STERFIELD

2018/12/12

バックパッカーしてきました

バックパッカーしてきました

今年は学生である最後の年ということで、世界をもっと広げようと、

オーストラリア、シンガポール、インド、ヴェトナム、カンボジア、ラオス、タイとアジアを中心に7ヶ国巡ってきました。

各国それぞれ目を見張る建築物や風景、日本には無い味の食べ物など異文化に触れることも勿論刺激的で貴重な体験でしたが、僕がバックパッカーして一番良かったと感じれたのは様々なバックグラウンドで育った「人」に出会えたことです。

フィリピンとエストニアの起業家から、薬漬けのパリジェンヌや元ソマリアの海賊のの青年だったり様々な方との出会うことができました。

シェアしたい沢山の写真の中からいくつか厳選して紹介したいと思います。

Sartin, 23,  India

現地旅行代理店で予約したはずの鉄道の座席だが、当時ディワリというヒンドゥー教一番のお祭りが開催されていたため、電車はガンジス河へ向かう現地の方々でパンパンになっており指定された席に乗ることができませんでした。駅員を説得しても聞く耳を持たなかったが、どうしてもその電車に乗って向かわなければ行けなかったため、こっそり一等席に侵入しなんとか乗車成功しました。しかし、電車が途中で故障し7時間の遅延し。あとどのくらいで着くのか?尋ねたのが彼でした。世界の超一流企業にエンジニアとして勤めている23歳のサーチン。話が弾んでインドの格差やカースト制度について話を聞いてみると、彼も貧困家庭に生まれた一人で、勉強したくても文房具を買ってもらうことができなかったそうです。しかし、彼はカーストを乗り越えるために木を切って断面を炭で黒く塗り、貝殻や石などを鉛筆代わりとして使い必死に勉強して、政府から奨学生に選ばれ学位をとるまでの全ての教育課程を無償で受け今に至ったといいます。今月、日系大手機械メーカーへ研修のため来日予定です。

日本では考えられない学習環境や逆転劇は勿論の事、将来大人になったら世界のこういった人たちと競い合っていくのかと少し怖くなったのを覚えています。

グローバル化とはこういう事でもあるのだなと実感させられました。

 

Meng Korng, 17, Cambodia

前日にプノンペンでポルポト政権によって支配された小学校だった収容所S21トゥルースレーンを見てきました。S21国立博物館に入ると雰囲気ががらんと変わり、同じ世界で実際に起こった事とは信じられなく背筋を凍らせながら、ただただ見つめるだけであったのを覚えてます。

彼らは世界遺産のアンコールワットで有名なシュムリアップのゲストハウスであった首都プノンペンから勉強の気晴らしに観光に来ていた高校生。

友達になったエチオピア人とドイツ人と一緒にナイトマーケットを散策し終え、ゲストハウスに戻り晩酌を共にしいざ寝ようとした時、彼らから「一緒に飲もうよ」と声をかけてくれたました。当時、ちょうど本田圭佑がカンボジア代表監督に就任した後だったので日本に大変興味があったのだという。高校生ながら大きなクーラーボックスにガンガンに詰めた缶ビールをご馳走してくれました。勉強のストレスが酷いからという理由でタバコも吸っていた。彼らとは将来の夢や交際している彼女の話をして盛り上がった。みんな親に大変感謝しているようで、将来親を楽させるために医者や弁護士になると語ってくれました。

後々聞くと、黒人と白人は怖かったので僕を誘ってくれたといいます。

ポルポト政権という暗い過去を持ち、貧困ながらも明るい未来に向かって努力をしている若者達、大人たちが次世代の子供たちを大切に温かく見守っている姿には心を打たれました。

 

Laos

カンボジアのシュムリアップからラオスのビエンチャンに行く途中の乗り換え地で夕食がてらに立ち寄った飲食店?ラオスのダムが崩壊して沢山の人々が亡くなられた直後でした。その事故か裕福なアジア人が嫌いなのかわからなかったですが、双子の彼女達に恨みのこもった視線で見られ対応されたのはなかなか悲しかったです。

夜遅くまでお母さんの手伝いをされている姿、しかし楽しそうに親子が話している光景にとても心が温まりました。

 

Thailand, Bangkok,

最後に紹介させてもらう写真は元小学校教師の昭さんです。引退して長年の夢だったバックパッカーを叶えられたそうです。人生経験の多い彼が海外の視点を持ち教えてくれたのは「日本は豊かになりすぎた」とのことです。

「今後日本は間違いなく衰退するが、大事なのは人それぞれの幸せを見つけることだ」とおっしゃっていました。

 

まとめ

海外に足を運ぶたびに常に人の心を大きく動かすのは「人」だといつも気づかされます。

四月から正式に入社して、今後沢山の方々とお会いするのがとても楽しみです。

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スターフィールド編集部

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