フロントエンドの人間が黒い画面(Macのターミナル)を使ってみて思ったこと
僕らのような人間に、黒い画面といえば伝わるかと思うんですが、
エンジニアの方々が使う「あの黒い画面」には少々抵抗があったりします。
こんな記事もあります。
Webデザイナーの為の「本当は怖くない」“黒い画面”入門 Part.01 – FJORD,LLC(合同会社フィヨルド)
自分自身も抵抗があり、必要最低限の時しか使用していませんでしたが、
少し前からバックエンドも勉強もしているため、「黒い画面」の使用が増えています。
今回は、その「黒い画面」でファイルを検索した時の話になります。
発端は弊社Webサイトがサイバー攻撃的なものを受けたことです。
その原因を探るべく、DEMOのファイルに変なファイルが入ってないかを確認する必要がありました。
なんだかんだ続けて来ていたので、けっこうな量のファイルがあったので、
Finder上では骨が折れるので、「黒い画面」で検索をかけました。
ものすごく便利ですね!
なぜ今まで使って来なかったのか、知ろうとしなかったのか…
もっと前にこれを知っていたら…という気持ちにさいなまれました。
そんなこんなでその時、使用したコマンドを簡単に紹介していきます。
もうおわかりかと思いますが、初心者向けになります。
まずは移動から
1 2 3 4 5 6 7 8 | //ディレクトリ移動 $ cd //ディレクトリにあるファイル/フォルダを表示 $ ls //権限、作成者等も表示する場合 $ ls -la |
ファイル検索
検索は以下のコマンドになります。
1 | find |
phpファイルを検索
1 | $ find ./ -type f -name "*.php" |
「./」が現在のディレクトリ以下
「-type f」がファイルのみを対象(ディレクトリの場合はd)
「-name “*.php”」は.phpという文字列があるファイル
ということになり、現在のディレクトリ以下のphpのファイルを検索します。
特定文字列を含むファイルの検索
1 2 3 4 5 | //ファイル名と記述されている箇所を表示 $ find ./ -type f -name "*.js" | xargs grep "xxxxx" //ファイル名だけ表示 $ find ./ -type f -name "*.js" | xargs grep -l "xxxxx" |
こんな感じで検索をしていたら、おかしなphpファイルがすごい見つかりました….
ついでに、他にはどういった検索が出来るんだろうと調べたことを書いていきます。
権限が777のデータを検索
1 | $ find ./ -perm 777 |
ファイルやディレクトリの容量がないものを検索する
1 | $ find ./ -empty |
ファイルの容量を指定し検索する
1 2 3 4 5 | $ find ./ -size //例:1MB以上のデータ $ find ./ -size +1000k //※kはキロバイト、cはバイト |
更新されたデータを探す
・1週間前から今日までで変更されたデータを検索
1 | $ find ./ -mtime -7 |
・1週間前から今日までで変更されたhtmlファイルを検索
1 | $ find ./ -type f -name "*.html" -mtime -7 |
※-daystartを入れると0時を基準とします
1 | $ find ./ -daystart -mtime -7 |
・12時間以内に変更されたデータを検索
1 2 3 4 | $ find ./ -mmin -720 //こうすると12時間よりも前に変更されたデータを検索 $ find ./ -mmin +720 |
この更新されたファイルを探すのは、
今はgitがあるからあんまり必要ありませんが、
何年か前のプロジェクトではどのファイルが更新されたのかをチェックしなきゃいけない時があったので
その時にすごい使えたなぁと思いました。
本当にもっと早くやるべきでした。
参考ブログ
以下参考にさせていただきました。
ありがとございました。
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スターフィールド編集部
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