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サーバー監視ツールの導入

サーバー監視ツールの導入

目的

サーバーの監視

サーバーの各種設定やアプリケーションの不具合などで
予期しない挙動(フリーズ、シャットダウン等)が発生することがあります。

予期しないとは言え、常時監視は物理的に無理。
そんなときのためにサーバーを監視し、自動検出・報告・復帰してくれるツールの手順と具体例を記します。

監視ツール自体は多種ありますが
今回はUI・機能ともに充実している Zabbix を使用してます。

準備

Zabbixのインストール

Zabbixにも幾つか種類があります。
現在は3.0.xというバージョンが色々と優れているのですが
既存のシステム(PHPのバージョン)との互換性のため2.4.xを入れます

・監視サーバー及びデータベースをインストール
・監視エージェントのインストール

後者は監視したい各サーバーに必ず必要なもの。
前者は各サーバーから情報を収集して貯蓄する管理サーバーに必要なものです。

Zabbixインストール手順

Zabbixをインストールするための参照元を登録

※ CentOS 6.x系を前提

関連する各種機能のインストール

zabbixのyumリポジトリの無効化
/etc/yum.repos.d/zabbix.repo 内の enabled=1 を 0 へ置き換え

Zabbix用のデータベース作成

Zabbix用のDB設定を反映

※ “2.4.2”部分はその時の最新版のバージョンによって変動

/etc/zabbix/zabbix_server.conf の “DBPassword=” 部分をコメントイン、設定したパスワードを記述

Zabbixサーバー起動

Apacheも再起動

ブラウザでインストールしたサーバー /zabbix で以下の表示が出来ていれば完了。
スクリーンショット 2016-09-06 16.48.28

その後のインストール画面
スクリーンショット 2016-09-06 16.48.51
各種インストールするためのステータス結果表示

スクリーンショット 2016-09-06 16.49.30
データベースへの接続設定 (前述の設定をそのまま記入)

スクリーンショット 2016-09-06 16.49.56
そのまま「次へ」

スクリーンショット 2016-09-06 16.50.00
確認画面

スクリーンショット 2016-09-06 16.50.08
OKと表示されていれば無事インストール完了

スクリーンショット 2016-09-06 16.50.34
admin / zabbix 初期ID・パスワードで管理画面へログイン

Zabbix管理画面

初期状態では
admin / zabbix
で管理者としてログイン可能。

その後設定画面で任意に変更可能です。言語切替も。

わざと負荷をかけてみた直後のダッシュボードのキャプチャ
スクリーンショット 2016-09-06 17.06.09

ホストステータスのリンクから状態一覧をみた画面
スクリーンショット 2016-09-06 17.04.37

今回は監視する側、される側が同じサーバーを入れたため
リアルタイムでの検知と復帰は確認出来ませんでした。

3回ほどApacheのABテストで負荷かけた時のグラフ
スクリーンショット 2016-09-06 17.42.02

Zabbixサーバーとエージェントを分けてあげれば解決します。

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著者近影

スターフィールド編集部

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