2020/08/20
【書評】カスタマーサクセス とは何か
顧客にプロダクトの価値を理解してもらい、価値を出してもらう
物を所有する時代から体験の時代に変化してきた。
コト消費の時代を生き抜くには、カスタマーサクセス の考え方が重要である。
サブスクモデルからリテンションモデルへ
サブスク:月額制
リテンション:それなしでは生きていけないという中毒レベル
リテンションモデルの定義
- 利用者が日常的・継続的に成果に対して対価を払っている
- 利用者がいつでも利用を止める選択権を持ち、かつ初期費用が非常に少ないこと
- プロダクトが常に最新状態に更新・最適化され続けること
- 利用者が、自分にとって嬉しい成果を得られるならば、自らの個人データをプロバイダーが取得することを許すこと
デジタル技術革新によるパラダイムシフト
- モノ消費→コト消費(体験や成果)
- 供給者→利用者
- 最低限「利用できる」→選ばれ続けるためには「中毒になるレベル」
- 高額・多数の単発取引→少額・親密な継続取引
→ 顧客維持に投資すべき
カスタマーサクセス とは
「購入が関係の始まり」の精神で
- より良い関係作りでLTVの最大化すること
- 顧客のこうなりたいを実現するための提案をしていくこと
カスタマーサクセスの5つの成功要因
- LTVの最大化
- 買ってもらってからが勝負
- 手放せないプロダクト
- データからカスタマーの未来を作る
- スケーラビリティ構築力
つまり、
顧客との継続取引、細く長く(買ってもらってから、いかに継続してもらうか)
なくてはならない価値の提供
常に進化させていく
いかに顧客を理解するか そのためのデータ→集計、分析、対策
属人的でなく、組織で顧客と一体となって、成功を作っていく
まとめ
顧客の求めているものを把握し、求めているときに提供する
時には、一緒に問題点を定義し、解決していく
そのための顧客管理をする
その上、顧客にプロダクトの価値を出してもらう
これが顧客成功(カスタマーサクセス)である。
Author Profile
M.NIWAYA
なんとなく入った学校で、ITの知識を叩き込まれる。 エンジニアをしたり、カスタマーサクセスをしたり、マーケを楽しんだり。美味しいものと洋服を愛してます。
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