2018/07/11
ポスト独身の日? 「京東618」とは
日本のEC事業者の中では既に一般的になりつつある独身の日だが、今あらたな別イベントが注目されている。
それが「京東618」だ。
これは京東集団が1998年6月18日に設立されたため、それを記念したセールで618セールと訳されることもある。
独身の日が注目されがちだが京東618は今年で15回目と伝統あるセールで、毎年6月1日〜18日に開催されている。
規模としては、年々拡大しているのだが今年は過去最大となり、取引額の合計は1,592億元(約2.7兆円)となった。
2017年独身の日のアリババ系の取引額が1,682億元(約2.85兆円)なので、約95%にまで迫る規模だ。
ここまでくると、今後は中国2大セールイベントとして対策を考える必要がありそうだ。
ちなみに具体的な取引額の発表は無いそうだが、アリババ系も対抗して618セールを開催しており、京東の開催期間が6月1日〜18日なのに対しアリババ系は6月1日〜20日となっている。
話が広がるが、京東は2017年独身の日では1,271億元もの取引があり、これはアリババの76%となりこちらもも好調だ。
2017年の中国内のECシェアはアリババが53%となっており、2012年からほぼ変わっていないのに対し、
京東は22%→33%とシェアを伸ばしている。
京東とアリババの最大の違いは、京東は自前主義であること。
京東は仕入れから配送、顧客サポートまで自社グループで展開している。
特に配送に対する評判は高いらしく、618も90%以上の注文が24時間以内に受け取れたという。
(以下はアリババ系の独身の日の例)
更に自前であることか配送の自動化、カスタマーサポートのAI化もいち早く進んでいるということだ。
いろいろな面で京東の動きが活発化しているようなので、引き続き注目する必要がありそうだ。
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HOSHINO
ECのことを中心に書きたいと思います。 ネタが無いときはプログラムやデザインのことも書きます。
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