましたら、各社にお問い合わせください。</p>


バイドゥが運営するbaifenbaiで中国向けに商品を販売！ 越境ECを足掛かりに中国進出をする方法を徹底解説セミナーレポート

<h2>はじめに</h2>
<p>まだ見ぬ海外のEC関連事業を少しずつ調べてご紹介しています。今回はドイツ発のECカート「Ymple」を紹介します。</p>
<p>前回ご紹介した「shopware」もドイツ発のECカートで、創業20年の歴史がある企業でしたが、今回ご紹介する「Ymple」は、2016年に創業したまだまだ新しい企業です。ドイツのECスタートアップがどのようなサービスを展開しているのか、気になった方は続きをご覧ください。</p>
<p>  <div class="lcLink">
    <a href="https://launchcart.jp/contents/ekkyo-ec_shopware_germany/">
      <figure class="lcLink__figure"><img src="/uploads-archive/lc/2021/01/about_us-entry-300x195.png" alt="海外ECカート企業を独自解説！ドイツ発ECカート shopware"></figure>
      <div class="lcLink__text">
        <h3 class="lcLink__title">海外ECカート企業を独自解説！ドイツ発ECカート shopware</h3>
        <div class="lcLink__info">
          <p class="lcLink__category">EC</p>
          <p class="lcLink__date">2021.1.20</p>
        </div>
      </div>
    </a>
  </div></p>
<h2>「Ymple」社について</h2>
<p>公式サイト上に設立に関する表記はございませんでしたが、CEOはFabien Thetis氏で彼のLinkedinによると2016年7月創業した企業です。</p>
<p>社員規模は同社のLinkedinによると10人未満となっており、本社はドイツのベルリンに位置していて、都市圏で展開するベンチャー企業です。このあたりも前回紹介したShopwareと違いがあります。</p>
<p>サービスは、2017年10月21日にVer0.5.0がリリースされ、安定バージョンと思われるVersion 1.0.0は、2020年7月21日にリリースされました。</p>
<p>HP：<a href="https://www.ymple.com/">Ymple</a></p>
<h2>Ympleの特徴</h2>
<p>マルチチャンネルEコマースプラットフォームを標榜されており、Webサイトのみならず、スマートフォンアプリも同時に提供することが特徴となっています。</p>
<h2>Ympleの価格</h2>
<p><img loading="lazy" class="aligncenter size-full wp-image-6332" src="/uploads-archive/lc/2021/02/Ymple-Multi-Channel-Ecommerce-Platform-Pricing.png" alt="" width="1175" height="572" srcset="/uploads-archive/lc/2021/02/Ymple-Multi-Channel-Ecommerce-Platform-Pricing.png 1175w, /uploads-archive/lc/2021/02/Ymple-Multi-Channel-Ecommerce-Platform-Pricing-300x146.png 300w, /uploads-archive/lc/2021/02/Ymple-Multi-Channel-Ecommerce-Platform-Pricing-1024x498.png 1024w, /uploads-archive/lc/2021/02/Ymple-Multi-Channel-Ecommerce-Platform-Pricing-768x374.png 768w, /uploads-archive/lc/2021/02/Ymple-Multi-Channel-Ecommerce-Platform-Pricing-600x292.png 600w" sizes="(max-width: 1175px) 100vw, 1175px" /></p>
<p>掲載されているプランは4つです。</p>
<ol>
<li>無料版（フリーミアム）：6ヶ月と書かれているので、おそらく以降は右の90ユーロプランに移行するか、サイトを閉じるかの選択になるのでしょう。</li>
<li>月90ユーロ（約11,000円）：通常のWebサイトのみであればこのプランで良さそうです。</li>
<li>月390ユーロ（約50,000円）：Web版+アプリ。後述しますが、アプリ版では、ApplePay、GooglePayの利用が出来ます。</li>
<li>カスタマイズプラン：要見積もり。</li>
</ol>
<h2>Ympleのローカライズ</h2>
<h3>Web決済</h3>
<p><img loading="lazy" class="aligncenter size-full wp-image-6333" src="/uploads-archive/lc/2021/02/Ymple-Multi-Channel-Platform-Payments-Paypal-Credit-Card-Apple-Pay-Google-Pay.png" alt="" width="970" height="550" srcset="/uploads-archive/lc/2021/02/Ymple-Multi-Channel-Platform-Payments-Paypal-Credit-Card-Apple-Pay-Google-Pay.png 970w, /uploads-archive/lc/2021/02/Ymple-Multi-Channel-Platform-Payments-Paypal-Credit-Card-Apple-Pay-Google-Pay-300x170.png 300w, /uploads-archive/lc/2021/02/Ymple-Multi-Channel-Platform-Payments-Paypal-Credit-Card-Apple-Pay-Google-Pay-768x435.png 768w, /uploads-archive/lc/2021/02/Ymple-Multi-Channel-Platform-Payments-Paypal-Credit-Card-Apple-Pay-Google-Pay-600x340.png 600w" sizes="(max-width: 970px) 100vw, 970px" /></p>
<p>クレジットカードのVISA,Masterそして、Paypal。これらは、ヨーロッパのサービスでは定番ですね。</p>
<p>そして、左下がRuPay。異彩を放っていますが、インド国営の決済サービスです。</p>
<h3>Mobile決済</h3>
<p><img loading="lazy" class="aligncenter size-full wp-image-6334" src="/uploads-archive/lc/2021/02/Ymple-Multi-Channel-Platform-Payments-Paypal-Credit-Card-Apple-Pay-Google-Pay-1.png" alt="" width="1002" height="258" srcset="/uploads-archive/lc/2021/02/Ymple-Multi-Channel-Platform-Payments-Paypal-Credit-Card-Apple-Pay-Google-Pay-1.png 1002w, /uploads-archive/lc/2021/02/Ymple-Multi-Channel-Platform-Payments-Paypal-Credit-Card-Apple-Pay-Google-Pay-1-300x77.png 300w, /uploads-archive/lc/2021/02/Ymple-Multi-Channel-Platform-Payments-Paypal-Credit-Card-Apple-Pay-Google-Pay-1-768x198.png 768w, /uploads-archive/lc/2021/02/Ymple-Multi-Channel-Platform-Payments-Paypal-Credit-Card-Apple-Pay-Google-Pay-1-600x154.png 600w" sizes="(max-width: 1002px) 100vw, 1002px" /></p>
<p>アプリ利用においては、ApplePay、GooglePayの利用が追加で可能になります。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h2>Ympleのデモサイト</h2>
<p><img loading="lazy" class="aligncenter size-full wp-image-6345" src="/uploads-archive/lc/2021/02/Ymple-Multi-Channel-Ecommerce-Platform.png" alt="" width="1665" height="810" srcset="/uploads-archive/lc/2021/02/Ymple-Multi-Channel-Ecommerce-Platform.png 1665w, /uploads-archive/lc/2021/02/Ymple-Multi-Channel-Ecommerce-Platform-300x146.png 300w, /uploads-archive/lc/2021/02/Ymple-Multi-Channel-Ecommerce-Platform-1024x498.png 1024w, /uploads-archive/lc/2021/02/Ymple-Multi-Channel-Ecommerce-Platform-768x374.png 768w, /uploads-archive/lc/2021/02/Ymple-Multi-Channel-Ecommerce-Platform-600x292.png 600w, /uploads-archive/lc/2021/02/Ymple-Multi-Channel-Ecommerce-Platform-1536x747.png 1536w" sizes="(max-width: 1665px) 100vw, 1665px" /></p>
<p><a href="https://demo.ymple.com/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">https://demo.ymple.com/</a></p>
<p>上記URLから公開されているものを見ることが出来ます。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h2>余談</h2>
<p><img loading="lazy" class="aligncenter wp-image-6330 size-large" src="/uploads-archive/lc/2021/02/Free-E-commerce-Shopping-Cart-Online-Store-Community-of-the-Ymple-Ecommerce-Cloud-Platform-1024x655.png" alt="" width="1024" height="655" srcset="/uploads-archive/lc/2021/02/Free-E-commerce-Shopping-Cart-Online-Store-Community-of-the-Ymple-Ecommerce-Cloud-Platform-1024x655.png 1024w, /uploads-archive/lc/2021/02/Free-E-commerce-Shopping-Cart-Online-Store-Community-of-the-Ymple-Ecommerce-Cloud-Platform-300x192.png 300w, /uploads-archive/lc/2021/02/Free-E-commerce-Shopping-Cart-Online-Store-Community-of-the-Ymple-Ecommerce-Cloud-Platform-768x491.png 768w, /uploads-archive/lc/2021/02/Free-E-commerce-Shopping-Cart-Online-Store-Community-of-the-Ymple-Ecommerce-Cloud-Platform-600x384.png 600w, /uploads-archive/lc/2021/02/Free-E-commerce-Shopping-Cart-Online-Store-Community-of-the-Ymple-Ecommerce-Cloud-Platform.png 1181w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></p>
<p>これは余談ですが、競合サービスをガッツリと実名で掲載していることに驚きました。</p>
<p>日本のサービスであれば、サービスA、サービスBというような比較表は見たことあり、見る人が見れば特定できるが露骨には書かないというのが通例だと思っておりましたが、どうせ比較するならはっきりしてくれというこの辺りも文化の違いが表れているのでしょうか。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h2>まとめ</h2>
<p>同じECカートの提供会社ですが、我々よりもずっと若く、まずはEU圏内の展開といったところかと思います。今後も経過を見ていきたいと思いました。現状ターゲットしている市場がヨーロッパ圏内のみなので、バッティングすることはありませんが、アジアに向けて進出してくると脅威となりそうな存在です。</p>

海外ECカート企業を独自解説！<br>ドイツ発ECカートYmple

<h2>はじめに</h2>
<p>ヨーロッパ随一の親日国として有名な国、ポーランド。そうはいっても、なぜポーランドが親日なのか、首を傾げる人の方が多いかもしれません。「命のビザ」「杉原千畝」「ユダヤ難民」などのキーワードを聞けば、納得する人もいるでしょう。中東欧諸国の中では、日系企業の進出は進んでいる方ですが、まだまだ馴染みの薄い国と言わざるを得ません。</p>
<p>そんなポーランドに、満を持してAmazonが本格的に進出する準備に入ったとの一報が。今回はそんなポーランドのECモール事情を紹介していきたいと思います。</p>
<h2>ポーランド基本情報</h2>
<p>EU加盟国なのに、今までAmazonが進出していなかったの？と思われるかもしれませんが、それはポーランドのいくつかの特殊性に原因があるかもしれません。</p>
<h3>ポーランド語</h3>
<p><img loading="lazy" src="/uploads-archive/lc/2021/02/stepan-babanin-lyOMGTmuHng-unsplash-scaled.jpg" alt="" width="2560" height="1707" class="aligncenter size-full wp-image-6298" srcset="/uploads-archive/lc/2021/02/stepan-babanin-lyOMGTmuHng-unsplash-scaled.jpg 2560w, /uploads-archive/lc/2021/02/stepan-babanin-lyOMGTmuHng-unsplash-300x200.jpg 300w, /uploads-archive/lc/2021/02/stepan-babanin-lyOMGTmuHng-unsplash-1024x683.jpg 1024w, /uploads-archive/lc/2021/02/stepan-babanin-lyOMGTmuHng-unsplash-768x512.jpg 768w, /uploads-archive/lc/2021/02/stepan-babanin-lyOMGTmuHng-unsplash-600x400.jpg 600w, /uploads-archive/lc/2021/02/stepan-babanin-lyOMGTmuHng-unsplash-1536x1024.jpg 1536w, /uploads-archive/lc/2021/02/stepan-babanin-lyOMGTmuHng-unsplash-2048x1365.jpg 2048w" sizes="(max-width: 2560px) 100vw, 2560px" /></p>
<p>ポー＝平ら、ランド＝土地という名の通り、起伏の少ないこの国は、東西の文化が混ざり合う交流の地であるとともに、周りの大国から占領され続けるという苦難の歴史を抱えた土地でもあります。<br />そんな土地で使用されるポーランド語は、世界一難しい言葉の一つとも言われています。言語的にはスラヴ語派に属しているため、英語やラテン語派言語とは共通する言葉はほとんどなく、同じスラヴ語派であるロシア語がキリル文字を使用しているのに対し、ポーランド語はラテン文字で表記されます。<br />文法もかなり複雑で、母語話者であるポーランド人でも100％正しいポーランド語の運用は難しいと言われるほどです。それゆえ、海外企業が本格的にポーランドに進出しようとすると、まずはこの非常に高い言葉の壁にぶつかってしまうのです。</p>
<h3>ポーランド通貨と貨幣価値</h3>
<p><img loading="lazy" src="/uploads-archive/lc/2021/02/pawel-czerwinski-FtQPiDsBvZU-unsplash-scaled.jpg" alt="" width="2560" height="1707" class="aligncenter size-full wp-image-6299" srcset="/uploads-archive/lc/2021/02/pawel-czerwinski-FtQPiDsBvZU-unsplash-scaled.jpg 2560w, /uploads-archive/lc/2021/02/pawel-czerwinski-FtQPiDsBvZU-unsplash-300x200.jpg 300w, /uploads-archive/lc/2021/02/pawel-czerwinski-FtQPiDsBvZU-unsplash-1024x683.jpg 1024w, /uploads-archive/lc/2021/02/pawel-czerwinski-FtQPiDsBvZU-unsplash-768x512.jpg 768w, /uploads-archive/lc/2021/02/pawel-czerwinski-FtQPiDsBvZU-unsplash-600x400.jpg 600w, /uploads-archive/lc/2021/02/pawel-czerwinski-FtQPiDsBvZU-unsplash-1536x1024.jpg 1536w, /uploads-archive/lc/2021/02/pawel-czerwinski-FtQPiDsBvZU-unsplash-2048x1365.jpg 2048w" sizes="(max-width: 2560px) 100vw, 2560px" /></p>
<p>ポーランドは2004年にEUに加盟しましたが、通貨は自国通貨のズウォティを保ったままです。対外通貨（米ドル、ユーロ、円）に対する為替レートの上昇は、近年著しいものがありますが、それでも賃金水準は西欧諸国よりもかなり低く、貨幣価値は日本の3分の1程度です（新卒の月給が7万円前後）。<br />この物価の差を考えると、外国の、特に西欧諸国から物を買うというのは、一部の富裕層を除いて、それほど日常的なこととは言えないでしょう。</p>
<h2>ポーランドのEC事情とは</h2>
<h3>ポーランド発EC Allegro</h3>
<p><img loading="lazy" src="/uploads-archive/lc/2021/02/allegro.jpg" alt="" width="2133" height="1228" class="aligncenter size-full wp-image-6300" srcset="/uploads-archive/lc/2021/02/allegro.jpg 2133w, /uploads-archive/lc/2021/02/allegro-300x173.jpg 300w, /uploads-archive/lc/2021/02/allegro-1024x590.jpg 1024w, /uploads-archive/lc/2021/02/allegro-768x442.jpg 768w, /uploads-archive/lc/2021/02/allegro-600x345.jpg 600w, /uploads-archive/lc/2021/02/allegro-1536x884.jpg 1536w, /uploads-archive/lc/2021/02/allegro-2048x1179.jpg 2048w" sizes="(max-width: 2133px) 100vw, 2133px" /></p>
<p>※画像は公式サイトのキャプチャ</p>
<p>上記のような文化的・経済的背景から、これまでポーランドEC市場は、2014年にECモールとしてのサービスをスタートした「<a href="https://allegro.pl/" rel="noopener noreferrer" target="_blank">Allegro</a>」の独壇場でした。Allegroは、ポーランドのAmazonとも呼ばれ、少なくとも月間PV数で言えば、世界でもっとも人気のあるウェブサイトトップ10に入るほどの、巨大オンラインマーケットです（2020年2月）。</p>
<p>また、近隣のEU諸国には軒並みAmazonが進出しており、英語やドイツ語を解する若者であれば、Allegroに目当ての品がなくとも、それを利用すれば事足りたという事情もあります。<br />そうは言っても、1970年以前に生まれたポーランド人は、ロシア語（またはドイツ語）が第二外国語であり、それ以降の生まれだからといって、英語が堪能とは限りません。また、EUという同じ経済圏内の国であっても、外国からの配送に時間がかかるのは当然です。周りのポーランド人に聞いてみましたが、やはりネットショッピングならAllegroが一番だと考える人ばかりでした。</p>
<h3>Amazon.plはポーランド進出に自信あり！？</h3>
<p><img loading="lazy" src="/uploads-archive/lc/2021/02/amazon-poland.jpg" alt="" width="1440" height="650" class="aligncenter size-full wp-image-6377" srcset="/uploads-archive/lc/2021/02/amazon-poland.jpg 1440w, /uploads-archive/lc/2021/02/amazon-poland-300x135.jpg 300w, /uploads-archive/lc/2021/02/amazon-poland-1024x462.jpg 1024w, /uploads-archive/lc/2021/02/amazon-poland-768x347.jpg 768w, /uploads-archive/lc/2021/02/amazon-poland-600x271.jpg 600w" sizes="(max-width: 1440px) 100vw, 1440px" /></p>
<p>2021年1月26日、AmazonはAmazon.plのローンチ作業を開始したことを発表しました。すでに販売パートナーに対して、Amazon.plへのビジネス登録も始まっています。EU拡大担当副社長のAlex Ootes氏は、「Amazonは長年にわたり、ポーランドの顧客に向け、ヨーロッパの様々な店舗で販売パートナーをサポートしてきたが、次のステップは、ポーランドに完全な消費者向け小売サービスを提供することだ」と述べ、「顧客にとって最も大切な、低価格・豊富な品揃え・短納期に焦点を当てれば、ポーランドの顧客の信頼を容易に獲得できるだろう」と自信を見せています。</p>
<p>一方、現在1,200万人を超えるアクティブバイヤーと、117,000人のマーチャントを抱えるAllegroのCEOであるFrancois Nuyts氏は、国際的に拡大している準備は出来ていると語り、Amazonのポーランド進出を恐れてはいないようでした。「我々があらゆる競合他社より優れているとは言わないが、非常にうまくやっていると自信を持っている点はたくさんある」(2020年10月）。</p>
<h2>まとめ</h2>
<p>今回はポーランドのEC事情についてお伝えしました。日本人にとってなじみのない国ということは、まだまだビジネスチャンスがあるとも言えます。実際、日本が大好きで、日本製品が買いたいのに買えない！という声も多く聞きます。言語の壁に阻まれて諦めていたり、Allegroでの出店経験がないという企業の中から、Amazonなら…と考えるところも出てくるかもしれませんね。</p>
<p><small><br />
《参考》<a href="https://www.aboutamazon.eu/press-release/amazon-planning-to-launch-amazon-pl" rel="noopener noreferrer" target="_blank">amazon</a> , <a href="https://ecommercenews.eu/amazon-almost-ready-to-launch-amazon-poland/" rel="noopener noreferrer" target="_blank">Ecommerce News Europe</a><br />
</small></p>

kamil-gliwinski-xcPw1-5OHTk-unsplash.jpg

Amazon襲来でどうなる？<br>ポーランドのECモール事情

<p>今回は手軽に画面録画とそのまま編集できるブラウザのサービスを紹介していきます。<br />
専用のソフトなども必要なく、また無料で使用できる為とても便利なサービスとなっております。<br />
何よりも、編集部分に関してはアニメーション効果も多く用意されている為、マニュアル動画からプロモーション動画まで様々な用途に使用できます。</p>
<h3>「RecordCast」の特徴</h3>
<h4>
メリット</h4>
<p>
・有料プランなどなく、無料で使用できる<br />
・ブラウザで動作する為、インストールが不要<br />
・webカメラとスクリーンの映像が同時に録画可能<br />
・編集がしやすい(編集ソフトのみの使い方も可能)<br />
・マイクやシステム音も同時録音可能</p>
<h4>デメリット</h4>
<p>
・１回の録画時間が30分まで<br />
・保存できるプロジェクトが8つまで</p>
<h3>録画のやり方</h3>
<p>
「Create by Record」を選択することによって録画のモードを以下の３つから選びます。<br />
・Screen+Webcam<br />
・Screen Only<br />
・Webcam only</p>
<p><img loading="lazy" class="aligncenter size-full wp-image-6339" src="/uploads-archive/lc/2021/02/a2db1cc40a09b6643f57c2f5106771fa.png" alt="" width="1253" height="675" srcset="/uploads-archive/lc/2021/02/a2db1cc40a09b6643f57c2f5106771fa.png 1253w, /uploads-archive/lc/2021/02/a2db1cc40a09b6643f57c2f5106771fa-300x162.png 300w, /uploads-archive/lc/2021/02/a2db1cc40a09b6643f57c2f5106771fa-1024x552.png 1024w, /uploads-archive/lc/2021/02/a2db1cc40a09b6643f57c2f5106771fa-768x414.png 768w, /uploads-archive/lc/2021/02/a2db1cc40a09b6643f57c2f5106771fa-600x323.png 600w" sizes="(max-width: 1253px) 100vw, 1253px" /></p>
<p>次は録音設定でこちらも以下の４つから選びます。<br />
・マイク+システム音<br />
・マイク<br />
・システム音<br />
・なし</p>
<p><img loading="lazy" class="aligncenter size-full wp-image-6340" src="/uploads-archive/lc/2021/02/8730212cd62c33d0a63b145ab43247a5.png" alt="" width="1206" height="644" srcset="/uploads-archive/lc/2021/02/8730212cd62c33d0a63b145ab43247a5.png 1206w, /uploads-archive/lc/2021/02/8730212cd62c33d0a63b145ab43247a5-300x160.png 300w, /uploads-archive/lc/2021/02/8730212cd62c33d0a63b145ab43247a5-1024x547.png 1024w, /uploads-archive/lc/2021/02/8730212cd62c33d0a63b145ab43247a5-768x410.png 768w, /uploads-archive/lc/2021/02/8730212cd62c33d0a63b145ab43247a5-600x320.png 600w" sizes="(max-width: 1206px) 100vw, 1206px" /></p>
<p>これで「Start Recording」を押し、全画面・ウィンドウ・Chromeタブを選択し録画開始になります。<br />
分かりにくい設定などほとんどなく、ストレスフリーに録画をすることが可能です。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h3>
編集の仕方</h3>
<p>
・録画後、すぐに編集する場合<br />
　「Edit and Export in MP4」を押すとそのまま編集画面に飛びます。</p>
<p><img loading="lazy" class="aligncenter size-full wp-image-6342" src="/uploads-archive/lc/2021/02/703efb268ebe18b9190d12f092348fab.png" alt="" width="1200" height="775" srcset="/uploads-archive/lc/2021/02/703efb268ebe18b9190d12f092348fab.png 1200w, /uploads-archive/lc/2021/02/703efb268ebe18b9190d12f092348fab-300x194.png 300w, /uploads-archive/lc/2021/02/703efb268ebe18b9190d12f092348fab-1024x661.png 1024w, /uploads-archive/lc/2021/02/703efb268ebe18b9190d12f092348fab-768x496.png 768w, /uploads-archive/lc/2021/02/703efb268ebe18b9190d12f092348fab-600x388.png 600w" sizes="(max-width: 1200px) 100vw, 1200px" /><br />
・プロジェクトから開く場合<br />
　RecordCastのトップに飛ぶとMy Projectsがあるので保存したプロジェクトを再度編集する場合はこちらから</p>
<p><img loading="lazy" class="aligncenter size-full wp-image-6343" src="/uploads-archive/lc/2021/02/ff151397572aa1512cc2fa72b9fa8ffe.png" alt="" width="1253" height="566" srcset="/uploads-archive/lc/2021/02/ff151397572aa1512cc2fa72b9fa8ffe.png 1253w, /uploads-archive/lc/2021/02/ff151397572aa1512cc2fa72b9fa8ffe-300x136.png 300w, /uploads-archive/lc/2021/02/ff151397572aa1512cc2fa72b9fa8ffe-1024x463.png 1024w, /uploads-archive/lc/2021/02/ff151397572aa1512cc2fa72b9fa8ffe-768x347.png 768w, /uploads-archive/lc/2021/02/ff151397572aa1512cc2fa72b9fa8ffe-600x271.png 600w" sizes="(max-width: 1253px) 100vw, 1253px" /></p>
<p>&nbsp;</p>
<h3>編集で「Create by Record」を使うべきメリット</h3>
<p><img loading="lazy" class="aligncenter size-full wp-image-6344" src="/uploads-archive/lc/2021/02/91d0a0b4f40e2acbc9620fe4dad6895a.png" alt="" width="1241" height="794" srcset="/uploads-archive/lc/2021/02/91d0a0b4f40e2acbc9620fe4dad6895a.png 1241w, /uploads-archive/lc/2021/02/91d0a0b4f40e2acbc9620fe4dad6895a-300x192.png 300w, /uploads-archive/lc/2021/02/91d0a0b4f40e2acbc9620fe4dad6895a-1024x655.png 1024w, /uploads-archive/lc/2021/02/91d0a0b4f40e2acbc9620fe4dad6895a-768x491.png 768w, /uploads-archive/lc/2021/02/91d0a0b4f40e2acbc9620fe4dad6895a-600x384.png 600w" sizes="(max-width: 1241px) 100vw, 1241px" /><br />
このサービスにおいて一番便利だと思った部分が編集にあるアニメーションコンテンツのバリエーションの多さと素材の挿入(編集画面から直接録画開始可能)という事です。<br />
編集画面の左にあるタブには<br />
・Media<br />
・Text<br />
・Background<br />
・Element<br />
・Overlay<br />
があり、Mediaタブは挿入と録画をすることが可能。<br />
Textに関してはノーマルのベタのものからアニメーションが元々付いているものがあり、バリエーションも多くある為いろんな場面で使えるものとなっています。<br />
Elementは動くスタンプみたいなもので自社snsアカウントの紹介やボタンなどお洒落なものが気軽に配置することが出来ます。<br />
Overlayに関してもクオリティの高いアニメーションを使った動画の切り替えが可能となるものが多くあります。<br />
プレミアプロ の様に細かいアニメーションの調整は出来ないですが、その分編集が苦手な人でも問題なく使えると感じました。</p>
<h3>まとめ</h3>
<p>
同じ様な編集が必要なマニュアル作成やオンライン授業、Web会議の録画などの用途にこのサービスはとても向いていると感じました。<br />
またブラウザ上で動作している為、動作も他の編集ソフトに比べ軽く感じました。<br />
簡単な編集・急ぎの動画編集などはこれらのサービスを利用してみても良いかと思いました。</p>


ブラウザのみで画面録画＆編集可能な「RecordCast」

LaunchCartで直属の子カテゴリー一覧を取得する

<h2>JDMA（ジャドマ）とは？</h2>
<p><strong>公益社団法人日本通信販売協会、通称JDMA（ジャドマ）</strong>をご存知でしょうか？消費者の利益保護と、業界の発展のために1983年に通商産業大臣（当時）の許可を受けて設立された組織です。</p>
<p>重要な役割の一つに、消費者からの苦情を処理するという役割があり、現在「消費者アドバイザー」の資格を持つ相談員5名が交代で業務にあたっています。その相談内容をまとめて、年に一度「通販110番」という報告書を発行してます。</p>
<h2>「通販110番」の活用法</h2>
<p>「通販110番」については、これまで存在は知っていましたが、今回たまたま手に取って熟読する機会がありました。</p>
<p>日本国内の消費者からの苦情が紹介されていますが、そのなかで海外通販を利用した際の問題も紹介されており、その件数は増えているようです。</p>
<p>日本国内の消費者に対して「こんな海外サイトは怪しい！」と注意喚起をしているのを見ると、それはそのまま<strong>日本から海外への越境ECをする際に「こんなECサイトは現地の人に怪しまれるからサイト作りには注意しよう！」</strong>と読むこともできると思いましたので、紹介します。</p>
<p>貴社の越境ECサイトが、怪しいサイトにならないように。。</p>
<p><img loading="lazy" class="aligncenter size-full wp-image-6328" src="/uploads-archive/lc/2021/02/IMG_1936-scaled-e1612501425212.jpg" alt="" width="2560" height="1920" srcset="/uploads-archive/lc/2021/02/IMG_1936-scaled-e1612501425212.jpg 2560w, /uploads-archive/lc/2021/02/IMG_1936-scaled-e1612501425212-300x225.jpg 300w, /uploads-archive/lc/2021/02/IMG_1936-scaled-e1612501425212-1024x768.jpg 1024w, /uploads-archive/lc/2021/02/IMG_1936-scaled-e1612501425212-768x576.jpg 768w, /uploads-archive/lc/2021/02/IMG_1936-scaled-e1612501425212-600x450.jpg 600w, /uploads-archive/lc/2021/02/IMG_1936-scaled-e1612501425212-1536x1152.jpg 1536w, /uploads-archive/lc/2021/02/IMG_1936-scaled-e1612501425212-2048x1536.jpg 2048w" sizes="(max-width: 2560px) 100vw, 2560px" /></p>
<h2>こんな越境ECサイトは怪しい！</h2>
<p>通販110番では下記のような越境ECサイトに対して注意喚起を呼びかけています。</p>
<ol>
<li>会社情報がない（会社名や沿革が不明）</li>
<li>連絡先が不明（住所、電話番号、製造責任者名などの表示もない）</li>
<li>外国の住所が表示されている（住所が国内のみの場合もあり）</li>
<li>日本の住所が表示されているが、市区町村名や番地がないなど架空の可能性が高い</li>
<li>電話番号の表示はあるが、別の会社のものである、もしくは架空の番号である</li>
<li>URLがブランド名をもじったものなど不自然、また問い合わせ用のEメールアドレスに、るりーメールアドレスが使用されている</li>
<li>商品説明をはじめ、使用される文体が、外国語を直訳したような日本語として不自然な表現であり、また字体（フォント）も通常使用されない旧字体が混じっている</li>
<li>支払い方法にクレジットカードはじめ、各種決済が選択できるように表示しているが、申込時に前払いを指定、銀行口座も合わせて指定される</li>
<li>振り込み銀行口座の視点場所が、通販会社の住所地と必ずしも一致しない</li>
<li>振り込み銀行口座名義人の名義が「個人名」</li>
</ol>
<p>たしかに上記のような特徴をもつサイトは、「怪しさ」が爆発しています。意図的に詐欺を行う「詐欺的サイト（通販サイトを装って代金を騙し取る）」の特徴を備えているからです。</p>
<p>しかしながら、まったく悪意のない真っ当な越境EC社でも現地のパートナーがいなかったり、CSが日本にある場合などは、海外住所を明記できないケースもあり、「詐欺的サイト」と現地ユーザーに認識される恐れがあります。</p>
<p>また、翻訳がおかしかったり、フォントに旧字体が混ざるなどのサイト制作上の問題も、現地ユーザーの信用低下につながるということを改めて認識しました。</p>
<h2>まとめ</h2>
<p>ECでは顔が見えないなか、サイトのみで信用を得なければならないため、些細な点にまで気をつけて海外ユーザーの信頼を獲得する必要があります。</p>
<p>海外サイトを作る際には、実績とノウハウをもった制作会社に依頼するのが良いかと思いました。</p>

越境EC事業者も気を付けたい<br>通販110番が教える「こんな海外サイトは怪しい！」ポイント

<h2>はじめに</h2>
<p>越境ECにご興味を持たれている方に、どの国向けの販売をご検討されているのか伺うと、筆者の実感で85%の方が「中国」と言われます。やはり物理的にも距離が近く、人口が世界一の市場は、日系企業からはとても魅力的なマーケットです。</p>
<p>特に2020年のコロナを機に、中国国内でも「越境EC」で購買をする傾向がますます強くなり、独身の日の売り上げなど、メディアでも「中国越境EC」を取り上げられるようになった気がいたします。</p>
<p>今回は、コロナ以降なぜ中国越境ECが盛り上がったのか、中国国内の状況をおさらいし、中国越境ECに特化した新興プラットフォームについてご紹介します。</p>
<h2>コロナ以降の中国越境EC市場の状況</h2>
<p><img loading="lazy" src="/uploads-archive/lc/2021/02/image-from-rawpixel-id-2303029-jpeg-1.jpg" alt="" width="1200" height="800" class="alignnone size-full wp-image-6285" srcset="/uploads-archive/lc/2021/02/image-from-rawpixel-id-2303029-jpeg-1.jpg 1200w, /uploads-archive/lc/2021/02/image-from-rawpixel-id-2303029-jpeg-1-300x200.jpg 300w, /uploads-archive/lc/2021/02/image-from-rawpixel-id-2303029-jpeg-1-1024x683.jpg 1024w, /uploads-archive/lc/2021/02/image-from-rawpixel-id-2303029-jpeg-1-768x512.jpg 768w, /uploads-archive/lc/2021/02/image-from-rawpixel-id-2303029-jpeg-1-600x400.jpg 600w" sizes="(max-width: 1200px) 100vw, 1200px" /></p>
<p>新型コロナウイルスの感染拡大により、多くの国が混乱する中、中国はいち早く経済を回復させ、「新しい日常」を始めました。海外渡航ができないなか、手軽に海外の商品を手にできる越境ECの人気がさらに高まっています。</p>
<p>その要因として、海外渡航ができないことに加え、「代購」のサービスが使えなくなったことが挙げられます。「代購」とは、現地中国人が欲しがる海外製品を代わりに購入し、持ち帰る買い物代行サービスのことです。「代購」は、海外渡航停止を受けて営業ができない状況に陥っています。</p>
<p>このような状況を受け、越境ECの市場規模は拡大を続けています。2020年、第1～3四半期の越境EC小売輸入額は前年同期比17％増と拡大したそうです。</p>
<p>また、中国海関（税関）総署の発表によると「全国の越境EC管理システムを経由して通関した輸出入商品は26・2％増えた。うち輸出が28・7％増、輸入が24・4％増だった。」そうです。海外渡航禁止も長引くことが予想されるため、越境ECの利用は今後も続くと考えられます。</p>
<h2>越境EC関連の新興プラットフォーム</h2>
<p>越境EC市場で大きな売り上げを誇っているのが、アリババグループの「Tmall Global」、「Kaola」。取引総額の50％以上を同社が占めています。次いで人気なのが、「京東国際」です。</p>
<p>ただ、上記以外にも、様々な新興中小プラットフォームがあり、存在感を示しています。一部を紹介します。</p>
<h3>豌豆公主(ワンドウ)</h3>
<p><img loading="lazy" src="/uploads-archive/lc/2021/01/wandou.png" alt="" width="2160" height="1227" class="alignnone size-full wp-image-6182" srcset="/uploads-archive/lc/2021/01/wandou.png 2160w, /uploads-archive/lc/2021/01/wandou-300x170.png 300w, /uploads-archive/lc/2021/01/wandou-1024x582.png 1024w, /uploads-archive/lc/2021/01/wandou-768x436.png 768w, /uploads-archive/lc/2021/01/wandou-600x341.png 600w, /uploads-archive/lc/2021/01/wandou-1536x873.png 1536w, /uploads-archive/lc/2021/01/wandou-2048x1163.png 2048w" sizes="(max-width: 2160px) 100vw, 2160px" /></p>
<p>「豌豆公主」は、日本製品限定のプラットフォームです。東京のインゴーラ社が開発しました。3000以上のブランドを扱い、化粧品や洗剤や防虫剤などの日用品、アパレル、日本食など幅広い品ぞろえがありあます。出店会社としてLIONやカルビーなど有名企業も名を連ねています。中国メディア关于36氪によると、2015年9月のリリース以来、合計2,000万人の登録ユーザーを登録しているそうです。また、ユーザーの年齢層は主に20〜30歳に集中しています。</p>
<p>HP：<a href="https://m.wandougongzhu.cn/" rel="noopener noreferrer" target="_blank">豌豆公主</a></p>
<h3>大眼睛買買買（Idsbuybuybuy）</h3>
<p><img loading="lazy" src="/uploads-archive/lc/2021/01/Idsbuybuybuy.jpg" alt="" width="600" height="337" class="alignnone size-full wp-image-6183" srcset="/uploads-archive/lc/2021/01/Idsbuybuybuy.jpg 600w, /uploads-archive/lc/2021/01/Idsbuybuybuy-300x169.jpg 300w" sizes="(max-width: 600px) 100vw, 600px" /></p>
<p>「大眼睛買買買」は、北京諾獅科技（Beijing Nuoshi Technology）が運営するハイクラスの美容ヘルスケア製品に特化したプラットフォームです。「豌豆公主」とは対照的に、大手のメジャーブランドは扱わず、厳選したニッチさブランドを発掘することで人気を集めてきました。主に欧米のアンチエイジング商品を扱っているECモールですが、日本の商品も販売されており、CocochiCosmeの「ココチフェイシャルエッセンスマスク」の売れ行きが好調だそうです。</p>
<h3>百分百（baifenbai）</h3>
<p><img loading="lazy" src="/uploads-archive/lc/2021/01/3c98c8db61f9a51acbf98ad8a048c7bd.png" alt="" width="2160" height="1227" class="alignnone size-full wp-image-6246" srcset="/uploads-archive/lc/2021/01/3c98c8db61f9a51acbf98ad8a048c7bd.png 2160w, /uploads-archive/lc/2021/01/3c98c8db61f9a51acbf98ad8a048c7bd-300x170.png 300w, /uploads-archive/lc/2021/01/3c98c8db61f9a51acbf98ad8a048c7bd-1024x582.png 1024w, /uploads-archive/lc/2021/01/3c98c8db61f9a51acbf98ad8a048c7bd-768x436.png 768w, /uploads-archive/lc/2021/01/3c98c8db61f9a51acbf98ad8a048c7bd-600x341.png 600w, /uploads-archive/lc/2021/01/3c98c8db61f9a51acbf98ad8a048c7bd-1536x873.png 1536w, /uploads-archive/lc/2021/01/3c98c8db61f9a51acbf98ad8a048c7bd-2048x1163.png 2048w" sizes="(max-width: 2160px) 100vw, 2160px" /></p>
<p>「百分百」は、中国のGoogleと言われるバイドゥ（百分）の日本法人、バイドゥジャパンが運営する越境ECプラットフォームです。中田英寿氏が日本約2,000カ所の中から厳選したこだわりの逸品を購入できる「にほんものストア」を設置したりと、日本の商品に特化したプラットフォームです。中国ユーザーとの物流や決済の対応はすべてバイドゥが無料で対応するため、メーカー様は商品を日本国内の指定倉庫に送るだけで中国越境ECを始めることができます。</p>
<p>HP：<a href="https://baifenbai.shop/" rel="noopener noreferrer" target="_blank">百分百baifenbai</a></p>
<h2>まとめ</h2>
<p>越境ECの盛り上がりに伴って、大手モールは、多くのアクセスがあります。しかし、知名度の低い商品だと埋もれてしまうこともあります。一方、ご紹介した新興プラットフォームは、商品数も比較的少なく、自分の知らない新しい商品を発見したいと考える顧客からのアクセスも考えられます。売り出したい商品にあったプラットフォームはどこか、しっかりと検討することが重要です。</p>
<p>とはいえ、中国のEC市場においてモールで利益を上げることは難しいのも事実です。モールへの出品以外にも、ミニプログラムや、独自ドメインによる展開という方法もあります。独自ドメインによる展開は、顧客情報の取得が可能になるなどのメリットもあります。モールへの出店だけでなく多角的に検討していくことをお勧めいたします。</p>
<p>《参考》<br />
<a href="https://www.jetro.go.jp/biznews/2020/11/63f824e441e6f464.html" rel="noopener noreferrer" target="_blank">Jetro</a>, <a href="https://www.afpbb.com/articles/-/3294551" rel="noopener noreferrer" target="_blank">AFP</a>, <a href="https://36kr.com/p/1724961832961" rel="noopener noreferrer" target="_blank">36kr</a>, <a href="https://chai-memo.com/2020/07/14/baifenbai/" rel="noopener noreferrer" target="_blank">chai-memo</a></p>

コロナ禍で伸びる中国越境EC市場！特徴的な新興プラットフォームも

<h2>はじめに</h2>
<p>ますます東南アジアの国々は日本にとって身近な存在になってきていますが、日本と東南アジアの関係性はタイなしでは語れません。<br />
リトルトウキョウとも呼ばれるような日本人の方々が多く住まれる地域が存在し、東南アジア諸国の中で日本人が一番多く住む国です。</p>
<p>今回は、そんなタイで生まれたオークション型のECサイト、Chilindoをご紹介します。</p>
<h2>Chilindoとは？</h2>
<p><img loading="lazy" src="/uploads-archive/lc/2021/01/launchcart_chilindo2-1024x582.png" alt="" width="1024" height="582" class="aligncenter size-large wp-image-6068" srcset="/uploads-archive/lc/2021/01/launchcart_chilindo2-1024x582.png 1024w, /uploads-archive/lc/2021/01/launchcart_chilindo2-300x170.png 300w, /uploads-archive/lc/2021/01/launchcart_chilindo2-768x436.png 768w, /uploads-archive/lc/2021/01/launchcart_chilindo2-600x341.png 600w, /uploads-archive/lc/2021/01/launchcart_chilindo2-1536x873.png 1536w, /uploads-archive/lc/2021/01/launchcart_chilindo2-2048x1163.png 2048w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></p>
<p>2014年にサービス開始した、オークション型のECサイトです。</p>
<p>日本でいうヤフーオークションに似ているようなサービスで、商品を欲しいと思った人が払いたい金額を入札し、出品者が納得いく価格だったら、落札＝購入という形でお買い物をします。</p>
<p>タイ国内では、東南アジア大手ShopeeやLazada、中国の大手京東(JD)がバックについたJD Central に次ぐ月間トラフィック量を達成しており、ユーザー数は650万人以上。50万点以上の商品が毎月売買されています。</p>
<p>使い方も至って簡単。</p>
<p><img loading="lazy" src="/uploads-archive/lc/2021/01/launchcart_chilindo-1024x379.png" alt="" width="1024" height="379" class="aligncenter size-large wp-image-6050" srcset="/uploads-archive/lc/2021/01/launchcart_chilindo-1024x379.png 1024w, /uploads-archive/lc/2021/01/launchcart_chilindo-300x111.png 300w, /uploads-archive/lc/2021/01/launchcart_chilindo-768x284.png 768w, /uploads-archive/lc/2021/01/launchcart_chilindo-600x222.png 600w, /uploads-archive/lc/2021/01/launchcart_chilindo-1536x568.png 1536w, /uploads-archive/lc/2021/01/launchcart_chilindo.png 1692w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></p>
<p>入札して、買って、笑おう！<br />
とのことです。</p>
<h2>Chilindoの特徴</h2>
<p>他のECモールと異なる一番の大きな特徴は、やはり「入札」です。<br />
Chilindoの場合は、最低入札価格がなく、1バーツ（約3.5円）から入札することができ、比較的小さく単価の安い商品（マスクや、子供のおもちゃ、充電ケーブル等）も多く見かけます。</p>
<p>既にマレーシアやベトナムにも進出をしていますが、2020年の時点ではそこまで他国でのプレゼンスは高くないのが実状です。そこで、2020年8月には、大手財閥チャロン・ポカパン（ＣＰ）グループと組むことで、Chilindoの越境EC事業の拡大に力を入れていくとの発表がされました。</p>
<h2>まとめ</h2>
<p>オークションで商品を買った経験がない筆者からすると、なぜオークションが人気なのだろうと不思議に思いましたが、Chilindoは、「欲しいものを自分の納得することができる価格で買える満足感、他の人が高い価格を出してこないかのヒヤヒヤ感」を売りにしてタイで人気を集めています。</p>
<p>日常的に市場などで、値引き交渉をする文化であることも、ECでのオークション文化を盛り上げた一因かもしれませんね。</p>
<p><small>《参考・画像出典》<a href="https://www.chilindo.com/" rel="noopener" target="_blank">Chilindo</a> , <a href="https://www.nationthailand.com/Startup_and_IT/30225929" rel="noopener noreferrer" target="_blank">NationThailand</a> , <a href="https://www.techinasia.com/thais-cp-group-buy-hkbased-ecommerce-startup-chilindo-18m" rel="noopener noreferrer" target="_blank">TechinAsia</a> , <a href="https://www.vinculumgroup.com/top-ecommerce-marketplaces-thailand/" rel="noopener noreferrer" target="_blank">Vinculum</a> , <a href="https://ipricethailand.com/insights/mapofecommerce/en/" rel="noopener noreferrer" target="_blank">iPrice</a></small></p>

andrew-ly-4fkJZ4Txrbw-unsplash.jpg

3円から入札して欲しいものゲット？タイのユニークなオークション型ECサイトChilindoを徹底解説！

<h2>はじめに</h2>
<p>タイと言えば、グリーンカレー。 </p>
<p>新型コロナウイルスの影響により、以前よりECの重要性が増しています。そんなECを語るうえで欠かせないのは各国ごとのECイベントです。</p>
<p>これまでは、宗教上の祝日などの存在感が大きかったですが、今ではECイベントを軸に購買活動を行うユーザーも登場しています。</p>
<p>今回は、タイの主なECセールイベントについてご紹介します。</p>
<h2>タイのECセールイベント</h2>
<p>タイの一番ECが盛り上がる時期は、ゾロ目の9月9日、11月11日、12月12日です。</p>
<h3>9.9</h3>
<p>主にShopeeとLazadaが行うセールです。<br />
2018年には、Shopeeが受注数580万件、1500万点もの商品が売れたビックセールとなりました。理由等は不明ですが、美容系の商品の売れ行きが良いセールです。</p>
<h3>11.11</h3>
<p><img loading="lazy" class="size-full wp-image-6090 aligncenter" src="/uploads-archive/lc/2021/01/T27C5434.jpg" alt="" width="612" height="360" srcset="/uploads-archive/lc/2021/01/T27C5434.jpg 612w, /uploads-archive/lc/2021/01/T27C5434-300x176.jpg 300w, /uploads-archive/lc/2021/01/T27C5434-600x353.jpg 600w" sizes="(max-width: 612px) 100vw, 612px" /></p>
<p>中華圏、東南アジア全域では、「独身の日」「W11」の愛称で親しまれているこの独身の日ですが、タイ主要のECモール、Lazada、Shopee、JD Centralでは各ECモールが11月11日のセールに名前を付けています。</p>
<ul>
<li>Lazada：ショッピングフェスティバル</li>
<li>Shopee：Shopee 11.11 ビックセール</li>
<li>JD Central：11.11 クレイジーホットセール</li>
</ul>
<h3>12.12</h3>
<p><img loading="lazy" src="/uploads-archive/lc/2021/01/shopee-12-12-birthday-sale.jpg" alt="" width="900" height="372" class="alignnone size-full wp-image-6091" srcset="/uploads-archive/lc/2021/01/shopee-12-12-birthday-sale.jpg 900w, /uploads-archive/lc/2021/01/shopee-12-12-birthday-sale-300x124.jpg 300w, /uploads-archive/lc/2021/01/shopee-12-12-birthday-sale-768x317.jpg 768w, /uploads-archive/lc/2021/01/shopee-12-12-birthday-sale-600x248.jpg 600w" sizes="(max-width: 900px) 100vw, 900px" /><br />
Lazadaではグランドイヤーエンドセール</p>
<h3>こどもの日（1月第2土曜日）</h3>
<p>タイの子供の日は1月の第2土曜日です。日本で1月と言えばお正月ですが、タイでは1月1日は日本ほど祝われず、タイ独自のお正月「ソンクラーン」が4月13日～15日にあります。こどもの日の祝い方も日本とは少し異なり、子供たちを動物園やテーマパークに連れて行ってあげたり、子供たちにプレゼントを渡す習慣があるそうです。この時期が近づくと、子供向けのおもちゃや洋服などがECでもセールになり、子供向けの商品を扱っているお店は、他のセールに加えて準備が必要になりそうです。</p>
<h3>母の日（8月12日）父の日（12月5日）</h3>
<p><img loading="lazy" src="/uploads-archive/lc/2021/01/mathew-schwartz-gsllxmVO4HQ-unsplash-scaled.jpg" alt="" width="2560" height="1707" class="alignnone size-full wp-image-6179" srcset="/uploads-archive/lc/2021/01/mathew-schwartz-gsllxmVO4HQ-unsplash-scaled.jpg 2560w, /uploads-archive/lc/2021/01/mathew-schwartz-gsllxmVO4HQ-unsplash-300x200.jpg 300w, /uploads-archive/lc/2021/01/mathew-schwartz-gsllxmVO4HQ-unsplash-1024x683.jpg 1024w, /uploads-archive/lc/2021/01/mathew-schwartz-gsllxmVO4HQ-unsplash-768x512.jpg 768w, /uploads-archive/lc/2021/01/mathew-schwartz-gsllxmVO4HQ-unsplash-600x400.jpg 600w, /uploads-archive/lc/2021/01/mathew-schwartz-gsllxmVO4HQ-unsplash-1536x1024.jpg 1536w, /uploads-archive/lc/2021/01/mathew-schwartz-gsllxmVO4HQ-unsplash-2048x1365.jpg 2048w" sizes="(max-width: 2560px) 100vw, 2560px" /></p>
<p>タイの母の日、父の日は、それぞれタイの王妃のお誕生日、国王のお誕生日となっています。王妃＝国民の母、国王＝国民の父ということで、さすが「王国」だな、ということがECイベントからも感じさせられます。</p>
<p>ちなみに、父の日の12月5日は2016年に亡くなられたプミポン国王の誕生日なため、正式な父の日は現在（2021年）の国王の誕生日である7月28日です。しかし、約70年間在位し、全国民から敬愛を受けてきたプミポン国王に敬意を表すためにも12月5日と7月28日の両方で父の日のお祝いをするそうです。</p>
<p>ECでも各祝日をお祝いする傾向があり、母の日には、美容やコスメ系の商品、父の日には「王室カラー」である「黄色」のアパレル商品が人気になるそうです。</p>
<h2>まとめ</h2>
<p>今回は、タイのECイベントについてご紹介しました。東南アジアで一般的なゾロ目のECイベントはもちろんですが、子供の日や母の日、父の日など、タイならではの文化を感じることのできるイベントがたくさんありました。</p>
<p>ECで販売するには、サイトのブランディングや、決済・物流などのユーザビリティ、マーケティングなどに力を注ぐことは多いですが、こういった文化的背景を知ってセールスイベントの計画を立てることも越境ECで成功する秘訣かもしれません。</p>
<p>《参考》<a href="https://janio.asia/articles/major-e-commerce-shopping-events-thailand/" rel="noopener noreferrer" target="_blank">Janio</a></p>

各国のECイベントシリーズ　「タイのECイベント特集」

<p>発送先の国によって異なりますが、現在越境ECの物流として最も多く使われている国際郵便の価格が2021年4月1日から改定されます。<br />
<a href="https://www.post.japanpost.jp/int/2021fee_change/index.html" rel="noopener noreferrer" target="_blank">日本郵便</a></p>
<p>EC事業者のために新旧価格の比較表を作成し、されには最も損する=送料が上がってしまう重量帯と、逆に最も得する重量帯を算出しました。</p>
<p>ちなみに今回の価格改定は小型の郵送物の送料を引き上げるというもののため、基本的には軽い重量帯の商材を扱っていた方ほど大きな影響を受けます。逆に大きな重量帯を扱っていた方については送料が安くなる場合もあるようです。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h2>国際eパケット</h2>
<p><img loading="lazy" src="/uploads-archive/lc/2021/01/1641_02.png" alt="" width="295" height="81" class="aligncenter size-full wp-image-6164" /></p>
<table>
<tbody>
<tr>
<td>&nbsp;</td>
<td>現行</td>
<td>新価格</td>
<td>差額</td>
<td>増加率</td>
</tr>
<tr>
<td>50gまで</td>
<td>530</td>
<td>廃止</td>
<td>+160</td>
<td>130.2%</td>
</tr>
<tr>
<td>100gまで</td>
<td>580</td>
<td>690</td>
<td>+110</td>
<td>119.0%</td>
</tr>
<tr>
<td>150gまで</td>
<td>630</td>
<td>廃止</td>
<td>+150</td>
<td>123.8%</td>
</tr>
<tr>
<td>200gまで</td>
<td>680</td>
<td>780</td>
<td>+100</td>
<td>114.7%</td>
</tr>
<tr>
<td>250gまで</td>
<td>730</td>
<td>廃止</td>
<td>+140</td>
<td>119.2%</td>
</tr>
<tr>
<td>300gまで</td>
<td>780</td>
<td>870</td>
<td>+90</td>
<td>111.5%</td>
</tr>
<tr>
<td>400gまで</td>
<td>880</td>
<td>960</td>
<td>+80</td>
<td>109.1%</td>
</tr>
<tr>
<td>500gまで</td>
<td>980</td>
<td>1,050</td>
<td>+70</td>
<td>107.1%</td>
</tr>
<tr>
<td>600gまで</td>
<td>1,080</td>
<td>1,140</td>
<td>+60</td>
<td>105.6%</td>
</tr>
<tr>
<td>700gまで</td>
<td>1,180</td>
<td>1,230</td>
<td>+50</td>
<td>104.2%</td>
</tr>
<tr>
<td>800gまで</td>
<td>1,280</td>
<td>1,320</td>
<td>+40</td>
<td>103.1%</td>
</tr>
<tr>
<td>900gまで</td>
<td>1,380</td>
<td>1,410</td>
<td>+30</td>
<td>102.2%</td>
</tr>
<tr>
<td>1,000gまで</td>
<td>1,480</td>
<td>1,500</td>
<td>+20</td>
<td>101.4%</td>
</tr>
<tr>
<td>1,100gまで</td>
<td>&#8211;</td>
<td>1,590</td>
<td><span style="color: #ff0000;">-110</span></td>
<td><span style="color: #ff0000;">93.5%</span></td>
</tr>
<tr>
<td>1,200gまで</td>
<td>&#8211;</td>
<td>1,680</td>
<td><span style="color: #ff0000;">-20</span></td>
<td><span style="color: #ff0000;">98.8%</span></td>
</tr>
<tr>
<td>1,250gまで</td>
<td>1,700</td>
<td>廃止</td>
<td>+70</td>
<td>104.1%</td>
</tr>
<tr>
<td>1,300gまで</td>
<td>&#8211;</td>
<td>1,770</td>
<td><span style="color: #ff0000;">-150</span></td>
<td><span style="color: #ff0000;">92.2%</span></td>
</tr>
<tr>
<td>1,400gまで</td>
<td>&#8211;</td>
<td>1,860</td>
<td><span style="color: #ff0000;">-60</span></td>
<td><span style="color: #ff0000;">96.9%</span></td>
</tr>
<tr>
<td>1,500gまで</td>
<td>1,920</td>
<td>1,950</td>
<td>+30</td>
<td>101.6%</td>
</tr>
<tr>
<td>1,600gまで</td>
<td>&#8211;</td>
<td>2,040</td>
<td><span style="color: #ff0000;">-100</span></td>
<td><span style="color: #ff0000;">95.3%</span></td>
</tr>
<tr>
<td>1,700gまで</td>
<td>&#8211;</td>
<td>2,130</td>
<td><span style="color: #ff0000;">-10</span></td>
<td><span style="color: #ff0000;">99.5%</span></td>
</tr>
<tr>
<td>1,750gまで</td>
<td>2,140</td>
<td>廃止</td>
<td>+80</td>
<td>103.7%</td>
</tr>
<tr>
<td>1,800gまで</td>
<td>&#8211;</td>
<td>2,220</td>
<td><span style="color: #ff0000;">-140</span></td>
<td><span style="color: #ff0000;">94.1%</span></td>
</tr>
<tr>
<td>1,900gまで</td>
<td>&#8211;</td>
<td>2,310</td>
<td><span style="color: #ff0000;">-50</span></td>
<td><span style="color: #ff0000;">97.9%</span></td>
</tr>
<tr>
<td>2,000gまで</td>
<td>2,360</td>
<td>2,400</td>
<td>+40</td>
<td>101.7%</td>
</tr>
</tbody>
</table>
<p>国際eパケットでは軽さに比例して価格が上がっているため、50gまでの送料が最も値上がりしており、+160円、となっています。物販でこの送料帯を利用されているEC業者様は多くはないかもしれませんが、カードやチケットといった商材であれば影響があるかもしれません。</p>
<p>一方、最も送料が安くなるのは1,300gまでの送料帯で、-150円となっています。-7.8%の割引は、EC事業者様にとって嬉しい改定なのではないでしょうか。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h2>国際eパケットライト</h2>
<p><img loading="lazy" src="/uploads-archive/lc/2021/01/cd714744d37e9ba06b717c3b4f182eab.jpg" alt="" width="386" height="83" class="aligncenter size-full wp-image-6166" srcset="/uploads-archive/lc/2021/01/cd714744d37e9ba06b717c3b4f182eab.jpg 386w, /uploads-archive/lc/2021/01/cd714744d37e9ba06b717c3b4f182eab-300x65.jpg 300w" sizes="(max-width: 386px) 100vw, 386px" /></p>
<table>
<tbody>
<tr>
<td>&nbsp;</td>
<td>現行</td>
<td>新価格</td>
<td>差額</td>
<td>増加率</td>
</tr>
<tr>
<td>100g まで</td>
<td>530</td>
<td>620</td>
<td>+90</td>
<td>117.0%</td>
</tr>
<tr>
<td>200g まで</td>
<td>580</td>
<td>695</td>
<td>+115</td>
<td>119.8%</td>
</tr>
<tr>
<td>300g まで</td>
<td>630</td>
<td>770</td>
<td>+140</td>
<td>122.2%</td>
</tr>
<tr>
<td>400g まで</td>
<td>700</td>
<td>845</td>
<td>+145</td>
<td>120.7%</td>
</tr>
<tr>
<td>500g まで</td>
<td>770</td>
<td>920</td>
<td>+150</td>
<td>119.5%</td>
</tr>
<tr>
<td>600g まで</td>
<td>840</td>
<td>995</td>
<td>+155</td>
<td>118.5%</td>
</tr>
<tr>
<td>700g まで</td>
<td>910</td>
<td>1,070</td>
<td>+160</td>
<td>117.6%</td>
</tr>
<tr>
<td>800g まで</td>
<td>980</td>
<td>1,145</td>
<td>+165</td>
<td>116.8%</td>
</tr>
<tr>
<td>900g まで</td>
<td>1,050</td>
<td>1,220</td>
<td>+170</td>
<td>116.2%</td>
</tr>
<tr>
<td>1,000gまで</td>
<td>1,120</td>
<td>1,295</td>
<td>+175</td>
<td>115.6%</td>
</tr>
<tr>
<td>1,100gまで</td>
<td>&#8211;</td>
<td>1,370</td>
<td>+30</td>
<td>102.2%</td>
</tr>
<tr>
<td>1,200gまで</td>
<td>&#8211;</td>
<td>1,445</td>
<td>+105</td>
<td>107.8%</td>
</tr>
<tr>
<td>1,250gまで</td>
<td>1,340</td>
<td>廃止</td>
<td>+180</td>
<td>113.4%</td>
</tr>
<tr>
<td>1,300gまで</td>
<td>&#8211;</td>
<td>1,520</td>
<td><span style="color: #ff0000;">-40</span></td>
<td><span style="color: #ff0000;">97.4%</span></td>
</tr>
<tr>
<td>1,400gまで</td>
<td>&#8211;</td>
<td>1,595</td>
<td>+35</td>
<td>102.2%</td>
</tr>
<tr>
<td>1,500gまで</td>
<td>1,560</td>
<td>1,670</td>
<td>+110</td>
<td>107.1%</td>
</tr>
<tr>
<td>1,600gまで</td>
<td>&#8211;</td>
<td>1,745</td>
<td><span style="color: #ff0000;">-35</span></td>
<td><span style="color: #ff0000;">98.0%</span></td>
</tr>
<tr>
<td>1,700gまで</td>
<td>&#8211;</td>
<td>1,820</td>
<td>+40</td>
<td>102.2%</td>
</tr>
<tr>
<td>1,750gまで</td>
<td>1,780</td>
<td>廃止</td>
<td>+115</td>
<td>106.5%</td>
</tr>
<tr>
<td>1,800gまで</td>
<td>&#8211;</td>
<td>1,895</td>
<td><span style="color: #ff0000;">-105</span></td>
<td><span style="color: #ff0000;">94.8%</span></td>
</tr>
<tr>
<td>1,900gまで</td>
<td>&#8211;</td>
<td>1,970</td>
<td><span style="color: #ff0000;">-30</span></td>
<td><span style="color: #ff0000;">98.5%</span></td>
</tr>
<tr>
<td>2,000gまで</td>
<td>2,000</td>
<td>2,045</td>
<td>+45</td>
<td>102.3%</td>
</tr>
</tbody>
</table>
<p>国際eパケットライトでもっとも値上がりしてしまうのは、価格の絶対値だと+180円となった1,250gの価格帯。増加率で見ると、+22.2%の300gまでの価格帯です。</p>
<p>値下がりに関しては、絶対値、パーセンテージともに1,800gまでの価格帯でそれぞれ-105円、-5.2%です。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h2>航空小形包装物</h2>
<table>
<tbody>
<tr>
<td>&nbsp;</td>
<td>現行</td>
<td>新価格</td>
<td>差額</td>
<td>増加率</td>
</tr>
<tr>
<td>50gまで</td>
<td>120</td>
<td>廃止</td>
<td>+230</td>
<td>291.7%</td>
</tr>
<tr>
<td>100gまで</td>
<td>190</td>
<td>350</td>
<td>+160</td>
<td>184.2%</td>
</tr>
<tr>
<td>150gまで</td>
<td>260</td>
<td>廃止</td>
<td>+190</td>
<td>173.1%</td>
</tr>
<tr>
<td>200gまで</td>
<td>330</td>
<td>450</td>
<td>+120</td>
<td>136.4%</td>
</tr>
<tr>
<td>250gまで</td>
<td>400</td>
<td>廃止</td>
<td>+150</td>
<td>137.5%</td>
</tr>
<tr>
<td>300gまで</td>
<td>470</td>
<td>550</td>
<td>+80</td>
<td>117.0%</td>
</tr>
<tr>
<td>350gまで</td>
<td>540</td>
<td>廃止</td>
<td>+110</td>
<td>120.4%</td>
</tr>
<tr>
<td>400gまで</td>
<td>610</td>
<td>650</td>
<td>+40</td>
<td>106.6%</td>
</tr>
<tr>
<td>450gまで</td>
<td>680</td>
<td>廃止</td>
<td>+70</td>
<td>110.3%</td>
</tr>
<tr>
<td>500gまで</td>
<td>750</td>
<td>750</td>
<td>+0</td>
<td>100.0%</td>
</tr>
<tr>
<td>550gまで</td>
<td>820</td>
<td>廃止</td>
<td>+30</td>
<td>103.7%</td>
</tr>
<tr>
<td>600gまで</td>
<td>890</td>
<td>850</td>
<td><span style="color: #ff0000;">-40</span></td>
<td><span style="color: #ff0000;">95.5%</span></td>
</tr>
<tr>
<td>650gまで</td>
<td>960</td>
<td>廃止</td>
<td>+110</td>
<td>111.5%</td>
</tr>
<tr>
<td>700gまで</td>
<td>1,030</td>
<td>950</td>
<td><span style="color: #ff0000;">-80</span></td>
<td><span style="color: #ff0000;">92.2%</span></td>
</tr>
<tr>
<td>750gまで</td>
<td>1,100</td>
<td>廃止</td>
<td>+110</td>
<td>110.0%</td>
</tr>
<tr>
<td>800gまで</td>
<td>1,170</td>
<td>1,050</td>
<td><span style="color: #ff0000;">-120</span></td>
<td><span style="color: #ff0000;">89.7%</span></td>
</tr>
<tr>
<td>850gまで</td>
<td>1,240</td>
<td>廃止</td>
<td>+110</td>
<td>108.9%</td>
</tr>
<tr>
<td>900gまで</td>
<td>1,310</td>
<td>1,150</td>
<td><span style="color: #ff0000;">-160</span></td>
<td><span style="color: #ff0000;">87.8%</span></td>
</tr>
<tr>
<td>950gまで</td>
<td>1,380</td>
<td>廃止</td>
<td>+110</td>
<td>108.0%</td>
</tr>
<tr>
<td>1,000gまで</td>
<td>1,450</td>
<td>1,250</td>
<td><span style="color: #ff0000;">-200</span></td>
<td><span style="color: #ff0000;">86.2%</span></td>
</tr>
<tr>
<td>1,100gまで</td>
<td>&#8211;</td>
<td>1,350</td>
<td><span style="color: #ff0000;">-275</span></td>
<td><span style="color: #ff0000;">83.1%</span></td>
</tr>
<tr>
<td>1,200gまで</td>
<td>&#8211;</td>
<td>1,450</td>
<td><span style="color: #ff0000;">-175</span></td>
<td><span style="color: #ff0000;">89.2%</span></td>
</tr>
<tr>
<td>1,250gまで</td>
<td>1,625</td>
<td>廃止</td>
<td><span style="color: #ff0000;">-75</span></td>
<td><span style="color: #ff0000;">95.4%</span></td>
</tr>
<tr>
<td>1,300gまで</td>
<td>&#8211;</td>
<td>1,550</td>
<td><span style="color: #ff0000;">-250</span></td>
<td><span style="color: #ff0000;">86.1%</span></td>
</tr>
<tr>
<td>1,400gまで</td>
<td>&#8211;</td>
<td>1,650</td>
<td><span style="color: #ff0000;">-150</span></td>
<td><span style="color: #ff0000;">91.7%</span></td>
</tr>
<tr>
<td>1,500gまで</td>
<td>1,800</td>
<td>1,750</td>
<td><span style="color: #ff0000;">-50</span></td>
<td><span style="color: #ff0000;">97.2%</span></td>
</tr>
<tr>
<td>1,600gまで</td>
<td>&#8211;</td>
<td>1,850</td>
<td><span style="color: #ff0000;">-125</span></td>
<td><span style="color: #ff0000;">93.7%</span></td>
</tr>
<tr>
<td>1,700gまで</td>
<td>&#8211;</td>
<td>1,950</td>
<td><span style="color: #ff0000;">-25</span></td>
<td><span style="color: #ff0000;">98.7%</span></td>
</tr>
<tr>
<td>1,750gまで</td>
<td>1,975</td>
<td>廃止</td>
<td>+75</td>
<td>103.8%</td>
</tr>
<tr>
<td>1,800gまで</td>
<td>&#8211;</td>
<td>2,050</td>
<td><span style="color: #ff0000;">-100</span></td>
<td><span style="color: #ff0000;">95.3%</span></td>
</tr>
<tr>
<td>1,900gまで</td>
<td>&#8211;</td>
<td>2,150</td>
<td>+0</td>
<td>100.0%</td>
</tr>
<tr>
<td>2,000gまで</td>
<td>2,150</td>
<td>2,250</td>
<td>+100</td>
<td>104.7%</td>
</tr>
</tbody>
</table>
<p>航空小形包装物は、国際eパケットと同じく軽さに対して値上がり率が比例しているので、最も値上がりの影響を受けたのは50gまでの送料帯で+230円、+191.7%となりました。</p>
<p>250gまでの商材を扱われるEC事業者様にとっては、かなり大きな打撃を受けそうな改定です。</p>
<p>値下がりは1,100gまでの送料帯で-275円、-16.9%となりました。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h2>SAL小形包装物</h2>
<table>
<tbody>
<tr>
<td>&nbsp;</td>
<td>現行</td>
<td>新価格</td>
<td>差額</td>
<td>増加率</td>
</tr>
<tr>
<td>100g まで</td>
<td>160</td>
<td>320</td>
<td>+160</td>
<td>200.00%</td>
</tr>
<tr>
<td>200g まで</td>
<td>240</td>
<td>395</td>
<td>+155</td>
<td>164.60%</td>
</tr>
<tr>
<td>300g まで</td>
<td>320</td>
<td>470</td>
<td>+150</td>
<td>146.90%</td>
</tr>
<tr>
<td>400g まで</td>
<td>400</td>
<td>545</td>
<td>+145</td>
<td>136.30%</td>
</tr>
<tr>
<td>500g まで</td>
<td>480</td>
<td>620</td>
<td>+140</td>
<td>129.20%</td>
</tr>
<tr>
<td>600g まで</td>
<td>560</td>
<td>695</td>
<td>+135</td>
<td>124.10%</td>
</tr>
<tr>
<td>700g まで</td>
<td>640</td>
<td>770</td>
<td>+130</td>
<td>120.30%</td>
</tr>
<tr>
<td>800g まで</td>
<td>720</td>
<td>845</td>
<td>+125</td>
<td>117.40%</td>
</tr>
<tr>
<td>900g まで</td>
<td>800</td>
<td>920</td>
<td>+120</td>
<td>115.00%</td>
</tr>
<tr>
<td>1,000gまで</td>
<td>880</td>
<td>995</td>
<td>+115</td>
<td>113.10%</td>
</tr>
<tr>
<td>1,100gまで</td>
<td>960</td>
<td>1,070</td>
<td>+110</td>
<td>111.50%</td>
</tr>
<tr>
<td>1,200gまで</td>
<td>1,040</td>
<td>1,145</td>
<td>+105</td>
<td>110.10%</td>
</tr>
<tr>
<td>1,300gまで</td>
<td>1,120</td>
<td>1,220</td>
<td>+100</td>
<td>108.90%</td>
</tr>
<tr>
<td>1,400gまで</td>
<td>1,200</td>
<td>1,295</td>
<td>+95</td>
<td>107.90%</td>
</tr>
<tr>
<td>1,500gまで</td>
<td>1,280</td>
<td>1,370</td>
<td>+90</td>
<td>107.00%</td>
</tr>
<tr>
<td>1,600gまで</td>
<td>1,360</td>
<td>1,445</td>
<td>+85</td>
<td>106.30%</td>
</tr>
<tr>
<td>1,700gまで</td>
<td>1,440</td>
<td>1,520</td>
<td>+80</td>
<td>105.60%</td>
</tr>
<tr>
<td>1,800gまで</td>
<td>1,520</td>
<td>1,595</td>
<td>+75</td>
<td>104.90%</td>
</tr>
<tr>
<td>1,900gまで</td>
<td>1,600</td>
<td>1,670</td>
<td>+70</td>
<td>104.40%</td>
</tr>
</tbody>
</table>
<p>SAL小形包装物は一律で値上げされ、100gまでが2倍と最大となり、値下げはありませんでした。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h2>まとめ</h2>
<p>今回の、国際郵便の料金改定、全体では航空小形包装物の50gまでの送料帯が+230円、+191.7%で最大の値上りとなりました。</p>
<p>一方、値下幅、値下率は航空小形包装物の1,100gの-275円、-16.9%です。</p>
<p>「改定」と聞くと「値上げ」を心配される方も多いかと思いますが、ECでよく使われる送料帯によってはむしろ安くなるケースもありそうです。ぜひ参考にしてみてください。</p>


2021年4月1日より！国際郵便の料金改定新旧価格比較。最も損する/得する重量帯とは？

<h2>はじめに</h2>
<p>まだ見ぬEC関連企業を紹介するシリーズ。</p>
<p>今回は、ドイツ発のECカート「shopware」を紹介します。</p>
<p>海外製のECカートですと、日本を席巻中のカナダ発「shopify」、アメリカ発でナスダックに上場している「BigCommerce」、オープンソースでは「Magent」などが有名ですが、ヨーロッパ圏内で存在感を発揮しているECカートの一つが「shopware」です。</p>
<h2>「shopware」社について</h2>
<p>創業者のStefan Hamannが2000年16歳の時に創業しました。</p>
<p>本社はドイツのシェーッピンゲン(Schöppingen)に位置しています。</p>
<p>Stefan Hamannがエンジニアとしてshopwareの基盤を作り、実の兄弟であるSebastian Hamannがデザイナーとしてジョインし、shopwareというECカートをサービスとして成立させました。</p>
<p>現在は、創業20年で100,000を超えるサイトの実績があり、250人の従業員を抱える会社に成長しているようです。</p>
<p>HP：<a href="https://www.shopware.com/en/company/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">Shopware</a></p>
<h2>shopwareの価格</h2>
<p>大きく分けて3つに分類されます。</p>
<h3>①クラウドプラン</h3>
<p>サーバーを含めて全てshopwareが用意してくれるパターンで、いわゆるASP型に近い形式と思われます。</p>
<p>プランに応じて機能に制限があります。</p>
<p>Freeプランは独自ドメインではなく、サブドメイン上で展開される形式です。試しに作ってみました。（以下URL） <a href="https://sterfield.shopware.store/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">https://sterfield.shopware.store/</a></p>
<ul>
<li>Free</li>
<li>Advanced</li>
<li>Professional</li>
</ul>
<p><img loading="lazy" class="aligncenter size-large wp-image-6075" src="/uploads-archive/lc/2021/01/Plans-Shopware-1024x185.png" alt="" width="1024" height="185" srcset="/uploads-archive/lc/2021/01/Plans-Shopware-1024x185.png 1024w, /uploads-archive/lc/2021/01/Plans-Shopware-300x54.png 300w, /uploads-archive/lc/2021/01/Plans-Shopware-768x139.png 768w, /uploads-archive/lc/2021/01/Plans-Shopware-600x108.png 600w, /uploads-archive/lc/2021/01/Plans-Shopware.png 1240w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></p>
<p><a href="https://www.shopware.com/en/plans/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">Plans | Shopware</a></p>
<p>&nbsp;</p>
<h3>②サブスクリプションプラン</h3>
<p>サーバーは自前で用意し、ソースコードだけを月額でレンタルするプランです。機能は同じですが、プランに応じてサポートの体制が異なります。</p>
<ul>
<li>Silver Subscription</li>
<li>Gold Subscription</li>
<li>Diamond Subscriprion</li>
</ul>
<p><img loading="lazy" class="aligncenter size-large wp-image-6076" src="/uploads-archive/lc/2021/01/Subscriptions-Shopware-1024x233.png" alt="" width="1024" height="233" srcset="/uploads-archive/lc/2021/01/Subscriptions-Shopware-1024x233.png 1024w, /uploads-archive/lc/2021/01/Subscriptions-Shopware-300x68.png 300w, /uploads-archive/lc/2021/01/Subscriptions-Shopware-768x175.png 768w, /uploads-archive/lc/2021/01/Subscriptions-Shopware-600x136.png 600w, /uploads-archive/lc/2021/01/Subscriptions-Shopware.png 1240w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></p>
<p><a href="https://www.shopware.com/en/subscriptions/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">Subscriptions | Shopware</a></p>
<p>&nbsp;</p>
<h3>③コミュニティープラン</h3>
<p>オープンソースにて提供されています。全てを自前で用意し、自己解決できる体制があれば、費用も掛からず利用が可能です。</p>
<p><img loading="lazy" class="aligncenter size-full wp-image-6077" src="/uploads-archive/lc/2021/01/Shopware-Editions-and-Pricing-Shopware.png" alt="" width="508" height="323" srcset="/uploads-archive/lc/2021/01/Shopware-Editions-and-Pricing-Shopware.png 508w, /uploads-archive/lc/2021/01/Shopware-Editions-and-Pricing-Shopware-300x191.png 300w" sizes="(max-width: 508px) 100vw, 508px" /></p>
<p>&nbsp;</p>
<h2>shopwareのローカライズ</h2>
<h3>決済</h3>
<p>プラグイン方式で追加を行うようで、決済に該当するプラグインはPaypalとAmazon Payとなっていました。ヨーロッパ圏内を商圏と捉えるのであれば、この二つを抑えておけばよいということなのでしょう。</p>
<p><img loading="lazy" class="aligncenter size-full wp-image-6078" src="/uploads-archive/lc/2021/01/Shopware-6-Plugins.png" alt="" width="227" height="259" /></p>
<h3>VAT</h3>
<p><b>Value Added Tax</b>の略で日本語訳では付加価値税とされます。日本の消費税がこのVATに類するもので、EU加盟国は必ずVATを導入するようになっており、国ごとに税率が異なるため、システム対応としては非常に煩雑になる箇所です。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h2>shopwareの実績</h2>
<p>コーヒーメーカーのメリタやグミなどのお菓子を製造するHARIBOがドイツメーカーだということを初めて知りました。他にはオランダのPHILIPSやアメリカのM&amp;Mも実績として掲載されています。</p>
<p><img loading="lazy" class="aligncenter size-large wp-image-6084" src="/uploads-archive/lc/2021/01/Well-known-online-shops-based-on-Shopware-Shopware-1024x437.png" alt="" width="700" height="508" /></p>
<p><a href="https://www.shopware.com/en/customers/brands/">Well-known online shops based on Shopware | Shopware</a></p>
<h2>まとめ</h2>
<p>同じECカートの提供会社として多彩なバリエーションのプラン設定やサポートサイトの作り（<a href="https://docs.shopware.com/en">Shopware Documentation</a>）など示唆に富むものが多かったです。</p>
<p>ターゲットしている市場がヨーロッパ圏内のみなので現状、バッティングすることはありませんが、アジアに向けて進出してくると脅威となりそうな存在です。</p>
<p><img loading="lazy" class="aligncenter size-large wp-image-6088" src="/uploads-archive/lc/2021/01/Inspiration-is-what-drives-us-forward-Shopware-1024x797.png" alt="" width="1024" height="797" srcset="/uploads-archive/lc/2021/01/Inspiration-is-what-drives-us-forward-Shopware-1024x797.png 1024w, /uploads-archive/lc/2021/01/Inspiration-is-what-drives-us-forward-Shopware-300x234.png 300w, /uploads-archive/lc/2021/01/Inspiration-is-what-drives-us-forward-Shopware-768x598.png 768w, /uploads-archive/lc/2021/01/Inspiration-is-what-drives-us-forward-Shopware-600x467.png 600w, /uploads-archive/lc/2021/01/Inspiration-is-what-drives-us-forward-Shopware.png 1278w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></p>

海外ECカート企業を独自解説！<br>ドイツ発ECカート shopware

<p>2021年1月14日、ソフトバンク社、日本通運社をお招きし、2021年最初の越境ECセミナーを開催しました。今回は、そのダイジェスト版を実際にセミナーで用いられたスライド（一部抜粋）を使ってご説明いたします。</p>
<ol>
目次</p>
<li>越境ECビジネスで新たな市場開拓へ<br />
〜中国EC市場の最新動向や、越境ECビジネスで成功するためのサービスをご紹介〜</li>
<li>海外eコマース × 消費者インサイト<br />
～デジタルで解き明かす購入に繋がる”真実の瞬間”とは?～</li>
<li>アジア特化の越境ECカートシステム会社が語る、コロナ時代の越境ECの始め方</li>
</ol>
<p>&nbsp;</p>
<h2>１．越境ECビジネスで新たな市場開拓へ<br />
〜 中国EC市場の最新動向や、越境ECビジネスで成功するためのサービスをご紹介 〜</h2>
<p>第１部では、ソフトバンク株式会社の松浦様よりお話しいただきました。ソフトバンク社は、中国の最大ECカンパニー、アリババグループが運営する天猫国際等、様々な事業をアリババグループと共にビジネスを行っています。</p>
<p><img loading="lazy" src="/uploads-archive/lc/2021/01/27424_4_softbank4.png" alt="" width="766" height="501" class="alignnone size-full wp-image-6158" srcset="/uploads-archive/lc/2021/01/27424_4_softbank4.png 766w, /uploads-archive/lc/2021/01/27424_4_softbank4-300x196.png 300w, /uploads-archive/lc/2021/01/27424_4_softbank4-600x392.png 600w" sizes="(max-width: 766px) 100vw, 766px" /></p>
<p>越境EC事業でまず必要なことは、日本商品が販売先国でも売れるのか、受け入れてもらえるのか、といった部分を確かめるテストマーケティングです。テストマーケティングにも様々な方法がありますが、中国向けの場合、天猫国際に出品することでテストマーケティングをすることが可能です。また、ソフトバンク社には天猫国際への出品におけるプロモーションからCS・配送までを一気通貫でサポートしていただけます。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h2>２．海外eコマース × 消費者インサイト<br />
～ デジタルで解き明かす購入に繋がる”真実の瞬間”とは? ～</h2>
<p>まず第２部では、日本通運株式会社の石田様より、海外販売における企業と消費者の課題についてお話いただきました。</p>
<p><img loading="lazy" src="/uploads-archive/lc/2021/01/e5218f4d71d8208be7ea58c644cd4917.png" alt="" width="2160" height="1229" class="alignnone size-full wp-image-6154" srcset="/uploads-archive/lc/2021/01/e5218f4d71d8208be7ea58c644cd4917.png 2160w, /uploads-archive/lc/2021/01/e5218f4d71d8208be7ea58c644cd4917-300x171.png 300w, /uploads-archive/lc/2021/01/e5218f4d71d8208be7ea58c644cd4917-1024x583.png 1024w, /uploads-archive/lc/2021/01/e5218f4d71d8208be7ea58c644cd4917-768x437.png 768w, /uploads-archive/lc/2021/01/e5218f4d71d8208be7ea58c644cd4917-600x341.png 600w, /uploads-archive/lc/2021/01/e5218f4d71d8208be7ea58c644cd4917-1536x874.png 1536w, /uploads-archive/lc/2021/01/e5218f4d71d8208be7ea58c644cd4917-2048x1165.png 2048w" sizes="(max-width: 2160px) 100vw, 2160px" /></p>
<p>店舗販売、海外WEBモール、越境ECの3つのチャネルにおいて、日本企業様の感じられるハードルと、海外消費者様の感じられるハードルが様々ございます。どれも一長一短で、どのチャネルが最も良いということではなく、それぞれハードルを乗り越える必要があります。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><img loading="lazy" src="/uploads-archive/lc/2021/01/8fe9f5ecdd6cf067802f82c11404bc26.png" alt="" width="2160" height="1256" class="alignnone size-full wp-image-6155" srcset="/uploads-archive/lc/2021/01/8fe9f5ecdd6cf067802f82c11404bc26.png 2160w, /uploads-archive/lc/2021/01/8fe9f5ecdd6cf067802f82c11404bc26-300x174.png 300w, /uploads-archive/lc/2021/01/8fe9f5ecdd6cf067802f82c11404bc26-1024x595.png 1024w, /uploads-archive/lc/2021/01/8fe9f5ecdd6cf067802f82c11404bc26-768x447.png 768w, /uploads-archive/lc/2021/01/8fe9f5ecdd6cf067802f82c11404bc26-600x349.png 600w, /uploads-archive/lc/2021/01/8fe9f5ecdd6cf067802f82c11404bc26-1536x893.png 1536w, /uploads-archive/lc/2021/01/8fe9f5ecdd6cf067802f82c11404bc26-2048x1191.png 2048w" sizes="(max-width: 2160px) 100vw, 2160px" /></p>
<p>また、ECでの販売におけるプロモーションの施策についてもお話しいただきました。</p>
<p>ECモールへ出店したとしても、独自ドメインでECサイトを立ち上げたとしても、それは販売の「場」であることには変わらず、お客様に来ていただけるようなプロモーション施策を行わなくてはいけません。その際にダイレクトレスポンスマーケティングと、ブランディングマーケティングをうまく組み合わせてプロモーション施策を効果的に行う必要があります。</p>
<p>ダイレクトレスポンスマーケティングは、いわゆる「池の中にいる餌に食いつきそうな魚を釣る」、顕在顧客を釣り上げるプロモーション施策です。ダイレクトレスポンスマーケティングだけ行っていると、そのうち池の中の魚がいなくなってしまうため、「魚を育てる」ブランディングマーケティングでの取り組みが必要になります。</p>
<h2>３．アジア特化の越境ECカートシステム会社が語る、コロナ時代の越境ECの始め方</h2>
<p>第３部では、弊社の綛谷がアジア向けの越境ECで大切なローカライズポイントについてクイズ形式でご説明させていただきました。</p>
<p><img loading="lazy" src="/uploads-archive/lc/2021/01/ef422da2288858b906c2549d99bcc4cd.jpg" alt="" width="960" height="540" class="alignnone size-full wp-image-6147" srcset="/uploads-archive/lc/2021/01/ef422da2288858b906c2549d99bcc4cd.jpg 960w, /uploads-archive/lc/2021/01/ef422da2288858b906c2549d99bcc4cd-300x169.jpg 300w, /uploads-archive/lc/2021/01/ef422da2288858b906c2549d99bcc4cd-768x432.jpg 768w, /uploads-archive/lc/2021/01/ef422da2288858b906c2549d99bcc4cd-600x338.jpg 600w" sizes="(max-width: 960px) 100vw, 960px" /></p>
<p>今回は日系企業様の進出事例が多い、台湾を用いてご説明させていただきましたが、他にもベトナムやマレーシア等、国によって購入フォームから工夫をすることで、現地の消費者様にとって違和感のないサイト制作をすることが可能になります。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><img loading="lazy" src="/uploads-archive/lc/2021/01/3db0e0ee77a497b1837ec6d7245fd292.jpg" alt="" width="960" height="540" class="alignnone size-full wp-image-6148" srcset="/uploads-archive/lc/2021/01/3db0e0ee77a497b1837ec6d7245fd292.jpg 960w, /uploads-archive/lc/2021/01/3db0e0ee77a497b1837ec6d7245fd292-300x169.jpg 300w, /uploads-archive/lc/2021/01/3db0e0ee77a497b1837ec6d7245fd292-768x432.jpg 768w, /uploads-archive/lc/2021/01/3db0e0ee77a497b1837ec6d7245fd292-600x338.jpg 600w" sizes="(max-width: 960px) 100vw, 960px" /></p>
<p>また、ソフトバンク様、日本通運様とは異なり、弊社は独自サイトでの越境EC展開をメインにご支援させていただいているため、独自サイトでの越境EC展開についても事例を用いながら、メリットについてお話させていただきました。</p>
<p>独自サイト展開では、日本でご活用されているLPの翻訳をするだけで開始することができ、ECモールに比べ、価格競争が起こりにくい事も特徴です。ページのデザインを自由に変えられることから、ブランディングや世界観を海外の消費者様にアピールすることも比較的容易に行うことができます。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h2>最後に</h2>
<p>現地のECモール出店や、越境ECに特化したモールへの出店、独自ドメインでの展開など、様々な形態での越境EC事業についてお話させていただきました。少しでも収穫のある時間になりましたら幸いです。</p>
<p>今回のセミナー内容や、各社サービスに関してご質問がございましたら、各社にお問い合わせください。</p>


新春！ グローバルな越境ECビジネス最前線 ～2021年に新たな販路を築くために～<br>セミナーレポート

<h2>はじめに</h2>
<p>台湾は、その物理的、文化的な近さだけでなく、非常に親日的な人が多いということもあり、日本人にとっては最も身近に感じられる場所の一つでしょう。 コロナ対策の陣頭指揮を執った大臣の姿から、そのIT技術の発展・普及スピードの速さを実感した人も多いのではないでしょうか。今回はそんな台湾で行われているECイベントをご紹介します。</p>
<h2>台湾のECセールスイベント</h2>
<h3>「独身の日」</h3>
<p>中国の最大のECイベント、11月11日の「独身の日」。 シングルスデーあるいはダブル11と呼ばれるこのショッピングの祭典は、日の中華圏ではかなり浸透してきており、台湾でも同様に、ECイベントとしては最大規模の盛り上がりを見せます。</p>
<p>台湾最大のECショッピングサイトであるPChomeでは、ここ数年毎年シングルスデーの売り上げ記録を更新しているそうです。 PChomeを始め、momoなど他のECサイトでも、シングルスデーのトラフィックは他の月より約3倍も高くなります。 ECを利用した台湾進出を検討しているのなら、この日に注目しないわけにはいきません。</p>
<h3>２つの「バレンタインデー」</h3>
<p><img loading="lazy" class="aligncenter size-large wp-image-6094" src="/uploads-archive/lc/2021/01/han-hsing-tu-u535hc1fR8w-unsplash-1024x683.jpg" alt="" width="1024" height="683" srcset="/uploads-archive/lc/2021/01/han-hsing-tu-u535hc1fR8w-unsplash-1024x683.jpg 1024w, /uploads-archive/lc/2021/01/han-hsing-tu-u535hc1fR8w-unsplash-300x200.jpg 300w, /uploads-archive/lc/2021/01/han-hsing-tu-u535hc1fR8w-unsplash-768x513.jpg 768w, /uploads-archive/lc/2021/01/han-hsing-tu-u535hc1fR8w-unsplash-600x400.jpg 600w, /uploads-archive/lc/2021/01/han-hsing-tu-u535hc1fR8w-unsplash-1536x1025.jpg 1536w, /uploads-archive/lc/2021/01/han-hsing-tu-u535hc1fR8w-unsplash-2048x1367.jpg 2048w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></p>
<p>日本人、そして西洋人にとってのバレンタインデーはもちろん2月14日です。この日は台湾では「西洋情人節」と呼ばれ、他国同様、恋人同士がプレゼントを贈り合う日です。 しかし、台湾には旧暦7月7日にも「七夕情人節」と呼ばれるバレンタインデーがあるのです。</p>
<p>いずれも恋人たちが一緒に食事をしたり、旅行に行ったり、プレゼントを贈ったりする日なのですが、それに合わせてオフライン・オンラインともにセールが行われます。 プレゼントは男性から女性に送られる場合が多いため、特に女性向けアパレル商材やアクセサリー、コスメを扱う企業は要チェックです。 年中行事として最も重要な春節に近い2月のバレンタインデーより、この「七夕情人節」のほうがプレゼント需要は高いとも言われています。</p>
<p>ちなみに、日本でおなじみのホワイトデーは、デートをする人は多いらしいですが、プレゼントを贈る習慣はほとんどないそうです。また、ホワイトデーよりブラックデーと呼ばれる、恋人のいない人が集まる日のほうが行事として根付いているようです。</p>
<h3>母の日</h3>
<p><img loading="lazy" class="aligncenter size-large wp-image-6095" src="/uploads-archive/lc/2021/01/tanaphong-toochinda-9x3jGcu3qQ0-unsplash-1024x682.jpg" alt="" width="1024" height="682" srcset="/uploads-archive/lc/2021/01/tanaphong-toochinda-9x3jGcu3qQ0-unsplash-1024x682.jpg 1024w, /uploads-archive/lc/2021/01/tanaphong-toochinda-9x3jGcu3qQ0-unsplash-300x200.jpg 300w, /uploads-archive/lc/2021/01/tanaphong-toochinda-9x3jGcu3qQ0-unsplash-768x511.jpg 768w, /uploads-archive/lc/2021/01/tanaphong-toochinda-9x3jGcu3qQ0-unsplash-600x399.jpg 600w, /uploads-archive/lc/2021/01/tanaphong-toochinda-9x3jGcu3qQ0-unsplash-1536x1023.jpg 1536w, /uploads-archive/lc/2021/01/tanaphong-toochinda-9x3jGcu3qQ0-unsplash-2048x1363.jpg 2048w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></p>
<p>台湾の母の日は日本と同じ5月の第2日曜日です。日本で母の日と言えば、カーネーションなどの花を送るのが習慣ですが、台湾では家族そろって食事に行ってお祝いしたり、プレゼントを贈ったりするのが一般的だそう。</p>
<p>父の日や先にあげたバレンタインデーよりも経済効果があるため、百貨店や小売店などのオフラインショップも各種ECサイトも、母の日をかなり意識して、セールイベントを開催しているようです。11月の独身の日ほどではありませんが、1年の上半期の売り上げを左右する重要な日とされています。プレゼントの予算も、父の日より母の日のほうがかなり高いというデータもあり、母親やパートナーへ高めのプレゼントを贈る人も少なくないようです。</p>
<h2>まとめ</h2>
<p>今回は日本にとって一番身近なEC市場、台湾で行われているECイベントを紹介しました。 ここで取り上げたイベント以外でも、年中行事や記念日に合わせて様々なECイベントが行われているそうなので、台湾進出を考えているなら、いつ・どんな需要が高まるか、常にチェックする必要がありますね。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><small></p>
<p>《参考》<a href="https://taiwanlabo.com/">TAIWAN LABO</a></p>
<p></small></p>

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各国のECイベントシリーズ</br>「台湾のECイベント特集」

> ハイブランドのアイテムや海外セレクトアイテムを販売されるヴィンテージショップ、Hedy（エディ）。国内ECサイトや店舗での展開のみならず、海外向けの越境EC事業も行われています。今回は、Hedyを運営される株式会社ファイヤーワークスの事業部長、布施杏奈様、海外事業部のリ・ゼンゼン様、アドリアナ・マリー・イ様に、越境EC事業やLaunchCartについてお話を伺いました。

## 全世界向けに販売。国内向けと同じくらい売り上げが伸びています。
### Hedyの越境EC事業が現在に至るまでの経緯を教えてください。
<p><img loading="lazy" src="/uploads-archive/lc/2021/01/fireworks3-300x225.jpg" alt="" width="350" height="262" class="alignright size-medium wp-image-6025" srcset="/uploads-archive/lc/2021/01/fireworks3-300x225.jpg 300w, /uploads-archive/lc/2021/01/fireworks3-1024x769.jpg 1024w, /uploads-archive/lc/2021/01/fireworks3-768x577.jpg 768w, /uploads-archive/lc/2021/01/fireworks3-600x450.jpg 600w, /uploads-archive/lc/2021/01/fireworks3.jpg 1536w" sizes="(max-width: 350px) 100vw, 350px" /></p>
<p><span class="speaker" style="color: #ff3392;">布施様：</span>2013年に日本では未入荷の、海外アクセサリーのセレクトアイテムを日本のサイトで販売する事業からHedyは始まりました。そして、別事業でも海外向けの事業を行っていたりと、社全体が海外志向がとても強かったため、2015年から越境EC事業をスタートさせました。</p>
<p>　今では全世界向けに販売をしていて、一番売れ行きが好調なのが中国です。ヨーロッパやアメリカからご購入いただくこともありますが、ご購入者様が現地にいらっしゃる中華系の方だったりすることもあります。中国の次にご購入いただくのは、マレーシアやシンガポールの中華系の方々です。でも実は、中国向けが好調になってきたのは、ここ２～３年の話で、それまでは1か月に1件注文が入るくらいでした。日本向けが主で、海外向けはおまけといった感覚だったのですが、<strong>今では日本向けと同じくらい、むしろ日本向けの方が負けてしまうくらい中国の方々に気に入ってもらい、ご購入いただいています。</strong></p>

## こだわりのブランディングと、日本からでも丁寧なお客様対応
### 中国の方にそこまで気に入っていただけるための秘訣はありますか？
<p><img loading="lazy" src="/uploads-archive/lc/2021/01/e37820313518f2cfa827700542bdd486-300x297.png" alt="" width="350" height="346" class="alignright size-medium wp-image-6029" srcset="/uploads-archive/lc/2021/01/e37820313518f2cfa827700542bdd486-300x297.png 300w, /uploads-archive/lc/2021/01/e37820313518f2cfa827700542bdd486-1024x1014.png 1024w, /uploads-archive/lc/2021/01/e37820313518f2cfa827700542bdd486-768x761.png 768w, /uploads-archive/lc/2021/01/e37820313518f2cfa827700542bdd486-600x594.png 600w, /uploads-archive/lc/2021/01/e37820313518f2cfa827700542bdd486.png 1442w" sizes="(max-width: 350px) 100vw, 350px" /></p>
<p><span class="speaker" style="color: #ffaa33;">アドリアナ様：</span>国内向け、海外向け関わらず、Hedyはブランディングにとてもこだわっています。ハイブランドヴィンテージ×モードファッションという洗練された世界観、いわゆる花柄ワンピースではなくジャケットパンツ、といったHedyの世界観が他にはなくて気に入っていただけたことが秘訣かもしれません。微博(Weibo)、小紅書（RED）等のSNSの配信をリがずっと担当していて、このようなSNSからECサイトへの流入がすごく増えました。最近は、海外に強みを持たれているアフィリエイトの企業様とご一緒させていただいて、SNSやインフルエンサーさんに紹介していただけるような動きを強化しようとしています。これが成功したら<strong>日本向け以上に海外向けの方が売り上げが上がるのではないかと期待</strong>しています。</p>
<p><span class="speaker" style="color: #b133ff;">リ様：</span>それと、中国で日本のヴィンテージ品というと、質が高くてヨーロッパのものより価格が安いという印象もあります。弊社の場合、自社にバイヤーがおり、自分たちで鑑定も買い付けもして、状態が良くて売れるだろうという価格のものを揃えているという点も、お客様に気に入っていただけている理由かもしれません。</p>

### 中国向けに販売する上でご苦労されたことはありますか？
<p><img loading="lazy" src="/uploads-archive/lc/2021/01/fireworks5-300x300.jpg" alt="" width="300" height="300" class="alignright size-medium wp-image-6026" srcset="/uploads-archive/lc/2021/01/fireworks5-300x300.jpg 300w, /uploads-archive/lc/2021/01/fireworks5-150x150.jpg 150w, /uploads-archive/lc/2021/01/fireworks5-768x768.jpg 768w, /uploads-archive/lc/2021/01/fireworks5-600x600.jpg 600w, /uploads-archive/lc/2021/01/fireworks5.jpg 960w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" /></p>
<p><span class="speaker" style="color: #b133ff;">リ様：</span>ブランド品に対する関税がすごく高くて、ヴィンテージ品であっても新品と同じくらいの請求をされてしまうことがあります。また、お客様の対応も日本とはかなり文化の違いがあります。基本的にはWeChat経由でお問い合わせいただくのですが、洋服の場合サイズ感を確かめたいから、着て写真を撮ってみてくださいだとか、カバン等の場合は傷がついていないか、写真を撮って送ってくださいといったご要望をいただいていて、日々対応に追われています。（※写真右は、実際にリ様が撮影されたものを合成したものです。）</p>

## 全ての販売チャネルの在庫を一元管理した業務の効率化
### １点物の商品を複数のプラットフォーム（店舗、国内向けEC、越境EC）で扱われる上で、在庫管理等はどのようにされているのですか？
<p><span class="speaker" style="color: #ff3392;">布施様：</span>店舗、国内向けEC、越境ECのすべてのプラットフォームの在庫を一元管理することができる、ネクストエンジンを接続することで在庫連携をしています。ネクストエンジンを導入する前は、社内共有SkypeやLINEで「これ売れました！」と連絡すると、各プラットフォームから担当者がその商品を消す、という作業を地道に行っていました。最初は中国向けが売れていなかったため、手作業でも何とか管理できていたのですが、中国が売れ始めてからは複数プラットフォームで同じ商品が売れてしまい、１つの商品の取り合いのようになってしまって大変でした。当時は、売れていく勢いに自分たちがついていけていなかったですね。</p>

## 海外からのアクセススピードを重視し、越境ECをするには国外サーバーが不可欠
### LaunchCartを選んでいただいた理由を教えてください。
<p><img loading="lazy" src="/uploads-archive/lc/2021/01/fireworks2-300x225.jpg" alt="" width="350" height="262" class="alignright size-medium wp-image-6024" srcset="/uploads-archive/lc/2021/01/fireworks2-300x225.jpg 300w, /uploads-archive/lc/2021/01/fireworks2-1024x769.jpg 1024w, /uploads-archive/lc/2021/01/fireworks2-768x577.jpg 768w, /uploads-archive/lc/2021/01/fireworks2-600x450.jpg 600w, /uploads-archive/lc/2021/01/fireworks2.jpg 1536w" sizes="(max-width: 350px) 100vw, 350px" /></p>
<p><span class="speaker" style="color: #ff3392;">布施様：</span>実は、2015年に越境ECを始めたときは、日本語のサイトと同じプラットフォームを使用していました。言語切り替えボタンを設置して、クレジットカードとPaypalを導入しているので、海外の方にも買っていただけますよ、といった感じです。ただ、当時は海外から日本のサーバーにアクセスするにはかなり時間がかかり、注文確定まで辿り着かず、離脱してしまうという課題がありました。そこで、社内外様々な方にご相談したところ、国外サーバーの方が良いのではないか、というアドバイスをいただき、LaunchCartに辿り着きました。今でも、<strong>サーバーが日本でなく海外にあるということ</strong>は、サイトへのアクセススピードに直結する部分だと思うので、海外向けのECビジネスを行う上で非常に重要視しています。</p>

## ゆくゆくは日本初のブランドを海外へ
### 今後の展望について教えてください。
<p><span class="speaker" style="color: #ff3392;">布施様：</span>中国向けの越境ECに関しては、もっと認知を上げる施策を一番に行っていきたいです。そのため、SNSの強化やアフィリエイトの活用を行い、もっと中国でのプレゼンスを上げていけたら良いな、と思っています。ゆくゆくは海外店舗も出してみたいです。それと、現状は海外ブランドのヴィンテージ品をメインで販売していますが、日本発のブランドを、海外の方にもっと知ってもらえるような動きも加速していくつもりです。</p>

### 越境EC事業を検討中の方にアドバイスをお願いします。
<p><img loading="lazy" src="/uploads-archive/lc/2021/01/fireworks1-300x225.jpg" alt="" width="350" height="262" class="alignleft size-medium wp-image-6023" srcset="/uploads-archive/lc/2021/01/fireworks1-300x225.jpg 300w, /uploads-archive/lc/2021/01/fireworks1-1024x769.jpg 1024w, /uploads-archive/lc/2021/01/fireworks1-768x577.jpg 768w, /uploads-archive/lc/2021/01/fireworks1-600x450.jpg 600w, /uploads-archive/lc/2021/01/fireworks1-1536x1153.jpg 1536w, /uploads-archive/lc/2021/01/fireworks1-2048x1538.jpg 2048w" sizes="(max-width: 350px) 100vw, 350px" /></p>
<p><span class="speaker" style="color: #ff3392;">布施様：</span>リとアドリアナがいることで、かなり越境EC事業が上手く回っている実感があります。なので、1人でも2人でも良いので、外国人でなくても現地を知っている人と一緒にEC事業は行った方が良いと思います。なぜかというと、やはり<strong>日本人だけだと海外の温度感が全く違うことに気づけず、色々なチャンスを逃してしまうことがある</strong>からです。例えば、独身の日のセールは日本にほとんどないですし、ブラックフライデーも年に1度の大イベントだなんて思っている日本の方はあまりいらっしゃらないですよね。他にも、日本ではライブ配信がすごく遅れていますが、中国では主流の方法です。カスタマーサポートだけではなく、そういった国ごとの色々な違いを肌感覚で知っていて、教えてくれる存在が社内にいるということは、越境EC事業を行う上ですごく大切なことだと思います。</p>


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株式会社ファイヤーワークス様

> 成長が凄まじい東南アジア諸国の中でも、特に近年注目を集めているベトナム。魅力的な市場ではあるものの、越境ECで進出をするためにはベトナム独自の事情や文化に対してローカライズすることが必須です。ベトナム向けの越境ECで不可欠なフルフィルメント業務や、オフライン販売のチャネル開拓、CRM業務を一気通貫で担う株式会社エスエイウェアハウスの代表、里吉美仁氏にベトナム市場の魅力やLaunchCartについてお話を伺いました。

## 「ベトナムに日本の良い商品を届けたい！」が起業のきっかけ
### なぜベトナムでフルフィルメント業務を始められたのですか？
<p><img loading="lazy" src="/uploads-archive/lc/2020/11/126972576_2806816256264284_8557835757639005640_n-e1606717597390-218x300.jpg" alt="" width="280" height="350" class="alignright size-medium wp-image-5778" /></p>
<p>　ベトナムではオフラインオンライン問わず、正規輸入、一般貿易で持ち込まれた商品が豊富にありません。海外の商品もオンラインで購入することはできますが、実はベトナムに在庫があるわけではなくて、中国や日本のモールからダウンロードした商品画像を貼り付けて、形だけ出品しているというケースが多いのが現状です。実際に注文が入ると、中国や日本にいるベトナム人の友達に買ってもらい、送ってもらって、やっとベトナムの消費者に届けます。この過程の中で、商品が届かないということも発生します。こういった現状がある中で、誰かが現地の輸入販売元となり、日本の商品を販売できたら、ベトナムにも日本製品が溢れて、日系企業様もベトナムに進出しやすくなると思い、ビジネスを立ち上げました。</p>
<p>　最初は、FacebookとLPを使ったオンライン販売から始めましたが、徐々にオフライン展開も同時並行で行う必要があるということが分かり、今では現地のオフラインの代理店探しだとか、商品を卸す業務も行っています。</p>

## 「偽物かもしれないからやめておこう」への対策法
### ベトナムのEC事情について教えてください。
<p><img loading="lazy" src="/uploads-archive/lc/2020/11/125990508_828921167927331_2923463057101752365_n-300x225.jpg" alt="" width="300" height="225" class="alignleft size-medium wp-image-5783" srcset="/uploads-archive/lc/2020/11/125990508_828921167927331_2923463057101752365_n-300x225.jpg 300w, /uploads-archive/lc/2020/11/125990508_828921167927331_2923463057101752365_n-1024x768.jpg 1024w, /uploads-archive/lc/2020/11/125990508_828921167927331_2923463057101752365_n-768x576.jpg 768w, /uploads-archive/lc/2020/11/125990508_828921167927331_2923463057101752365_n-600x450.jpg 600w, /uploads-archive/lc/2020/11/125990508_828921167927331_2923463057101752365_n.jpg 1296w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" /></p>
<p>　ベトナムのECは、モールとFacebookの２つのチャネルが主流です。モールは主に日用品で250円～2500円くらいの物を買うような場所という認識です。あまり5000円以上のものを買うような場ではないですね。個人も出品ができること等、様々な要因がありますが、ベトナムでは模倣品もたくさん出回っています。なので、失敗することもある程度予測して、モールで買い物をする人が多いのだと思います。</p>
<p>　Facebookの場合は、自社サイトのLPやモールへの誘導というスタイルもありますが、<strong>Facebookの投稿上でお買い物を完結させてしまう</strong>というのが今の流行りです。商品の写真と説明の投稿や、ライブコマースなどで商品の魅力を伝えて、買いたいと思った人に電話をかけてもらいます。その電話で住所を聞いて、商品の発送をするという方法です。Facebookがショッピングモールの代わりのような位置づけになってきたという感覚で、この方法は個人だけでなく一般の通販企業も行っています。</p>

### ベトナムのEC事業で難しいことは何ですか？
<p>　信用の獲得です。先ほども申し上げた通り、ベトナムには、正規の商品と外見だけでなく、中身の品質まで大きく変わらないのではないかと言われているような模倣品があったりします。これは多くのメーカー様の課題になっていることで、LPを見て買いたいと思ってもらっても、「偽物かもしれないからやめておこう」、と離脱してしまう人が半分くらい出てきてしまうのです。そのため、我々はチャットや電話でお問い合わせがあった際に、どこから輸入しているのか等をしっかりとご説明して、正規品だと信用していただけるようにしています。日本では、LPに証明書などを掲載して信頼性をアピールしますが、ベトナムで同じことをしてしまうと、「より怪しい」と思われてしまいます。LPでインフルエンサーや医師が品質を保障していても、ベトナムの方にとっては「それこそ怪しい」のです（笑）我々は日本人が経営している会社ですよ、というだけでも「偽物は売らなさそうだ」というイメージを持ってもらえるため、しっかりとそこは電話でフォローするように心がけています。</p>
<p><img loading="lazy" src="/uploads-archive/lc/2020/11/126898583_3622414361159282_7830222082890991691_n-225x300.jpg" alt="" width="280" height="400" class="alignright size-medium wp-image-5782" /></p>
<p>　オンラインのEC事業だけでなく、オフラインでの店舗販売へのチャネルを探すことにしたのも、信用の獲得を行うためです。電話やチャットでの対応でも信用はしていだだけますが、やはり一番良いのは地元のお店でも販売されていて、直接店員の方からどこから仕入れているか話を聞くことです。そのために、我々は地方の各県の薬局やローカルコンビニチェーンとの繋がりを広げています。認知やブランディングはオンラインで継続して行うので、単なるオフラインの販売という訳ではなく、ハイブリットな体制で販売をしています。このように、ベトナムで成功するには、オフラインとオンラインの両方でアプローチをかけていく必要があると思っています。</p>

## 「ベトナムといえば代引き決済」の意外な理由
### 根強く代引き決済のニーズが残っていることに何か理由はありますか？
<p>　代引きが主流と聞くと、クレジットカードが普及していないかな、と思う方も多いかと思いますが、ベトナムの<strong>デビットカードの保有率はとても高く</strong>、スーパーではデビットカードで支払う方が一般的です。<strong>配送も発送日から1日～2日で届く</strong>ので不安要素ではありません。ベトナムのECにおいて代引き決済のニーズが残っている理由は、マーチャンダイジングの部分、商品の欠品がないようにコントロールするという作業があまり得意でないということが原因です。例えば、口紅やアパレルといった色やサイズが様々ある商材の場合、Mサイズの赤を注文しても、欠品していると、次に入ったら送りますといった対応をされてしまいます。いつ入荷するかどうかも分からず、たとえ何週間後に届いても、もう欲しくないですよね。飲食店などでも同様で、注文したあとに「そのメニュー作れないよ」といったことを告げられることもあります。我々や他のベトナム進出されている日系企業様からすると起こりえない状況なのですが、ベトナムの消費者様側からするとECでのお買い物には届くかどうか分からないリスクがあり、結局届いてから払うスタイルの代引き決済が最も安心できる支払方法なのだと思います。</p>

## ベトナム向けの販売方法をLaunchCartを使って試行錯誤
### LaunchCartとの出会いについて教えてください。
<p><img loading="lazy" src="/uploads-archive/lc/2020/11/126436968_410275976775147_7416216397307512174_n-300x225.jpg" alt="" width="300" height="225" class="alignleft size-medium wp-image-5785" srcset="/uploads-archive/lc/2020/11/126436968_410275976775147_7416216397307512174_n-300x225.jpg 300w, /uploads-archive/lc/2020/11/126436968_410275976775147_7416216397307512174_n-1024x768.jpg 1024w, /uploads-archive/lc/2020/11/126436968_410275976775147_7416216397307512174_n-768x576.jpg 768w, /uploads-archive/lc/2020/11/126436968_410275976775147_7416216397307512174_n-600x450.jpg 600w, /uploads-archive/lc/2020/11/126436968_410275976775147_7416216397307512174_n.jpg 1294w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" /></p>
<p>　最初は、クライアント様がご利用されていたカートがLaunchCartでした。その時にLPのローカライズに関わらさせていただいて、LaunchCart上でベトナム人向けの購入フォームには住所の入力はしてもらわなくても良いだとか、商品の選択項目も減らそう、という風に、<strong>ベトナム向けには何が良いのか様々な試みを行いました。</strong>その時、カートなしでの販売も行ったのですが、LaunchCartがある方がCV率が圧倒的に高く出ました。理由はおそらく、LaunchCartが入っていた方が、メールフォームを実装しただけの簡単なものより「本物っぽいな」という安心感を与えることができるからだと思います。このようなベトナムにおける販売の基礎のようなものをLaunchCartを使って作らせていただきました。</p>

### その他のLaunchCartの良いところは何ですか？
<p>　レポート機能です。日本のクライアント様も毎日注文数や流入経路を確認されたいというご要望があったときに、別途レポート等を作成する必要もなく、LaunchCart上でタイムリーな情報をご確認いただけるのでとても便利です。ベトナム向けの販売の場合、電話で注文を受けて、住所を我々が入力しなくてはいけないケースも頻繁にあります。その際に、多くのツールを使って様々な情報を共有しているとミスも増える危険性があるため、一元化できていることはとても良いことです。今後ともメーカー様に「どうしたら良いですか？」とご質問をいただいたら、「皆様LaunchCartを使っていますよ」とオススメさせていただくつもりです。</p>

## 日本とベトナムの距離が近くなり、今のバンコクみたいに。
<p><img loading="lazy" src="/uploads-archive/lc/2020/11/126935611_1026456281198608_904620411009594267_n-300x225.jpg" alt="" width="350" height="225" class="alignright size-medium wp-image-5779" /></p>

### 今後の展望について教えてください。
<p>　日本からベトナムへの越境ECをもっとご支援していきたいというのもありますが、ベトナム国内で製造している商品をベトナムで販売する、といった事例も増えてくると思います。そのような企業様のご支援をしていきたいと思います。</p>
<p>　また、手に取れる形のある商材だけでなく、デジタル商材も今後ベトナムでのニーズが高まってくると思います。例えば、オンラインのクッキング教室や、プログラミングのレッスンなど。こういったデジタル上のサービスの集客を今まで培ってきた通販のノウハウとLaunchCartを組み合わせてできる新しい展開だと思っています。こういったチャンスをどんどん掴んでいきたいです。</p>

### ベトナム向けの越境EC検討中の方に一言！
<p>　在日ベトナム人の数は、在日中国人に次ぐ２位のボリュームまで成長してきています。私は、もっと日本とベトナムの距離が近くなって、今のバンコクみたいになれば良いなと思っています。もしベトナムに進出するかどうか検討しているのであれば、まずはビジネスで出張とかリモートでもよいので現地の人とやりとりして感覚つけるところから始めてみると良いのではないのでしょうか。日本で成功している企業様にとっては、ベトナムで小さい事業を始めることに意義を感じにくいと思うかもしれませんが、若いうちにベトナムに出張に行く機会があって、考え方が変わったという人材を抱えている企業様は、その人個人だけでなく会社にとっても大きな強みになると確信しています。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<h3>最後に・・</h3>
<p><img loading="lazy" src="/uploads-archive/lc/2020/11/51lJ6OH19L-188x300.jpg" alt="" width="188" height="300" class="alignleft size-medium wp-image-5776" srcset="/uploads-archive/lc/2020/11/51lJ6OH19L-188x300.jpg 188w, /uploads-archive/lc/2020/11/51lJ6OH19L.jpg 313w" sizes="(max-width: 188px) 100vw, 188px" /></p>
<p>&nbsp;</p>
<p>　今回お話しいただいた里吉氏は、Youtubeや書籍でもベトナム向けECについて情報発信をされています。ぜひご覧ください。</p>
<p><a href="https://www.amazon.co.jp/%E3%83%99%E3%83%88%E3%83%8A%E3%83%A0%E3%81%A7%E8%B5%B7%E6%A5%AD%E3%81%97%E3%81%9F%E7%94%B7-%E3%83%93%E3%82%B8%E3%83%8D%E3%82%B9%E3%82%82%E4%BA%BA%E7%94%9F%E3%82%82%E5%B9%B8%E3%81%9B%E3%81%AB%E3%81%99%E3%82%8B%E7%94%9F%E3%81%8D%E6%96%B9-%E9%87%8C%E5%90%89%E7%BE%8E%E4%BB%81-ebook/dp/B08L6BRRHF" rel="noopener noreferrer" target="_blank">電子書籍「ベトナムで起業した男：ビジネスも人生も幸せにする生き方」書籍購入はこちら</a></p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><iframe loading="lazy" width="700" height="393" src="https://www.youtube.com/embed/EOkH2qvrUZ0" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen></iframe></p>


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株式会社エスエイウェアハウス様

> 「ともに豊かに」をコンセプトに、心と身体を健やかにサポートする商品を提供されているさくらフォレスト株式会社。実はアジアの国々向けにも越境EC事業を行われており、日本のアジア向け越境EC事業のパイオニア的な存在です。今回は、さくらフォレスト社取締役、西尾和剛様と海外事業部の茂木龍二様に越境EC事業の面白さや、LaunchCartについてお話を伺いました。

### はじめに
<p>多くのアジア諸国に展開されているさくらフォレスト株式会社様。<br />
まずその全貌を解き明かすために、2020年11月時点で展開されている国を以下の表にまとめました。</p>
<div id="attachment_5689" style="width: 710px" class="wp-caption aligncenter"><img aria-describedby="caption-attachment-5689" loading="lazy" src="/uploads-archive/lc/2020/11/sakura-forest-map.png" alt="" width="898" height="940" class="size-full wp-image-5689" srcset="/uploads-archive/lc/2020/11/sakura-forest-map.png 898w, /uploads-archive/lc/2020/11/sakura-forest-map-287x300.png 287w, /uploads-archive/lc/2020/11/sakura-forest-map-768x804.png 768w, /uploads-archive/lc/2020/11/sakura-forest-map-600x628.png 600w" sizes="(max-width: 898px) 100vw, 898px" /><p id="caption-attachment-5689" class="wp-caption-text">※越境EC：在庫を日本など、配送先国以外の国に保管している<br />
※現地EC：在庫を配送先国に保管している<br /></p></div>

## 最初の商材は石鹸１つだけ。
<p><img loading="lazy" src="/uploads-archive/lc/2020/11/IMG_8968-300x225.jpg" alt="" width="300" height="225" class="alignleft size-medium wp-image-5700" srcset="/uploads-archive/lc/2020/11/IMG_8968-300x225.jpg 300w, /uploads-archive/lc/2020/11/IMG_8968-1024x768.jpg 1024w, /uploads-archive/lc/2020/11/IMG_8968-768x576.jpg 768w, /uploads-archive/lc/2020/11/IMG_8968-600x450.jpg 600w, /uploads-archive/lc/2020/11/IMG_8968.jpg 1200w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" /></p>

### まずはどちらの国から始めたのですか？
<p><span class="speaker" style="color: #3366ff;">西尾氏：</span>最初は、2015年に台湾から始めました。最初の商材は、石鹸１つだけでなかなか利益が出せずに苦労しました。2年ほど経ち、だんだんと台湾で認知度が高まってくると、Facebook広告を見た香港のお客様から「購入したい」というお問い合わせをいただいて、台湾から越境で商品を送り始めたのが香港を始めたきっかけです。当初は、台湾から香港へ越境で送るなんて誰もしていなかったので、香港の知り合いを頼って送付を手伝ってもらっていました。そのあと、ベトナム、シンガポール、韓国に進出して、現在はフィリピン、中国、インドネシアでテスト販売を行っている最中です。</p>

## 「広告」と「決済」と「配送」さえ揃えば通販できない国はない。
### こんなにも多くの国々に挑戦されるということは、リスクも考えられると思うのですが、そのチャレンジ精神はどこからくるのですか？
<p><span class="speaker" style="color: #3366ff;">西尾氏：</span>今から8年前くらいから海外展開を始めようと思って、東南アジアの国にまず行ってみました。そこで、当時の東南アジアの国々が、通販事業が成立するには配送の面でかなり難しいという事が分かりました。ですが、あらためて通販事業について試行錯誤する中で、一つ気付いたことがあります。通販の土台は、「広告」と「決済」と「配送」だと。この３つが揃えば通販ができるんだなと思いました。今では、アジアのどの国もこの3つは揃っています。なので、通販できない国はないため、チャレンジしやすいです。</p>
<p>　それと、僕は通販は市場だと思っています。つまり、人口何人に対して販売するのか、ということです。日本は1億人の市場ですが、東南アジアと中国を合わせると20億人以上の市場になります。20倍の場所で販売できると思ったら、ワクワクしませんか？それに、リスクといっても、通販の場合そこまで大きくありません。私が台湾で全く売れずに奮闘していた時期は赤字続きだったのですが、その後1年間で黒字化しました。何十万の赤字が、たった1年間で何千万の売り上げになるなんて、通販には夢がありますよね。</p>

### それぞれの国の商習慣や特徴への適応はどのようにされているのですか？
<p><img loading="lazy" src="/uploads-archive/lc/2020/11/IMG_8977-300x225.jpg" alt="" width="300" height="225" class="alignright size-medium wp-image-5702" srcset="/uploads-archive/lc/2020/11/IMG_8977-300x225.jpg 300w, /uploads-archive/lc/2020/11/IMG_8977-1024x768.jpg 1024w, /uploads-archive/lc/2020/11/IMG_8977-768x576.jpg 768w, /uploads-archive/lc/2020/11/IMG_8977-600x450.jpg 600w, /uploads-archive/lc/2020/11/IMG_8977.jpg 1200w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" /></p>
<p><span class="speaker" style="color: #339966;">茂木氏：</span>ベトナムと台湾は、事務所を借りてローカルの人を採用しているので、現地メンバーが中心となって考えてもらっています。日本の会社にも5か国（台湾・中国・インドネシア・ベトナム・韓国）のメンバーがいて、この海外メンバーが中心になって越境EC事業をやっているので、自然と現地向けに何が適切なのか分かるのだと思います。</p>
<p>　価格設定も、大体日本と同じ価格でというのは基本としてありますが、現地のメンバーが適正だと思う価格で販売しています。他にも、ベトナムでは定期でリピートをするという文化がまずない上、他の国に比べるとSMSの応答率も悪いので、現地のスタッフに電話してもらって受注するなど、かなり泥臭く頑張ってもらっています。シンガポールや台湾ではメールやSMSで対応できています。</p>

## 通販は、お客様との繋がりをどう作るかというところが肝。
### あえて越境ECではなく、現地ECにこだわる理由は何ですか？
<p><img loading="lazy" src="/uploads-archive/lc/2020/11/IMG_8975-300x225.jpg" alt="" width="300" height="225" class="alignright size-medium wp-image-5701" srcset="/uploads-archive/lc/2020/11/IMG_8975-300x225.jpg 300w, /uploads-archive/lc/2020/11/IMG_8975-1024x768.jpg 1024w, /uploads-archive/lc/2020/11/IMG_8975-768x576.jpg 768w, /uploads-archive/lc/2020/11/IMG_8975-600x450.jpg 600w, /uploads-archive/lc/2020/11/IMG_8975.jpg 1200w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" /></p>
<p><span class="speaker" style="color: #3366ff;">西尾氏：</span>日本から送っていても、海外の通販で日本人ができることなんてほんのわずかです。言葉もよく分からなければ、文化もよく知らない。現地ECにすると、現地の人を活かせるビジネスになります。それに、通販自体がお客様との繋がりをどう作るかというところが肝なので、そこはやはり現地の人の方が得意ですよね。現地に事務所があると、海外にたくさん知り合いが増えて、遊びに行けますし、良いことづくしなんですよ（笑）</p>

### LaunchCartのどのような点を気に入っていただけていますか？
<p><span class="speaker" style="color: #339966;">茂木氏：</span>LaunchCartはテスト販売をする際に常に使わせていただいています。どの国でも決済ができて、コーディングも簡単、顧客データも貯めることができて、ECを始める際にに必要なことがLaunchCartだけで全て完結することができる点が魅力的です。すぐに準備出来て、開始できるという部分も我々のマインドに合っていると思います。</p>

### モール展開の方が手軽だと思う方も多い中、なぜ、独自サイトでの展開を中心にされているのですか？
<p><span class="speaker" style="color: #3366ff;">西尾氏：</span>顧客が見えて、ちゃんと繋がりを持てるのが独自サイトですよね。その繋がりをどう活かしていくのかというのを考えていくのも、通販の醍醐味だと思っています。利益云々だけではなく、こういった通販の面白みを得られるのが独自サイトなので、モールでの展開はあまりしていません。</p>

## 目指せ10か国制覇！
<p><img loading="lazy" src="/uploads-archive/lc/2020/11/IMG_8979-300x225.jpg" alt="" width="300" height="225" class="alignleft size-medium wp-image-5703" srcset="/uploads-archive/lc/2020/11/IMG_8979-300x225.jpg 300w, /uploads-archive/lc/2020/11/IMG_8979-1024x768.jpg 1024w, /uploads-archive/lc/2020/11/IMG_8979-768x576.jpg 768w, /uploads-archive/lc/2020/11/IMG_8979-600x450.jpg 600w, /uploads-archive/lc/2020/11/IMG_8979.jpg 1200w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" /></p>
### 今後の展望を教えてください。
<p><span class="speaker" style="color: #3366ff;">西尾氏：</span>マレーシアに行って、10か国制覇してみたいですね。夢がありますね（笑）</p>
<p></br><br />
</br></p>

### アジア諸国への越境ECを考えている人にアドバイスをお願いします。

<p><span class="speaker" style="color: #339966;">茂木氏：</span>「気合と根性」だけですね。。（笑）</p>
<p><span class="speaker" style="color: #3366ff;">西尾氏：</span>目先の儲かる儲からないという話ではなくて、「なんで海外に行きたいの？」という原点をしっかりと自分の中に持っていた方が良いのではないですかね。僕が海外に楽しみを感じるのは、海外に遊びに行けたらとか、現地に仲間がいたらとか、市場が広がるからとか、自分の中にワクワクするものがあるから、それが原動力になっていると思います。</p>
<p>　それと、注文してくれたお客様の住所をGoogleMapで調べてみると、こんな人が買ってくれているんだ！というのが分かって、感謝の気持ちも持てるし、どんどん楽しくなると思いますよ。</p>


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さくらフォレスト株式会社様

<p>こちらは人工知能(AI)を研究するOpenAIという団体が2021年1月5日に自然言語処理と画像生成を組み合わせたAIとして「DALL・E(デリー)」という愛称で発表しました。<br />
同団体より開発された、人間の様に高精度な文章を生成することができる「GPT-3」のパラメータを使用し、それによって文章からイラストや写真といった画像を生成することが可能となりました。</p>
<p>ここで使用されている「GPT-3」とは1750億個のパラメータで動作し、いくつかのキーワードを与えると人間が書いたような文章を生成する。その為か、「この言語モデルは危険すぎる」や「新たなブレイクスルーだ」などの議論を生むほどのもので、実際に技術者のマヌエル・アラオス氏が投稿したGPT-3に関するブログを、実は人間ではなくGPT-3が書いたものであることが話題を呼びました。</p>
<p>その言語モデルでありGPT-3を使用した今回の「DALL・E」は学習と推論を経て見たことがないものを予測できる様な技術となっている。</p>
<p><a href="https://openai.com/blog/dall-e/">https://openai.com/blog/dall-e/</a></p>
<h3>画像生成例</h3>
<p>「ネオンサイン」「openAI」というキーワードを使う事によって下記の様な画像を生成した。</p>
<p>原文：a neon sign that reads &#8216;openai&#8217;.(openaiと読むネオンサイン)</p>
<p><img loading="lazy" class="aligncenter size-large wp-image-6085" src="/uploads-archive/lc/2021/01/b043e10fd7d10dbcef65ad59c05b4c0a-1024x702.png" alt="" width="1024" height="702" srcset="/uploads-archive/lc/2021/01/b043e10fd7d10dbcef65ad59c05b4c0a-1024x702.png 1024w, /uploads-archive/lc/2021/01/b043e10fd7d10dbcef65ad59c05b4c0a-300x206.png 300w, /uploads-archive/lc/2021/01/b043e10fd7d10dbcef65ad59c05b4c0a-768x526.png 768w, /uploads-archive/lc/2021/01/b043e10fd7d10dbcef65ad59c05b4c0a-600x411.png 600w, /uploads-archive/lc/2021/01/b043e10fd7d10dbcef65ad59c05b4c0a.png 1278w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></p>
<p>「OpenAI」というネオンサインは現実には存在せず、すべてAIが文章をレンダリングし、作り上げています。</p>
<p>しかし、求められる文字列が長いほど画像生成の成功率は低くなる様です。</p>
<p>その他にもプロダクトデザイン、街の背景や手書きの様なスケッチも生成することが可能となっている。</p>
<p><img loading="lazy" class="aligncenter size-full wp-image-6089" src="/uploads-archive/lc/2021/01/28d8b388e1fe0cd702a462e0939813c1.png" alt="" width="769" height="815" srcset="/uploads-archive/lc/2021/01/28d8b388e1fe0cd702a462e0939813c1.png 769w, /uploads-archive/lc/2021/01/28d8b388e1fe0cd702a462e0939813c1-283x300.png 283w, /uploads-archive/lc/2021/01/28d8b388e1fe0cd702a462e0939813c1-600x636.png 600w" sizes="(max-width: 769px) 100vw, 769px" /></p>
<p>この様に文章で画像を生成する技術が進歩する事によって起こる社会的影響も多く、特定の業種やサービスにとって将来的に与える影響は重要なものと考えられる。</p>
<p>また、これら社会的影響に関してはopenAIは認識しており、この技術が示唆する長期的な倫理的課題などの社会的課題とどのように関連しているかを分析する予定との事でした。</p>


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