注目のキーワード BMI(Brain-machine Interface)
今後注目のキーワードで、我々IT・EC業界においても知っておく必要がある技術
BMI(Brain-machine Interface)の動きが活発化してきたそうなので、メモ。
世界各国の動向
アメリカ
2013年4月 – BRAINイニシアチブを発表
アポロ計画に匹敵する米国の偉大なプロジェクトになる
EU
2013年から10年間で12億ユーロを投資し、
脳の情報処理メカニズムを解明。
(日経新聞より)
日本企業の動向
HONDA
http://world.honda.com/news/2009/c090331Brain-Machine-Interface-Technology/
人が考えることでASIMOが動くという取り組み。
島津製作所
http://www.shimadzu.co.jp/news/press/miq5fd0000001ee3.html
国際電気通信基礎技術研究所、NTT、島津製作所、積水ハウス、慶應大学が共同で
BMIを生活環境で利用できることを明らかに。
今後について
現状では脳からの情報の受信機と、それを解読する解読機が必要となり、
それぞれ最初は高価なものとなるだろうから、まずは医療・介護での導入が先行すると思う。
その後価格が下がれば一般消費者向けの家電や車にも搭載されていき
インターネットの新しい操作手段にもなっていくだろう。
そうなると、端末に受信機と解読機(もしくはサーバーに送るだけ)がプリインストールされるわけだが
セキュリティはどうなるのかと疑問に思う。
脳からの情報だけで個人を特定できるのだろうか?
そうしないと暗号化されていない個人情報が錯綜する世の中になってしまう…
その辺も含めて、今後どのような動きをしていくか注目して行きたい。
2013年は3Dプリンタ元年だが、2014年はBMI元年になりそうだ
追記
脳波をパスワードにするシステムが開発されたらしい。
http://www.gizmodo.jp/2013/04/post_12131.html
99%以上の確率で認証が可能とのことなので、ログイン的な個人認証はこの技術で対応できそうだ。
あとは通信の暗号化まで発展させられればすばらしい。
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HOSHINO
ECのことを中心に書きたいと思います。 ネタが無いときはプログラムやデザインのことも書きます。
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