BQ~次代を生き抜く新しい能力~
クレディセゾン社長の本。
新しい概念として、BQ(Business Quotient)ビジネス感度を提唱する。このような本の類は、ドラッカーしかりダニエル・ピンク氏のモチベーション3.0しかり、成長が約束された高度成長期時代からの変化に対応するための手段として、体得しておきたい内容です。
以下抜粋
- BQ(ビジネス感度)=IQ(知性)×EQ(理性・人間性)×SQ(感性)
- 知識→(経験)→知恵→(行動)→富
- 構造変革期に入り、熾烈な椅子取りゲームに入っている。
- 市場が拡大する前提の上での終身雇用、昇給、年功序列は終わった。
- 熾烈な椅子取りゲームを勝ち残る人材として、BQが必要である。
- ものづくり中心だった高度成長期はIQが活躍
- 安定成長期はEQの高い人が組織で出世
- これからの時代はSQが一番重要!
- 開局に携わったJ-WAVEでは、音楽を流し続けるという新しスタイルを提案
- クレディセゾンに転籍後は、サインレスや永久不滅ポイントなど各種イノベーションを牽引
- BQはトレーニング次第で向上する
- 工業化社会→情報知識社会→知的感性社会
- 当時社長を務めていた堤清二さんの感性にしたがうネーミングに強い影響
- BQの高さはジョブズ>松下幸之助。感性が必要とされる社会ではなかった。しかし、高いEQを持っていた。
- だらだら残業はBQの敵。
- 感情と感性を混同しない。感性がうずかないのならば、落ち着いて論理的に判断をすること
- 欠点は直さず、長所を伸ばせ
- A=cs2 Ability=能力は、Concertration=集中したSecond=秒の2乗に比例する
- 感性を磨くためには、まず芸術への接触頻度そして、仕事から遠いところにある経験や知識
- リーダーシップを状況に合わせて使い分けろ。ビジョン型、コーチ型、リレーション型、パートナー型、ペースセッター型、パワー型
- 成功体験は生ゴミと同じ
まとめ
時代が変わったということは常々感じていたが、感性という観点は非常に斬新であった。特に、感性を磨くための、芸術への接触と仕事から遠いところにある経験や知識というところは意識していきたいと思います。しかしながら、仕事から遠いことをしていても、この施設はどのように運営をしているのだろう?このお店は、なぜ人が入っているのか?などなど、四六時中ビジネスにつながることを考えてしまうんですけどね。
Author Profile
YUJI MEZAKI(代表取締役副社長)
代表取締役副社長をやっています。 越境ECとWebマーケの営業担当しています。 なんでもカリカリにチューニングして生産性あげるのが好きで勉強したビジネスフレームワークの記事多め。 趣味はPC自作で会社のWindowsデスクトップはほぼ自分が組みました。 1985年生/2008年早大卒/
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