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2019/04/10

新世代無線LAN規格「Wi-Fi 6」

新世代無線LAN規格「Wi-Fi 6」

新世代無線LAN規格「Wi-Fi 6」について

Wi-Fi 6とはなにか

WI-Fi 6は、Wi-Fiの新たな規格として、現在標準化作業が進められている次世代の標準Wi-Fi規格である。まだ対応したデバイスがほとんど出ていないため、現時点では使用できないが、1年後には確実に話題になるであろう規格である。

 

過去のWi-Fi規格との比較

Wi-Fi規格IEEE規格の正式名称開始時期
Wi-Fi 4IEEE 802.11n2009
Wi-Fi 5IEEE 802.11ac2014
Wi-Fi 6IEEE 802.11ax2019(だといいな)
*IEEEとは、アメリカの電気電子の学会。米国電気電子学会、または米国電気電子技術者学会と表記される。

 

理論上での最大通信速度

 Wi-Fi4   300Mbps

  ⬇︎ 23倍

 Wi-Fi5   6.9Gbps

  ⬇︎ 1.4倍

 Wi-Fi6   9.6Gbps

 

実行スループットの一般的な上限値

 Wi-Fi4   150Mbps

  ⬇︎ 5.3倍

 Wi-Fi5   800Mbps

  ⬇︎ 最低でも1.25倍

 Wi-Fi6   1Gbps ~

これまでの規格に比べても、格段に早いことがわかる。また、速度以外でも

  • 容量の向上
  • 省エネ性の工場
  • マルチユーザーでの使用の安定性向上

が見込まれている。

 

周波数帯について

Wi-Fiの周波数は、主に2.4GHzと5GHzの二種類がある。

2.4GHzの特徴

 [メリット]

  • 障害物に強い
  • 安価

 [デメリット]

  • 電波同士が干渉しやすい

5GHzの特徴

 [メリット]

  • 2.4GHzに比べて通信速度が速い
  • 電波の干渉を受けにくい

 [デメリット]

  • 障害物に弱い

 

さいごに

大量のデータをインターネットで扱うことが多くなってきた中で、安定して速い通信電波がこれから使えることに期待している。

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著者近影

M.NIWAYA

なんとなく入った学校で、ITの知識を叩き込まれる。 エンジニアをしたり、カスタマーサクセスをしたり、マーケを楽しんだり。美味しいものと洋服を愛してます。

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